ご無沙汰しております。
この度、Java Silver SE17に正答率81%で合格しました。合格までにやったことを赤裸々にお話ししようと思います。
Java Silverに関する情報は比較的少なく、私自身かなり不安な気持ちで受験したので、同じような方の少しでも参考になれば幸いです。
自己紹介
- 4月から自社開発エンジニアとして働いています
- 学生時代はホームページ制作会社で、主にHTML・CSS・JavaScriptを使ったサイト制作のアルバイトをしていました
- Java経験は入社後2ヶ月のJava研修のみで、実務は未経験の状態で受験しました
勉強期間・勉強時間
- 期間:約2ヶ月
- 平日:就業後に毎日3時間ほど
- 週末:1日平均2時間ほど
使用した教材
黒本
徹底攻略Java SE 17 Silver問題集[1Z0-825]対応
紫本
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 17(試験番号1Z0-825)
Udemy
【黒本著者による実演解説Java Silver】1Z0-825-JPN Java SE 17 試験対応
周回数
| 教材 | 周回数 |
|---|---|
| Udemy | 3周 |
| 黒本 | 5周 |
| 紫本 | 1周 |
勉強の進め方
私は2ヶ月のJava研修を受けていたので、基本的な考え方は理解した上で学習を始めました。
完全に0から始める方は、こちらのJavaの基本解説動画を軽く一周してから、テキストに入るのがおすすめです。
1. まず黒本を解く
基礎を一周したら、黒本に入りましょう。
ぶっちゃけ、最初は分からない問題が9割くらいだと思います。ボロボロでも構わないので、まず一回解いてみてください。
その後は答え合わせをしながら、解説をじっくり読み込みます。
2. 解説はUdemyで補う
ここで役立つのがUdemyです。
黒本の問題に沿って解説してくれる動画で、サンプルコードを実際に動かしながら説明してくれます。
正直、黒本の解説は長くて読みづらく、頭に入ってきづらいと感じました。
その点、動画なら視覚だけでなく聴覚も使えますし、人が要点をまとめて説明してくれるので、知識が定着しやすかったです。
この流れで一周します。
3. 小問題ばかり回さず、模擬試験を回す
黒本を解くときに注意してほしいのが、単元ごとの小問題ばかり回さないことです。
基本的には模擬試験を中心に回してください。本番では、模擬試験のような問題がたくさん出題されます。
小問題はコード量が少なく、脳のリソースをあまり使わないので、基本の定着には向いています。ただ、本番と同じ負荷はかかりにくいです。
4. 反射で答えず、「他の選択肢がなぜダメか」まで説明できるようにする
何周かすると、問題と答えを覚えてきます。
ただ、そうなると「見た瞬間に反射で答えてしまう」状態になりがちで、理解できているのか、ただ覚えているだけなのか分からなくなります。
そこで、正解の理由だけでなく、他の選択肢がなぜ不正解なのかまで説明できるようにしておくのがおすすめです。
本番では、黒本と少し形を変えた問題が出ます。選択肢ごとに「なぜ違うか」を押さえておけば、答えを丸暗記していなくても対応できます。
5. 苦手なポイントはNotionにまとめる
問題を解き進めていくと、何度解いても間違えてしまう分野や、なんとなくで答えてしまっているポイントが見えてきます。
そういった苦手なポイントは、Notionにまとめるようにしていました。
苦手なところが1か所にまとまっていると、テキストや問題集のあちこちを探し回らなくて済みます。空いた時間にさっと見返せるので、復習の効率が上がります。
まとめたページは、試験前に見返す資料としても使えます。
自分だけの「苦手ポイント集」を作っていくイメージです。周回を重ねるうちに、そのページが少しずつ育っていきます。
6. 紫本は不要かも
今回私は紫本も購入しましたが、黒本だけで十分だと思います。
一応一周しましたが、本番の問題よりかなり難しく、ただ焦るだけでした。
紫本の問題は、最終的にも正答率が70%前後とぎりぎりでしたが、それでも本番は合格できました。
本番では、黒本の類似問題に加えて、やや難しい問題が数問出題されます。
黒本の知識を定着させるだけで、合格点には必ず届くと思います。
目安としては、黒本の問題の意図をすべて解説できる状態で、模擬試験で9割とれるようにしておくと、確実に合格できるレベルだと思います。
ポイント:紙ではなくCBT形式で解く
勉強法でひとつポイントを挙げるなら、テキストを紙媒体で勉強しないことです。
本番と同じ「画面で解く形式」に、普段から慣れておくためです。
そもそもCBT方式とは?
