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rubyの個人的推しメソッド take_while を使ってみよう

Last updated at Posted at 2024-03-26

rubyの組み込みメソッド一覧を見ていると
「こんなメソッドがあったんだ!」という
マイナー(個人の感想です)なメソッドを見つけることがありますよね。
痒いところに手が届くような、豊富なメソッドがrubyにはありますが
そんなメソッドの中、個人的推しメソッドであるtake_whileを紹介します。

take_whileの機能

take_whileは、Enumerableモジュールのメソッドです。

Enumerableオブジェクトの要素を順に評価し、
falseになった最初の要素の、手前の要素までを配列で返却します

こんな時につかおう!

image.png

例えば、シャッフルしたデッキのトップからカードを順に引いていき、JOKERが出るまで手札に加えるような処理を想定します。

deck = ['♠️2', '♦️5', '♠️3', '❤️7', 'JOKER', '♦️8', '❤️K', '♣️A']

hand_cards = deck.take_while { |card| card != 'JOKER' }
#=> ["♠️2", "♦️5", "♠️3", "❤️7"]

このように、take_whileを使用することで簡単に実装できました。

同様の結果を得る処理

以下のようなコードが使われている箇所があれば、take_whileに代替できるかもしれません。

deck = ['♠️2', '♦️5', '♠️3', '❤️7', 'JOKER', '♦️8', '❤️K', '♣️A']

# eachを使用
hand_cards = []
deck.each do |card|
  break hand_cards if card == 'JOKER'
  hand_cards << card
end
#=> ["♠️2", "♦️5", "♠️3", "❤️7"]


# each_with_objectを使用
hand_cards = deck.each_with_object([]) do |card, arr|
  break arr if card == 'JOKER'
  arr << card
end
#=> ["♠️2", "♦️5", "♠️3", "❤️7"]

逆の効果を持つdrop_whileもあるぞ!

take_whileとは逆に
Enumerableオブジェクトの要素を順に評価し、
falseになった最初の要素"以降"の要素を配列で返却する

deop_whileというメソッドも用意されています。

deck = ['♠️2', '♦️5', '♠️3', '❤️7', 'JOKER', '♦️8', '❤️K', '♣️A']

# JOKERを引くまでのカードは捨て、JOKER以降のカードを取得する
deck.drop_while { |card| card != 'JOKER' }
#=> ["JOKER", "♦️8", "❤️K", "♣️A"]

こちらも、うまく使ってあげればシンプルな実装ができるシーンがありそうですね :sparkles:

ところで、なんでこのメソッドが推しなの?

深い理由はありません!!!

強いて言うなら、eachメソッドで結構簡単に代替できるのに
わざわざ用意されているというところに、rubyの気が利く感じというか…
そんなマインドを感じるからかもしれません。

あなたの推しメソッドはなんですか?
是非Qiitaに記事を作成して教えてください😆

参考

Rubyリファレンスマニュアル

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