はじめに
最近、Pythonのコードを気軽に実行できる環境が欲しかったので、サクッと作ってみました。
10分くらいで簡単に構築できるので、「ちょっと試してみたい」という方にもおすすめです!
まだDocker DesktopとWSLをインストールしていない方は、以下の記事を参考にセットアップをお願いします。
Python環境を構築
それでは、さっそく環境を作っていきましょう!
今回は、最小限のディレクトリ構成でシンプルなPython環境を構築します。
まず、下記のコマンドを実行して、必要なディレクトリとファイルを作成してください。
mkdir -p my-app/app && touch my-app/app/main.py my-app/docker-compose.yaml
コマンドを実行すると、以下のようなディレクトリ構成になります。
my-app/
├── app/
│ └── main.py
└── docker-compose.yaml
続いて、docker-compose.yaml
に次の内容を記述しましょう。
services:
python:
image: python:latest
container_name: my-app-python
volumes:
- ./app:/app
working_dir: /app
tty: true
ファイルを保存したら、以下のコマンドでコンテナを起動します。
docker compose up -d
次のような実行結果が表示されたら、これでPython環境の構築は完了です!
[+] Running 2/2
✔ Network myapp_default Created 0.1s
✔ Container my-app-python Started 1.0s
実際に試してみる
それでは、Pythonのコードを実際に動かしてみましょう!
まずは、main.py
に以下のコードをコピペしてください。
def main():
print("Hello, World!")
if __name__ == "__main__":
main()
続いて、下記のコマンドを実行して、Pythonのコンテナ内に入ります。
docker compose exec python bash
その状態で、次のコマンドを実行してみてください。
python3 main.py
「Hello, World!」と表示されたら、Pythonのコードが無事に実行できています!
おわりに
今回は、シンプルなPython環境を構築する手順を紹介しました。
シンプルな構成なので、ここからライブラリの追加やフレームワークの導入など、自分好みにカスタマイズしていくのもおすすめです。
環境構築でつまずきがちなポイントも少ないので、Pythonの学習用やちょっとした検証にもぴったりですよ!
ぜひ自分なりのPython環境を育ててみてくださいね。