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ずんだもん「Ubuntu 26.04 LTS を1ヶ月使って感じたメリット6選なのだ!」

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こんにちは、東北ずん子です。

今日は、わたしが1ヶ月どっぷり使ってみた 「Ubuntu 26.04 LTS」のメリット について、Windows と Mac を行き来してきた ずんだもん と一緒に、

  • Linux の「なんでもできる」って具体的にどういうことか
  • マウス・再起動・開発環境まわりで何が変わるのか
  • 逆に「ここはまだ微妙」という正直なところ
  • そもそも、なぜ数あるディストロの中で Ubuntu なのか

を、古老PCおじさんの目線でゆるっとお話していきますね。


はじめに ─ 「触れない壁」がストレスだった

ずん子 ずんだもん

🟩ずんだもん:ずん子〜、最近ずっと Linux 触ってるって聞いたのだ。ボクは Windows と Mac で困ってないし、わざわざ乗り換える意味あるのだ?

🟦ずん子:いい質問ね。わたしも長いこと Windows と Mac を使ってきたの。でもある時期から、どうしても引っかかる感覚があって……。「これがやりたい」とはっきり分かっているのに、OS が「そこから先は触らせません」って壁を作るのよね。

🟩ずんだもん:壁……?

🟦ずん子:そう。一般ユーザーとしての OS の知識って、ある程度で飽和するでしょう? そうなると、「触れない領域があること」そのものがストレスになってくるの。ちなみに巷では、Windowsおじ → Mac初老 → Linux古老、なんてユーザーの進化(というか老化?)が言われたりするのよ。

🟩ずんだもん:ポケモンみたいなのだ(笑)。

🟦ずん子:ふふ。で、そんなわたしが Ubuntu 26.04 LTS を1ヶ月、日常のメイン機として使ってみたの。結論から言うと、あの壁が文字どおり消えたのよね。今日は良かった点を率直に、最後に微妙だった点も隠さずお話しするわ。


1. 文字通り「なんでもできる」

🟩ずんだもん:さっそく、いちばんのメリットってなんなのだ?

🟦ずん子:もう、これに尽きるわ。OSの深いところまで、ぜんぶ自分の手が届くこと。

🟩ずんだもん:でも Mac もターミナルあるし、Windows もレジストリ触れるのだ?

🟦ずん子:そうなのよ、まったく開かないわけじゃないの。ただね、表側がきれいに整っているぶん、一歩奥に行こうとすると「ここから先はサポート外・自己責任です」っていう灰色地帯にすぐ突き当たって、気が重いの。Linux は、最初から裏蓋が開いているのよね。設定ファイルもプロセスもファイルシステムも、原則ぜんぶ自分でいじれて、しかもそれが正規の使い方なの。

💡 「OSの制約でこれ以上はムリ」という壁が消える ─ やりたいことには、たいてい道がある

🟩ずんだもん:じゃあ何やってもいいのだ!

🟦ずん子:あ、そこは要注意よ。

「なんでもできる」は「なんでもやって安全」という意味じゃないの。権限管理、ファイアウォール、自動更新といったセキュリティ対策は、自分の責任で固める必要があるわ。自由って、そういうものよ。


2. 基本的なフリーソフトは揃う、なければ自作できる

🟩ずんだもん:でも Linux って、使いたいソフトが無くて困るイメージなのだ。

🟦ずん子:基本的なものは、もうだいたい揃っているわよ。たとえば Windows の Everything みたいな高速ファイル検索なら、Linux には fsearch があるの。OS標準のアプリ群も、ひとつ前のバージョンと比べてかなり洗練された印象ね。

🟩ずんだもん:もし無かったら?

🟦ずん子:そこが面白いところ。無ければ自分で作れちゃうの。たとえば tailscale って、Linux版だと操作が基本 CUI で、状態を確認するたびにコマンドを叩くのが地味に煩雑なのよね。既製のトレイ常駐ツールもあるけど、自分好みの簡易 GUI をさっと作って、ツールバーに常駐させることもできるの。

🟦ずん子:Windows や Mac でネイティブアプリを一から作るのは相応に大変だけど、Linux は OS そのものがオープンだから、こういう「ちょっとした道具」を作る敷居がうんと低いの。足りなければ自分で足せるっていう安心感は、思った以上に精神的な余裕につながったわ。


3. マウス・キーボードのカスタマイズが「全部入り」

ずん子 ずんだもん

🟩ずんだもん:地味だけど毎日効くやつ、あるのだ?

🟦ずん子:それがまさにこれ。なかでも感動したのが、手持ちのトラックボールのチルト(ホイールを左右に倒す動作)にワークスペース切り替えを割り当てられたことなの。

OS ワークスペース切替の主な方法
Windows マウスメーカー製アプリの導入、または Win + Ctrl + ←/→
macOS Ctrl + ←/→、または Mission Control 経由(チルト直結は不可)
Ubuntu 入力リマッパ経由で、チルトなど任意の操作に自由に割り当て

🟩ずんだもん:どうやってるのだ?

