前回の記事から一週間以上経過しての気付き(と言う名のポエム)です。
応答性が高い
現在、以下の2つのWindows PCを保持しており、特にHPのEliteBook 830 G6は今現在でも業務で利用していますが、メモリ容量が倍違うにも関わらず、明らかに応答性が低下する場面が少ないです。
- HP EliteBook 830 G6
- Windows 10, Core i5 8365U, 16 GiB memory, 256 GiB SSD(PCIe)
- Dell XPS13 9380
- Windows 11, Core i5 8265U, 8 GiB memory , 256 GiB SSD(PCIe)
Windowsではsvhost.exeにCPUパワーが取られて応答性が低下することもありますし、特にCPU、ストレージの負荷が高くないにも関わらず応答性が低下する場面があります。
※Resource Monitorを見てもCPU、メモリ、ストレージのリソースに余裕があるときもあるので、原因がわからない...
また、再起動やChromeOSのアップデートも高速であることから全体的にストレスが少ないです。
Androidアプリをそのまま使える
以下のようなAndroidアプリをそのまま利用できるのが便利です。
※意外にも(?)Androidアプリへの依存度が高いです
GMail, JetAudio+, Skype, Kindle, Prime Video, Prime Music, Panecal Plus, BingChat, Netflix, Message
いずれもAndroidの膨大なユーザー数に支えられてUIや機能が作り込まれており、タッチ操作も問題なく実施できます。
Androidでゲームを殆どやっていませんが、簡単に動作検証した限りではCOD Mobileのデモはフルスクリーンかつタッチ操作で問題なく操作可能でした。
※ゲームは動く、動かないの差が激しいようなので事前に要確認
SMSなのでAndroidスマホでしか使えなさそうな「Messageアプリ」に関しても、スマホとのペアリングによりChromebookで快適に操作できるのも地味に便利です。
タッチ操作との親和性が高い
Windowsではタブレット向けのタッチ操作に対応したUIのアプリが少なく、以前Surface Pro 4を利用していた際にもブラウザと一部のアプリ以外では有効活用できているとは言えない状況でした。
※2023年現在でもWindowsのアプリはマウス、キーボード操作前提のものがほとんど
また、Windows11ではLive Tile/Continuumが廃止されてしまったこともあり、タッチ対応は宙ぶらりんな状態です。
一方でChromeOSではタブレットモード時にはAndroidに似たアプリが常に全画面表示になるUIに変化し操作性が洗練されていること、また対象とするアプリがWeb(ブラウザ, アプリ) + Androidアプリであることからタッチ操作で困ることはあまりなく、タッチ操作との親和性が高いです。
Android連携が便利
Androidへのログインでロック解除はPINコードの入力よりも高速かつお手軽ですし、Androidで取得した写真や開いているファイル、Webページに即アクセスできるのも便利です。
動きがぎこちないことやIMEの動きが怪しいですが、Androidのアプリを直接操作する機能も、有用なユースケースがあるかもしれません。
OSのシェル/GUIは作り込まれている
各種ショートカットキーやウインドウの整列、検索、ファイル・エクスプローラー、設定アプリ、タスクバー、タブレット・モードでの操作、通知領域等、OSとしての基本的な操作は(非常にシンプルではありますが)、作り込まれています。
IME周りは若干改善が必要
Linux環境でIMEが動作しない問題、複数ウインドウのアプリにて、別ウインドウの移動時にIMEの切り替えを実施できない問題があるようです。
LinuxアプリでのIME対応については特定のアプリに限りベータ版が出ています(Watch機能はなさそう?)
Issue 826614: Input Method support / integration with Linux app
IME自体はGoogle日本語入力(?)そのままなので、変換効率などは問題となっていないです。
まとめると、各種GUIの作り込みやAndroidのエコアシステムの活用、Androidスマートフォンと連携等、Googleとしてできそうなことは全部やっているようにみえました