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Eclipse CDT で log4cppのサンプルコードをデバッグしてみる

Last updated at Posted at 2018-03-04

環境

CentOS Linux release 7.0.1406 (Core)
Eclipse Version: Neon.3 Release (4.6.3)

・CentOSは、Dockerイメージ「centosjp」を元にしています。
 Dockerイメージ「centosjp」の作り方は、Window10に日本語対応CentOS7のdockerコンテナを作ってみたを参照。

・Eclipseは、「centosjp」をもとに、以下の方法でインストールしています。
 ネットにつながっていないCentOSにEclipse CDTとSubversionのプラグインを入れてみた。

・log4cppは、以下の方法でインストールしています。
 log4cppをCentOSにインストールする

・デバッグボタンを押すと、Operation not permitted.のエラーメッセージが出て実行できません。以下のように/proc/sys/kernel/yama/ptrace_scopeを書き換える必要がありました。

echo 0 > /proc/sys/kernel/yama/ptrace_scope

そのためには、--privileged オプション付きでDockerコンテナを実行させる必要があります。

docker run --privileged -ti  [コンテナID]  /bin/bash

1. プロジェクトを作成する。

C++ Project を選択する
image.png

Project name、Project Type、Toolchainsを入力
image.png

2. ソースコードフォルダを作成する。

(必須ではない)

File -> New -> Source Folderメニュ選択
image.png

Folder名に「src」を設定
image.png

3. ファイルをインポートする。

インポートしたいフォルダ上で、右メニュ -> Import
image.png

General -> File System
image.png

Importしたいファイルと格納先を選択 サンプルコードとpropertyファイルをImportする
サンプルコード:testPropertyConfig.cpp
image.png

propertyファイル:testConfig.log4cpp.properties
image.png

ソースTreeに追加される
image.png

4. インクルードパスを通す。

Project -> Propertis メニュ選択
image.png

C/C++ General -> Paths and Symbols メニュ選択。Includesタブで、Addボタンをクリックし、log4cppのInclude Pathを入力。
image.png

image.png

image.png

5. ライブラリパスを通す。

Libraryタブで、Addボタンをクリックし、log4cppのLibrary Pathを入力。
image.png

pthreadののLibrary Pathを入力。
image.png

Librariesタブで、Addボタンをクリックし、log4cppのLibrary Fileを入力。ファイル名の頭のlibと拡張子は削除する。(liblog4cpp.so -> log4cpp)
image.png

PthreadのLibrary Fileを入力。(libpthread.so -> pthread)
image.png

6. ビルドする。

ビルドのアイコンをクリックする
image.png

7. ブレークポイントをセットする。

止めたい箇所で右メニュを開き、Add Breakpointメニュ選択
image.png

image.png

Breakpointが表示される
image.png

8. デバッグする。

デバッグボタンを押す。

image.png

コンソールにエラーが表示される場合は、環境変数を設定する。

image.png

/root/workspace45/sample/Debug/sample: error while loading shared libraries: liblog4cpp.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory 

環境変数 LD_LIBRARY_PATHにエラーとなったliblog4cpp.so.5のパスを設定する

Run -> Debug Configurations メニュ選択
image.png

Enviromentタブで、環境変数を設定する。
image.png

Debug perspectiveを開くかダイアログが表示されるので、yesをクリックする
image.png

Breakpointで停止しているのが確認できる。Step Overアイコンをクリックする。
image.png

1行進んで停止しているのが確認できる。
image.png

Resumeアイコンをクリックする。
image.png

コンソールに実行結果が出力されているのが確認できる。プログラムが終了しているのも確認できる。
image.png

9. makefileを確認する

「5. ライブラリパスを通す。」で設定した内容が確認できる。
image.png

「4. インクルードパスを通す。」で設定した内容が確認できる。
image.png

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