🟦ずん子:evsieve っていう入力リマッパを一枚かませて、チルトの信号をワークスペース切替に化けさせているの。OSが入力レイヤごと開放されているから、こういう芸当ができるのよ。切り替えアニメの速さも dconf や拡張機能でミリ秒単位まで詰められるわ。「速すぎて目が追えない」と「遅くてもたつく」の中間の、自分の最適点を探れるの。

🟩ずんだもん:日本語入力はどうなのだ?

🟦ずん子:Mozc や fcitx5 の初期設定は、正直それなりに骨が折れたわ。でも一度組んでしまえば、慣れた Win 風の感覚にキーマップを寄せて使えるの。キーマップもマウスの割り当ても、思いどおりよ。


4. 再起動しなくても重くならない

🟩ずんだもん:ボク、Windows は数日に1回くらい再起動してるのだ。

🟦ずん子:わかるわ。長く触ってきた人の体感的なサイクルって、だいたいこんな感じよね。

OS 体感的な再起動の頻度
Windows 3日に1回(できれば毎日)
macOS 月に1回はやっておきたい
Ubuntu そもそも必要を感じない

🟦ずん子:もちろん使い方次第で、いまどきの Windows や Mac も何週間も問題なく動くわ。あくまで「わたしの使い方での体感値」として見てね。

🟩ずんだもん:それでも Ubuntu は違うのだ?

🟦ずん子:別格だったわ。不要な常駐プロセスを自由に止められるし、必要なら特定のプロセスだけ狙って整理もできる。でもそれ以上に大きいのは、そもそも動かし続けても目立った劣化が起きないこと。「そろそろ再起動しないとな」っていう、あの後ろ向きな感覚がゼロになったの。もともとサーバー用途でも使われる OS だから当然と言えば当然だけど、気持ちのいいものよ。


5. KVM でローカル開発がはかどる

🟩ずんだもん:開発で仮想マシン使うけど、Mac の Parallels で困ってなかったのだ?

🟦ずん子:多くのことはできていたわ。でも地味なストレスがあったの。ARM アーキテクチャ由来の制約、ライセンス費用、自分でコントロールできない更新頻度、それから複数 VM を動かすとパフォーマンスが落ちること。

🟦ずん子:KVM に移ったら、これがまとめて解消したの。x64 だから動かないものがほぼ無くて、CPU処理のオーバーヘッドもごくわずか。体感でもシンプルに速いし、しかも無料。KVM 自体もオープンだから、ここでもやっぱり「なんでもできる」が効いてくるのよ。

🟩ずんだもん:でも Windows / Mac でしか動かないソフトはどうするのだ? 3DCAD とか。

🟦ずん子:そこは唯一の難所ね。ただ、それすら逃げ道があるの。

GPUパススルー + Looking Glass という逃げ道
dGPU を Windows VM にパススルーして Looking Glass を組み合わせると、ほぼネイティブ Windows と遜色ない操作感が得られるの。「Linux を母艦にしつつ、必要なときだけ快適な Windows を呼び出す」構成が現実的に組めるわ。

ただし、ホスト表示用とは別にもう一枚 dGPU を積んでいるのが前提。iGPU 一枚の機だと母艦側の画面ごと持っていかれちゃうから、Mux Switch 搭載ノートか、デスクトップに GPU を増設できる人向けの逃げ道、という温度感ね。


6. 環境を丸ごとコードで再現できる

🟩ずんだもん:1ヶ月使って、後からじわじわ効いてきたメリットもあるのだ?

🟦ずん子:あるの。点1が「すべてを触れる」だとしたら、こっちは**「すべてを再現できる」**ってこと。

🟦ずん子:Windows や Mac で環境を作り直すとき、結局は GUI をクリックしてアプリを入れ直して、設定を一つずつ手で戻すでしょう? Linux なら、パッケージのインストールも各種設定もキーバインドも IME の構成も、ほぼ全部スクリプトや dotfiles に落とし込めるの。新しいマシンに移っても、ほぼ1本のセットアップスクリプトで「いつもの環境」が立ち上がるのよ。

🟩ずんだもん:具体的にはどんな感じなのだ?

🟦ずん子:たとえばわたしの環境だと、バッテリの充電上限を90%に抑える設定も、さっきのトラックボールの挙動も、ぜんぶ sysfs への書き込みや systemd ユニットとして永続化してあるの。GUI のチェックボックスじゃなくて、数行のテキストとして残る。定期メンテのたぐいも systemd タイマーや cron で淡々と自動化できるわ。

💡 インフラをコードで管理する発想を、そのままデスクトップに持ち込める ─ 手作業の積み重ねから解放される


7. 微妙だった点 ─ 正直なところ

ずん子 ずんだもん

🟩ずんだもん:いいことばっかりなのだ?