CBTは「Computer Based Testing」の略で、パソコンの画面で問題を読み、マウスで答えを選ぶ試験形式です。
Java Silverの本番も、この形式で行われます。
- 問題とコードは画面に表示されます
- 答えはマウスで選びます
- 見返したい問題には、マークをつけておけます
紙の問題集との違い
紙の問題集だと、コードに直接線を引いたり、書き込んだりしながら解けます。ページをめくって前の問題に戻るのも簡単です。
一方、本番は画面上のコードを読んで、メモは別にとる形になります。この違いに慣れていないと、本番で解きにくく感じやすくなります。
AIにCBT形式のHTMLを作ってもらう
そこで、テキストを購入したらClaudeなどのAIに渡して、CBT方式のHTMLにしてもらってください。そうすれば、本番と同じ条件で練習できます。
頼み方の例です。
渡した問題集の問題を、1問ずつ画面に表示して、選択肢をクリックして答えられるCBT形式のHTMLにしてください。
あとから見返したい問題にマークをつける機能もつけてください。
間違えた問題だけの問題集も作る
このとき、間違えた問題だけを集めた問題集を生成できるように、HTMLを組んでもらうのがおすすめです。
たとえば次のように頼みます。
解答中に間違えた問題を記録しておき、あとからその問題だけを出題できる機能をつけてください。
こうすると、苦手な問題だけを繰り返し解けて、周回の効率が上がります。
書籍の内容をHTML化したものは、あくまで自分の学習用にとどめ、公開・配布はしないようにしましょう。
本番での心構え
私はテストセンターで受験しました。
受験会場にもよると思いますが、私の会場は自習室のような雰囲気で、消せないホワイトボードとペン、防音用のヘッドフォンが支給されました。
頭が真っ白になったら、main()メソッドからトレースする
試験が始まった瞬間、緊張で頭が真っ白になりました。
そんなときは、冷静にmain()メソッドから処理の流れを頭の中でトレースすることで、思考の停止を抑えられました。
頭が真っ白になったら、main()メソッドから着実に追うことを意識してみてください。
選択肢にコンパイルエラーがあったら、ソース全体をざっと読む
選択肢に「コンパイルエラーになる」があったら、まずソース全体をざっと読みます。
見る観点は、たとえば次のようなものです。
- オーバーライドで、アクセス修飾子を狭めていないか
-
staticメソッドから、インスタンスメンバにアクセスしていないか - トップレベルのクラスに
protectedやprivateをつけていないか
黒本の模擬試験を周回すると、コンパイルエラーになるパターンがつかめてきます。そうすると、当たりをつけられるようになります。
長くて時間がかかりそうな問題は、マークして次へ
試験は、1問あたり平均1分半で解いていく必要があります。
長い問題に時間を取られすぎると、最後に時間が足りなくなります。
すぐに答えられる問題も少なくありません。時間がかかりそうな問題は、マークをつけて迷わず次に進みましょう。
消去法を使う
本番では消去法がかなり有効でした。コードを全部読まなくても、途中までの出力で答えが分かる問題がいくつかありました。
たとえば、次のようなコードがあったとします。(自作のサンプルです)
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int x = 1;
x++;
System.out.print("a" + x + " ");
x++;
System.out.print("b" + x + " ");
x *= 2;
System.out.print("c" + x + " ");
x++;
System.out.print("d" + x);
}
}
選択肢は次のとおりです。
- A.
a1 b2 c4 d5 - B.
a2 b3 c6 d7 - C.
a2 b4 c8 d9 - D.
a1 b3 c6 d7 - E. コンパイルエラーになる
この問題は、最後まで計算しなくても答えが決まります。
- 1つ目の出力まで追うと
a2です。a1で始まるAとDが消えます。 - 2つ目の出力まで追うと
b3です。b4のCも消えます。 - ざっと見てコンパイルエラーになる箇所もないので、Eも消えます。
残るのはBだけなので、cとdの行は計算しなくても答えられます。
すべての問題で使えるわけではありませんが、選択肢の先頭部分を見比べて、出力の最初の数個だけ追うだけで絞れる問題は意外とありました。
おわりに
受験費は48,000円と高額で、絶対に一回で通りたい試験です。 変にいろいろなサイトやテキストに手を出さず、愚直に黒本を回せば、必ず合格できると思います。
皆さんの合格を祈っております。