概要
自作PCを作った際になるべく安く済まそうと、Windows10のプロダクトコードだけ買ってisoはMacを使って自分で焼けばいいやと考えていたのですが、簡単にはいきませんでした。
Qiitaで書くべき内容かは怪しいところですが、ブログを持っていないのでメモとして書き残しておきます。
先に結論から言うと、落としていたwin10のisoが良くなかったぽいです。
hdutil & dd コマンドで焼いてみた
なるべくCUIで済ませたいと思っていたので、まずはコマンドでやってみました。
MacでWindows 10の起動ディスク(USBメモリ)を作成する方法
を参考に全く同じ手順で行ったので、本記事では手順を割愛します。
使用したisoは、2018/10のパッチ適用後のwin10のものです。
さて、書き込みが終わったUSBをMacから取り外し、組みたてほやほやのマシンに挿して起動してみます。
BIOSでUSBの優先度を上げておいたので、Windows10のインストーラーが無事に立ち上がります。
なんや簡単やんけと思っていたのですが、セットアップ中に「有効なドライバがありません」と吐いてしまい、インストールに失敗してしまいます。調べてみると、こんな記事が見つかりました。
Macしかない環境でWindows10のISOをブータブルUSBに作成[M.2 SSDが認識されない]
確かに自分のマシンでもM.2 SSDを使用していたので、これで勝つると思いました。その時は。
unetbootinで焼いてみた
CUIでは無くなってしまいましたが、専用のソフトウェアがあるならそっちを使ったほうがいいよね。ということで前述の記事を参考にして再度焼き直しました。こちらも手順は割愛します。
さて、2度目の挑戦です。無事にインストーラーが立ち上がり、ドライバが無いと文句を言われることもなくなりました。しかし、今度はinstall.wim
が読み込めないと怒られてしまいます。
install.wim
はその名の通り、winのインストーラーの中核を成すファイルです。コイツが読み込めないとどうしようもありません。
原因調査
USBに焼いている途中でファイルが破損してしまったんか...?と思い、一度USBをフォーマットし、再度unetbootinで焼いてみましたが、これも失敗。
ソフトやUSBが原因では無さそうなので、install.wim
ファイルがちゃんといるのか確認してみましたが、問題なく4.3GBのファイルがおりました。
...あれ...? FAT32って4GBまでのファイルしか書き込めないはずでは...?
ここが怪しそうだったので、試しに2018/10のパッチ適用前のisoを落としてきて、それをunetbootinで焼いてみました。
焼き終わったinstall.wim
のファイルサイズを見てみると3.7GB。これなら行けそうです。
結果
いけました。途中でBIOSがUSB認識しなくなったりとトラブルはありましたが、結果としては無事にインストールを終えることができました。
恐らく、Windows公式のイメージ作成ツールではこんな事態は起こらないと思うのですが、どうやって4GB超えのファイルを焼いているのでしょうか。ご存知の方は教えてくださると幸いです。