Rのパッケージchoroplethr
のビネットの翻訳です.
( 原文: http://cran.r-project.org/web/packages/choroplethr/index.html )
- a) イントロダクション
- b) アメリカの州単位コロプレス図
- c) アメリカの郡単位コロプレス図
- d) アメリカの郵便番号に基づく地図
- e) 国家単位のコロプレス図
- f) 国勢調査の地図
- g) 世界銀行データの地図
- h) コロプレス図の動画
- i) 自分の地図を作る
- j) 行政区画レベル1の地図を作る
国勢調査の地図
choroplethr
は,アメリカ合衆国国勢調査のデータからコロプレス図を作成する機能をネイティブで持っています.
この機能はchoroplethr_acs
関数によって使用することができます(?choroplethr_acs
).
choroplethr
で利用可能なデータは The American Community Survey (ACS)のサイトにあるものです.
これらのデータがどのようなものか感じをつかむには, このサーベイで尋ねられた質問 のリストを見てみるのがよいかもしれません.
しくみ
choroplethr
はローカルにはデータを保持していません.
代わりにRのacsパッケージを使用して,国勢調査APIを通じてACSのデータを取得します. これは以下のことを意味しています.
- この機能を使用するには,国勢調査のAPIキーを持っている必要があります. キーは無料で簡単に取得できます. キーを手に入れたら以下のコードを入力してください.
library(acs);
api.key.install('<あなたの国勢調査APIキー>');
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最新のデータが利用可能になると直ちにアクセスできるようになります.
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国勢調査局が歴史的なデータをAPI経由では提供していないため,2010年以降のデータにしかアクセスすることができません.
ACSのデータを地図にしてみる
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1,3,5年間の推計値の違いを学びましょう
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可視化したいサーベイを選択しましょう.
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可視化したい表を選択しましょう.いずれかのサーベイをクリックしてみると,利用できるデータの量に驚くことでしょう. 入門のために,よく知られた表をいくつか挙げておきます.
- B01003: 総人口
- B01002: 性別ごとの年齢中央値
- B19001: 過去12か月の世帯所得
例
2012年の5年間ACSデータの州別人口推計値を見る方法を示します.表の名前から自動的に地図のタイトルが生成されていることに注目してください.
コードがコメントアウトされているのは,CRANサーバにはアメリカ合衆国国勢調査のAPIキーがインストールされていないためです.
# choroplethr_acs("B01003", "state", endyear=2012, span=5)