AOSP(Android Open Source Project)からダウンロードしたソースをコンパイルするときに指定するパラメータやターゲットを整理しました。
すべて調べきれていないのでターゲット名だけあるものや、記載から漏れているものあると思います。「このターゲットが足りない」や、「ターゲットの説明が間違っている」など、頂いたご意見を踏まえて修正していきたいと思っております。
ちなみにコンパイルするときのコマンドは、
make <target>
です。
ターゲット
all
すべてのものをコンパイルする
clean
コンパイルしたファイルをすべて削除する。
下記のコマンドと同等。
rm -rf out/<configuration>/
clean-
に指定した「LOCAL_MODULE」定義のファイルを削除する。
droid
通常のコンパイルパラメータ?
modules
すべての「LOCAL_MODULE」定義をコンパイルする。
rutime
service
sdk
SDK(ADBやFASTBOOTなど)の中から一部のツールをコンパイルする。
snod
現在のソフトウェアのバイナリからシステムイメージを構築する。
update-api
Android SDKに含まれるべきAPIリストを更新する。元からあるSDKに、独自にAPIを追加した後は、1度実行する必要がある。
参考サイト
AndroidとBeagleBoardで 実践!組み込みLinuxの技 - IT Pro
Android Build System - Embedded Linux Wiki