■ はじめに
この記事を書こうと思ったきっかけは、テスト仕様書の重要性を再認識したことです。シニアエンジニアの方からテスト仕様書の書き方を学んだ際、テスト仕様書を軽視してはいけないということを痛感しました😇
開発段階でエラーやバグをほとんど排除できていると思っていたため、テストは大体のことが確認できれば問題ないと思っていました。しかしながら、このような考えが大きな問題を引き起こす可能性があることを学びました。
まだ実務経験が浅い私にとって、テスト仕様書は唯一会社に貢献できる業務だと学びました。プロジェクトに参加できないからこそ、テスト仕様書を通じて自分の価値を示したいと考えています。
■ テスト仕様書を作成する目的
テスト仕様書は、どのようなテストを行ったのかをクライアントや第三者に伝える重要なドキュメントです。言い換えると、テスト仕様書に記載された項目は全てテストしたことを示し、記載されていない項目はテストを行っていないことを示します。
■ テスト仕様書を書く際の注意
第三者が同様のテストを行っても同じ結果が得られるように、具体性と端的さを心がけることが重要です。自分だけが理解できるような省略した記載は避け、できるだけ明確な記述を心がけましょう!
例えば、予約入力フォームの予約する
ボタンを押すとページ遷移し、入力内容確認画面が表示されることについてテスト検証内容を記載してみます。
悪い例
操作:予約ボタン押下時
検証内容:入力内容確認画面に予約フォームで入力した内容が表示されること
テスト項目は、どのような操作を行った結果どのような挙動が期待されるかを具体的に記述することがポイントです!
また、操作や検証内容を端的に記載することで、第三者が理解しやすくなります。
良い例
操作:予約入力フォームの名前欄に山田太郎と入力の上、予約ボタン押下時
検証内容:入力内容確認画面の名前欄に山田太郎と表示されること
■ テスト中の「ん?」は見逃さないで✋🏻
テスト中に気になる点や疑問があれば、すぐに開発者に確認することをオススメします!
テスト中に気付いた問題点を放置せず、積極的に開発者とコミュニケーションを取ることが重要です。テスト中に起きた問題を放置すると、後に大きなエラーやバグが発生する可能性があります。
だからこそ、テスト仕様書を作成する際は、触ってないルート、通ってないルートがないようにテスト項目を作成することが重要です。
■ テスト仕様書を書く前に行うこと
テストを行う前に、気になる点や不明な点を洗い出し、開発担当者に確認しておきましょう!また、アプリケーションの設計やFigmaのデザインを確認し、実際にローカル環境でアプリを操作してみることも重要です。そうすることで、テスト項目をより具体的に記述することができます。
■ 最後に
テスト仕様書を作成し、その内容を元にテストを繰り返し行い、問題がなければリリースすることを学びました。小さな怠りや抜け漏れが大きなエラーやバグを引き起こす可能性があることを認識し、テスト仕様書を丁寧に作成、かつテストを綿密に行うことの重要性を理解しました。
もし、ジュニアエンジニアの方でテスト仕様書書くことが面倒だなと思う方がいらっしゃったら、テスト仕様書を書く目的や書く作業を行う中で気づくことがあるかもしれません。例えば、どのようにアプリが開発されているのかや、どのような仕組みなのかをより理解することができます。そのため、会社に貢献しつつ、自身の成長と将来の開発活動に役立つ勉強と捉えて取り組むことをオススメします✨