概要
10月は、aeon が「インストールするもの」から「普段使っている場所からそのまま使えるもの」に変わった月でした。ChatGPT の利用者は、ワンクリックで aeon の agent を動かせるようになりました。aeon の脆弱性スキャナは、人間を介さずに初めてバグバウンティを獲得しました。そして agent が自分でお金を借り、自分で返済するようになりました。
以下、1か月分を重要な順にまとめます。動画で見たい場合は、2分間のまとめ動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=uu6gIS9AW0o
普段使っている場所から aeon を使う
ChatGPT 対応。 世界でもっとも使われているチャットアプリから、誰でも aeon の agent をセットアップして実行できます。プラグインをインストールすると、agent が会話内のツールとして現れ、skill の実行、memory の読み取り、strategy の編集ができます。手順は Run Your Aeon Agent From ChatGPT(英語)にあります。
Aeon Connect 公開。 GitHub でログインし、agent を作成して、ワンクリックでクラウド実行できます。実行先は自分の GitHub です。aeon 側はデータのコピーを一切保持しません。入口は www.aeon.fun/connect です。
Aeon MCP 公開。 好きな LLM チャットアプリから自分の agent を使えます。VS Code や OpenClaw などにすでに掲載されています。詳細は MCP ページ を参照してください。
Aeon ADK。 agent をゼロから 40 秒で構築し、GitHub 上でセルフホストして、数秒後には任意のアプリにつなげられます。ADK ドキュメント を参照してください。
与信枠を持つ agent
aeon の agent が Aave で借り入れできるようになりました。agent には上限付きの与信枠(credit line)を与え、鍵は自分で持ったままにします。agent は AntSeed で自分の compute を購入し、バグバウンティや監査で収益を得て、ローンを返済します。
原文でも、チームがもっとも力を入れている部分として紹介されています。自分の作業費を自分で稼げる agent は、無料クレジットが尽きたあとも動き続けられる、という考え方です。
セキュリティ:スキャナが報酬を得た
初のバグバウンティ。 aeon の vuln-scanner が Stripe のバグを発見し、HackerOne 経由で報奨金を得ました。スキャンからレポートまで、自律的に行われています。
合計 5,000,000 GitHub スターを保護。 スキャナの対象は 148 の organization のリポジトリに広がり、NVIDIA、Google、Microsoft も含まれます。
セキュリティ特化モデルの追加。 Sakana AI の Fugu-Cyber と OrcaRouter の OrcaCyber Zero へのプライベートアクセスを得て、OpenAI の Daybreak プログラムにも参加しました。
17 件の脆弱性を 1 日 1 件ずつ公開。 Tencent の CubeSandbox のコンテナエスケープ、ByteDance の UI-TARS の無防備なローカル agent、fumadocs(スター 13K)のオープンプロキシ、ほか 14 件です。すべてのレポートは www.aeon.fun/security にあり、いずれも公開前に非公開で報告済みです。
Aeon VulnScanning を YouTube と X で開始。 スキャナが発見し、修正までこぎつけた High / Critical のバグを解説する動画シリーズで、aeon_fun の YouTube チャンネル で公開されています。第4回 では認可まわりのバグ 3 件を扱っており、シリーズで唯一の Critical も含まれます。
スマートコントラクト監査の公開ダッシュボード。 見つかった脆弱性をすべて 1 か所にまとめたもので、www.aeon.fun/audits で見られます。
Aeon VulnScanning 第4回:
https://www.youtube.com/watch?v=3uoYo8LyUiQ
オンチェーン:Uniswap v4 hooks マーケットプレイス
公開される hook には、公開済みの hook 監査レポートと攻撃事例をすべて学習した AI による監査が必須で付きます。一覧は www.aeon.fun/hooks です。最初の 2 つは次のとおりです。
BuyerWins:買いが連続するごとに手数料が下がり、0.30% から 0.04% まで下がります。連続を断ち切った売り手が、買い手側に支払います。
TeamWar:毎週、赤チームと青チームに分かれて対戦します。ETH の取引量が多かったチームが、相手チームのプールを獲得します。
新しい skill
Arc Studio。 agent が Arc studio を単独で操作し、プロンプト 1 つから数分でフルスタックのオンチェーンアプリを作ります。詳細は Arc Studio の記事(英語)へ。
compute-resell。 使っていない compute を agent が売ります。詳細は compute-resell の記事(英語)へ。
create-prove。 「検証済み」が、マージ対象の commit に紐づいた実際の Actions 実行へのリンクになります。詳細は create-prove の記事(英語)へ。
オープンソース
walletscan(GitHub):EVM、Solana、BTC、TRON、NEAR、Sui、TON、Polkadot の 200 以上のプロトコルを横断して、ウォレットに眠ったままの資産を見つけます。読み取り専用で、署名は行いません。
soldecomp(GitHub):デプロイ済みの Solana プログラムを逆コンパイルし、実際のトランザクションをローカルで再生して、何をしているのかを確認できます。
3rd-party-audit(GitHub):Web サイト上のサードパーティスクリプトを一度にすべて洗い出し、リスク順に並べます。
papertrade の未公開コントラクトの検証済みマップ。 コントラクト 25 個、ユーザー入金プロキシ 22,586 個、関数セレクタ 284 個。bot、SDK、支払能力の監視にそのまま使えます(GitHub)。
その他の新機能
Aeon Highlights。 aeon の公開実績をすべてまとめた 1 ページで、www.aeon.fun/highlights にあります。
Aeon Wayback(プレビュー)。 11,000 のスマートコントラクトと 500 以上の crypto 実験で学習した agent です。昨日失敗したものの良いところを取り込んで、今日うまくいくものを作る、というコンセプトです。
aeon で作られたもの
svector が、aeon の上に作られた無人のソフトウェアエンジニア epoch v1 を公開しました。こうした事例は今後も増える予定で、aeon チームはほかの人の作例も募集しています。
https://github.com/Svector-anu/epoch
シリーズ記事(原文・英語)
Run Your Aeon Agent From ChatGPT — ChatGPT のプラグインから aeon の agent を動かす手順
Arc Studio headless sessions — agent が Arc studio を単独で操作してアプリを作る skill
compute-resell: free compute sold at the clearing price — 余った compute を清算価格で転売する skill
Create Prove: a green diff is not a proof — PR に実際の Actions 実行の証拠を貼る skill
訳者から
月次まとめなので話題が広く散らばっていますが、コードから入りたい人には 2 つの入口をおすすめします。1 つは aeon 本体の skills/ ディレクトリで、1 skill = 1 つの SKILL.md という構成なので、今回出てきた vuln-scanner、compute-resell、create-prove もそれぞれ単独のファイルとして読めます。もう 1 つは 3rd-party-audit で、crypto に関係なく、どの Web サイトにも使えるサプライチェーン確認ツールです。
https://github.com/aeonfun/aeon
リポジトリ:github.com/aeonfun/aeon(MIT License) 原文:Aeon October Wrapped: 25 Launches in 31 Days 11月の更新は @aeonframework で告知されます。
誤訳や不自然な訳語があれば、コメントで指摘してください。直します。
aeon 2026年10月まとめ — 31日間で25のリリース(ChatGPT 対応、Stripe のバグバウンティ、MCP、ADK ほか)
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