この記事のターゲット
適当なExcelを突然渡されて、「いい感じに可視化しろ」「なんか分析しろ」と言われた人
この記事の目的
Tableauを何も知らない人がTableauで簡単なグラフを作れるようになる
Tableauのインストール
こちらの記事を参照してください。
Tableau Publicであれば無料で使えます。
https://qiita.com/Higemal/items/7d173a9435466d0f6be5
データソースの理解
まず、データソースとなるExcelにどのような情報が入っているかを把握する必要があります。
分析を始める以前に、どの列に何のデータが入っているのかを知らないと分析できないのでここはしっかりやりましょう。
項目名から見当がつかない場合は、知っている人(データを寄越してきた人など)に聞いてください。
ここでは公式のサンプルデータを使用して説明します。
サンプルデータのDL方法
Tableauを起動した画面の右下、「サンプルデータセットを見る」をクリック
データソースの理解
サンプルデータの列名(カラム名)と各セルの値を見ると、それぞれこのような項目であると見当がつきます。
- Row ID:連番
- Order ID:注文番号
- Order Date:注文日
- Ship Date:出荷日
- Ship Mode:輸送方法?
- Customer ID:顧客ID
- Customer Name:顧客名
- Segment:顧客属性
- Country:国
- City:市
- State:州
- Postal Code:郵便番号
- Region:エリア
- Product ID:商品ID
- Category:商品カテゴリ
- Sub-Category:商品サブカテゴリ
- Product Name:商品名
- Sales:売上金額
- Quantity:売上数
- Discount:割引率
- Profit:利益額
これはある会社の売り上げデータとみられ、
- 行:1つの注文単位
- 列:各注文の詳細
であることがわかります。
Tableauの作成
データソースにどのような項目が入っているかが分かったら、早速Tableauを使っていきます。
データソースの読み込み
Tableauを起動し、左側のカラムの「Microsoft Excel」をクリックします。
左側のカラムの「シート」から
使用するシートを真ん中の空きスペースにドラッグ&ドロップします。
ここでは「Orders」を使用します。
真ん中のスペースに目的のシートがドロップできたら、
画面下部の「シート1」のタブをクリックして移動します。
画面左側に、Excelで確認した列(カラム)名が並んでいることがわかります。
並んでいる列(カラム)名の項目を「フィールド」と呼びます。
フィールドを使ってグラフを作っていくのですが、Excelでの並び順と違うので直しておきます。
データ欄の▼から「データソースの順序でソート」を選択します。
グラフの作成
それでは読み込んだデータを使って簡単なグラフを作ってみましょう。
商品カテゴリごとの売り上げ
データ欄から「Sales」(※売上)を画面右側の「列」にドロップします。
これを商品カテゴリごとに分けてみます。
「Category」を行にドロップします。
商品サブカテゴリごとの売り上げ
さらに、商品サブカテゴリごとに細分化してみます。
「Sub-category」を行にドロップします。
並べ替え
見づらいので、売上が多い順に並べ替えます。
行の「Category」の▼から「並べ替え」を選択します。
下記画像のとおり設定します。
※「Seles」フィールドの「合計」の「降順(大きい順)」で並べ替える、という設定です
画面のサイズに合わせる
その他
最後に
これで簡単なグラフの作成ができるようになったはずです。
「売上」を「利益」に変えるなどして、別の切り口のグラフも簡単に作成できます。
さしあたり、これで当座をしのいでください。
ありがとうございました。
この先は後日また解説したいと思います。