🟦ずん子:それじゃ誠実じゃないわね。引っかかった点も率直に挙げておくわ。

🟦ずん子ひとつめは IME の精度。 Windows や Mac と比べると、体感で8割くらいかしら。「〜に」っていう助詞が「二」に化けたり、文脈をとらえた漢字変換が弱かったりするの。ただ、同梱の Mozc はやや枯れた版だから、最新版を自前でビルドすれば伸びる余地はありそう。……ね、点2で言った「足りなければ自分で足せる」が、ここでも効いてくるでしょう? 今のところ、ストレスになるレベルではないわ。

🟩ずんだもん:ふたつめは?

🟦ずん子Wayland の成熟度。 26.04 の Wayland は予想以上に成熟していて、普段使いの実用度は十分。ただ、本格的に OS の挙動を調整しようとすると、まだ Wayland の制約にぶつかることがゼロではないの。

いまさら X11 に戻るのもナンセンスだから、これは時間の問題だと思っているわ。普段使いではまったく不満なし。深いところを触るときだけ要注意、という温度感ね。

🟦ずん子みっつめは電源管理、特に AMD。 24.04 の頃より明確に向上はしているの。でもわたしの AMD ノートだと、スリープやハイバネーションがまだ弱くて挙動が不安定でね。機種やファームウェアにも左右されるから、AMD 全般というより手元の一例として受け取ってほしいんだけど。基本は電源オンオフ運用が前提、と思っておくと安心よ(Intel は未確認)。GUI の電源 OFF を押しても無視されるバグが直ったのは、地味に大きい進歩だったわ。


8. なぜ Ubuntu なのか

🟩ずんだもん:Linux っていっぱい種類あるのだ。なんで Ubuntu なのだ?

🟦ずん子:いちばんは、その設計思想だと思うの。計画的なリリースのロールアウト、毎回の着実な進化、そして「Ubuntu(他者への思いやり、人間性を表すバントゥー語)」という名前に込められた思想そのものが、信頼を担保しているのよね。

🟦ずん子:それに、IoT 向けの ubuntu-core、キオスク向けの ubuntu-frame みたいな派生もそろっているの。ubuntu server もかなりミニマルで好きなんだけど、そこからさらに不変 OS やキオスクっていう、ニッチだけど確実に需要のある領域までカバーしている。この懐の深さも高く評価したい点ね。Snap まわりに賛否があるのは承知のうえで、それでもわたしは総合点で Ubuntu を推すわ。


9. まとめ:足し算ではなく、引き算

🟦ずん子:最後に、今日のお話をまとめておきましょうね。長く PC を触っていると、「足し算ではなく引き算」に美学を感じるようになってくるの。

🌟 本当の意味での自由は、不要なものを削ぎ落として、必要なものだけを自分の手で組み上げられること ─ それが Linux にはある

🟦ずん子:MacMini って物理的にはこれ以上ないほどミニマルなマシンよね。でも中身の OS はミニマルとは言えなかった。Linux なら、それができるの。そう実感した1ヶ月だったわ。

  • OSの深部まで触れる ─ 「壁」がない
  • 足りない道具は自作できる
  • 入力まわりのカスタマイズが自由自在
  • 再起動から解放される
  • KVM でローカル開発が速い・無料
  • 環境を丸ごとコードで再現できる

🟩ずんだもん:トータルすると、「自由とは、自分で引き算できること」ってことなのだ?

🟦ずん子:そうね。もちろん IME や電源まわりみたいに、まだ発展途上のところもあるわ。でも「触れない壁がない」って、思った以上に心地いいものよ。気になったら、まずは仮想マシンや古いノートで試してみるといいわ。


おまけ:ずんだもち cron 事件

ずん子 ずんだもん

🟩ずんだもん:ずん子、ありがとうなのだ! 「環境を丸ごとコードで再現できる」に感動して、ボクも自動化したのだ。ずんだもち補充スクリプトを書いて、cron に登録したのだ!

🟦ずん子:あら、いい応用ね。どういう中身にしたの?

🟩ずんだもん:「ずんだもちの在庫が10個未満なら、ネットで1パック注文する」っていうシンプルなやつなのだ! これで在庫切れとは無縁なのだ!

🟦ずん子:……ずんだもん。それ、注文が届くまでの時間は考えた? 在庫が増えるのは、早くても明日でしょう?

🟩ずんだもん:……あ。

🟦ずん子:cron は毎時動くから、在庫が10個未満のあいだ、毎時ずっと注文し続けたんじゃないかしら?

🟩ずんだもん:……げ、玄関に、ずんだもちの段ボールが24箱届いてるのだ……。

🟦ずん子:ふふ。自動化するときは、「同じ条件で何度走らせても結果が変わらない」**冪等性(べきとうせい)**を意識しないと、こうなるのよ。あと、いきなり本番に投入しないこと。

🟩ずんだもん:……ぐぬぬ。せめて dry-run で試すべきだったのだ……。これ、ロールバックできるのだ?😭

🟦ずん子:返品はできるけど……今夜はみんなで、ずんだもちパーティーね。😊


参考リンク


※本記事は筆者の運用経験と公開情報を元にした個人的見解です。各製品やディストリビューションの仕様はアップデートにより変わる可能性があるため、導入前には最新の公式ドキュメントを必ず確認してください。

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