##はじめに
おうちでもFPGAをいじってみようと思いたち、お手軽価格で遊べるZYNQ評価ボードとしてPYNQ-Z1をいじってみることにました。このメモは機種選定から起動するまでの備忘録です。setupは本家の記事をはじめ、たくさんQiitaに記事があるので、ここには作業のポイントだけを書きます。(そのほうがいいでしょ)
メインPCを修理にだしたので回路いじりはちょっと先になりそうです。
第1回 Setup PYNQ-Z1
第2回 はじめてのJupyter
第3回 pythonとPYNQ PL資源へのアクセス
第4回 PYNQ OVERLAY
第5回 PYNQのOverlayを作ってみた
第6回 カスタムIPを作ってPYNQ overlayに組み込む
第7回 PYNQのHDMI出力overlayを作る
番外編 python ジャンプスタート
##ボード選び
いまさらALTERAにいけないのでXILINXの評価ボードを探す。KINTEX-7くらいがよいのだが、お手頃価格のものがない。ZynQで探すとZYBO,ZedBoard,PYNQなど良さそう。FPGAはどれもほぼ同じだが、お値段でみるとPYNQ1択。おもちゃにするならpython付きも楽しそう。
Digilent,digikey,amazon,秋月などで扱いあり。思い立ったが吉日、店舗在庫を確認し秋葉原に突撃。
##用意するもの
- PC
- micro USBケーブル
- micro SDカード SDHC 8GB以上
bootイメージをダウンロードしmicro SDに焼く。USB linuxと同じ要領。
##起動(SD起動、USB電源の場合)
スライドスイッチにbootイメージの読み込み方法と給電方法を設定し、電源を投入します。
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JP4/BootジャンパーをSD側(上側)にセット
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JP5/PowerジャンパーをUSB側(下側)にセット
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SDカードを挿入
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J14/PROG-UART micro USBで電源を供給
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イーサネットケーブルでLANに接続
IPアドレスは192.168.2.99,もしくはDHCP (自動設定)
##起動の確認
しばらくするとLEDが4つ点灯します。
DHCP運用する場合は、最初にシリアル接続してifconfigするか、手当たり次第にpingを打ってIPアドレスを確認してから、SSHやブウラザでネット接続し、動作を確認します。
種別 | アプリ | コマンド、URLなど | 確認事項 |
---|---|---|---|
シリアル | screen | screen /dev/tty.usbxxx 115200 | ifconfigでIPアドレスを確認 ctr-a kの後yesで切断 |
コンソール | SSH | ssh xilinx@{IPaddress} | ログインできることなど |
Jupyter | Jupyter | ブラウザ http://{IPaddress} | おたのしみ |
ファイル | samba | smb://{IPaddress}/xilinx (mac/linux) | ファイルアクセス |
##まとめ
セットアップは簡単でした。
手間がかかるのは、イメージをダウンロードしてSDに焼くことと、DHCPであたったアドレスを探すところ。
間違えやすいのは、スイッチの設定と、sshでのユーザ名(xilinx)の指定です。
次はjupyter!
##参考
本家 PYNQ getting started guide PYNQ-Z1 Setup Guide
@sachioksg PYNQ-Z1を始めます2