AI社員、誕生。「BTCグリッド取引ダッシュボードv2.0」を開発した話
- この記事では、私の “AI社員” を紹介します
- 無人で、24時間、勝手にお金を稼ごうとしてくれる社員
- AI社員から教わった一番大切なことは、お金稼ぎじゃなく感動したこと
1. 最初は「BTCグリッド取引 v1.0」を作った話
- 仮想通貨ビットコイン(BTC)を自動取引するアプリを作った
- Claude code を使って、要件定義と基本設計をドキュメント化した
- 取引ロジックは、値動きのグリッド幅を決めて、下降トレンドで買い/上昇トレンドで売る
- 1個の python コードを、8個のcronタスクとして登録。一定間隔の時刻にそれぞれ実行
- 売買ロジックと取引パラメータは、取引実績を眺めつつ手作業チューニング
- 初期資産は 118,000円からスタート
# スロット1(0分・5分・10分…)
*/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 1
# スロット2(2分ずらし)
2-59/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 2
# スロット3(4分ずらし)
4-59/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 3
# スロット4(1分ずらし)
1-59/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 4
# スロット5(3分ずらし)
3-59/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 5
# スロット6(0分・5分・10分…)
*/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 6
# スロット7(2分ずらし)
2-59/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 7
# スロット8(4分ずらし)
4-59/5 * * * * /usr/bin/python3 /home/kano/python/grid_bot.py --slot 8
2. 自動取引を3ヶ月運用して気づいた衝撃の事実
- 実際に8つのcronが勝手に取引をしている(8人の小人が働いている🏃♀️🏃♀️🏃♀️🏃♀️)
- 毎日ダッシュボードを見ながら、「お、また約定した」「+3円の利益!」とニヤリ😀
- 3ヶ月運用する中で、ある日のシミュレーションログを見返していて、ゾワリ😨
グリッド幅3,000円: 取引2回・総利益 +6.0円 → しかし、BTCのレート変動による損益は +116.57円
- 売買で稼いだ利益(+3円〜+10円)より、「持っているBTCの評価額が動いた分(+114円〜+119円)」の方が、10倍以上も総資産への影響が大きかった
- つまり、「頑張って考えたロジックで稼いだ利益」より、「ただBTCを持っていただけで相場が動いた分」の方が資産影響は大きい
「自動売買ロジック」を一生懸命作って、8個のcronタスクが必死に売り買いを繰り返して稼いだ数十円は、BTC相場が少し動くだけで軽く吹き飛ぶ程度の誤差だった
3. IBM Bob ハッカソンで教えてくれたこと
ぜんぜん話は違うが、IBM Bob ハッカソンで同じチームになった西川さんは、ブレインストーミングのアイディアを形にするために、OpenAIを組み込んだプロトタイプのアプリをサクサクとAI仕様駆動開発していた。「そんなに簡単に生成AIを組み込んだアプリを作れるんだ!」という実践を目の当たりにして、AIを組み込んだアプリとして、今回のv2.0へ進化させることを決心して、まずは課金サインアップした💸
4. AI社員としての「BTCグリッド取引v2.0」へ進化
v1.0の経験を活かして、v2.0ではそもそもの発想を変えた「取引判断は、社員に任せるのだと」。
| v1.0 | v2.0(AI社員) |
|---|---|
| 8つのcronタスクがバラバラに判断(非同期) | 1つの常駐プロセスが一括管理(資産の二重カウント等を防止) |
| ロジック・パラメータは人間が手動チューニング | OpenAIのAIモデル(GPT5.6-Luna)が、定期的に自分の取引実績を振り返り、自分でロジックを書き換える |
| 「売買の利益」しか見ていなかった | ダッシュボードで資産評価額の推移そのものを常時可視化 |
- v2.0のAIは、自分の1日の成績(勝敗・利益・資産の増減)を毎回振り返り、必要なら自分のパラメータ設定ファイルを自分で書き換える 「振り返って学習するAI社員」
- なお、振り返りの間隔は15分 / 1時間 / 6時間 / 24時間 を変更できる
5. AIアプリ開発で気づいたこと
一定間隔で売買することをロジックで判断し、さらにAIが振り返りする本物のAIアプリを作れるようになったこと。本当にAIが取引実績を振り返って、次の戦略を考えていること。これは凄すぎる。実際に動いていることを見て感動した。
AI社員から教わった一番大切なことは、お金稼ぎじゃなく AIが組み込まれたアプリを作れる時代になった のだと気づきを得たこと
| AIエージェント | AI社員 |
|---|---|
| 人の作業を代行する | 自ら作業を考え実行する |
AI社員01号は、自らトレンド調査と取引を実行しつつ、取引成果をAIが振り返り次の戦略を見直しする。どれくらい能力あるのかは現在試用期間中であり、ただいま研修中 ^^
- 役割:自分が何をすべきか担当業務を理解している
- 記憶:作業履歴とトレンドはjsonで記録して、過去の取引成果を分析できる
- 継続:GPT5.6-Lunaが分析結果を振り返って、自ら次の活動方針を再定義する
- 連携:外部サービスのBTC取引APIに自ら接続して取引を実行する
6. まとめ
- アプリ開発はやっぱり面白い
- 本物の通貨取引は真剣度が違う。わかりやすく資産変動するアプリだから楽しい
- AIでアプリを開発できる時代 / アプリにAIを組み込める時代
身近な趣味をテーマに自分が本当に使うアプリを見つけて開発してみてください
7. 経過
24時間毎に取引実績をAIが振り返って、次の一手を分析している。早速、分析だけでなくロジック変更の提案もしてくれた。対策候補を検討してみる。




