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ずんだもん「めたん、今日はTailscaleとSunshine+Moonlight(以下サンムーン)で、どれくらいの使い勝手になるか検証してみたのだ!」
めたん「おお~、VPNレスでRDPやSplashTopに挑むってわけね。なんだか面白そうだわよ!」
全体像
ずんだもん「別拠点にあるホストPCとゲストPC、別のプロバイダで、両方ともWi-Fi 6でつないでいるのだ」
めたん「有線じゃないから遅延が気になるところだわね。しかも2560×1440(QHD)の60fpsって、なかなかの要件だわよ。」
ずんだもん「ホストPCのGPU(APU)はHPノートのRyzen 680M。今となっては中堅~やや非力クラスだけど、どこまでやれるか見ものなのだ!」
めたん「ちょっとドキドキするスペック感だわね」
ずんだもん「サンムーンはもともとゲーム用として開発されたOSSだけど、RDP代替として実用性があるか検証してみるのだ」
接続
- Tailnet内のIPを指定し、PINコードでデバイス同士をペアリングするのだ。
- 今回はWin11, MacOS, iPadOSで試したけど、やりかたはぜんぶ同じなのだ。
- Sunshine側でPINを入力するとペアリング完了なのだ。
- サンムーン両方のPCでTailScale接続をしておくのだ。(右下の常駐アイコン)
- 今回ためした設定はこんな感じなのだ。
- RDP用途だと、赤枠のチェックが推奨という感じがしたのだ。
実験結果
- 同じLAN内(Wi-Fi同士) → 遅延10ms以下
- Tailscale IP経由でも → LAN内ならダイレクト接続されてるっぽい
- GPU利用率 40~50% → 発熱もそこそこ
- 帯域 60Mbps → 設定上限をフルに使っている
- 別ISP同士のWi-Fi → なんと20~30ms!
めたん「えっ!? 別のプロバイダ、しかもWi-Fiで20~30msってすごすぎじゃない!?驚異的だわよ!」
ずんだもん「しかもルーターのポート開け一切不要、めんどくささゼロなのだ」
リソースの消費
ずんだもん「ホスト側はQHD 60fpsでGPU半分使っちゃうのだ。リモート3D CADみたいな用途ではGPUが本当に重要になるのだな」
めたん「なるほどだわね~。で、ゲスト側は?」
ずんだもん「ゲストPCのCPU・GPUはほとんど使わないのだ。つまり中古の型落ちPCをシンクライアントっぽく使えば低コストなのだな」
メリットまとめ
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めたん「メリットを並べてみるわね」
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60fpsが安定して出る
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サウンドの品質が良く音楽鑑賞もOKなレベル
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iPadクライアントでも遅延ほぼ同じ
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Moonlight側で帯域(0.5Mbps~100Mbps以上)や FPS(最大120fps)を自由に調整可能
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OSSで活発に更新、今後の改善にも期待
ずんだもん「RDPやSplashTopと比べて違いもあるのだ!」
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標準RDPのようなドットバイドットじゃなく文字がやや太め。逆にMacっぽくて見やすいと感じるかもなのだ?
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SplashTopみたいに静止状態でもJPEGみたいな圧縮ぽさがかかる感じがないのだ。
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帯域やfpsをクライアント側で柔軟に変えられるのは大きいのだ。30fpsでいいならフルHDは3Mbps、QHDなら10Mbpsくらいが最低ラインなのだな。
めたん「iPadクライアントでも遅延が変わらないのは良いけど、設定がWinアプリほど細かくできなかたり、右クリックやスワイプが送れないから、工夫が必要だわよ。」
デメリットまとめ
ずんだもん「もちろん弱点もあるのだ」
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接続ボタンを押してから3~5秒かかるのだ。
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PIN認証でデバイスセキュリティは低め。
→ 対策:TailscaleのACL制御+Entra SSO多要素認証(Starterプランから可能)
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RDPだと操作しないと通信はゼロに近いけど、サンムーンは常に数Mbpsを送受信してるみたいなのだ。モバイル回線はパケットに注意なのだな。
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ホストとゲスト間でクリップボード経由のファイル転送不可。
→ ただし法人用途だと逆にメリット(情報漏洩防止)。標準RDPだとGPOいじるので地味にめんどいのだ。
めたん「なるほど、法人目線だとむしろ好都合なところもあるのね」
考察
めたん「やっぱり一番大事なのはホストのGPUパワーね!」
ずんだもん「そうなのだ!でもここ3~4年以内のノートPCのAPUなら、フルHD60fps配信は問題なさそうなのだ。」
めたん「デスクトップでdGPU積んで有線LANなら、もっと低遅延も夢じゃないわよ!」
ポエム
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ずんだもん「なんでこんなこと試したかというと、中小企業のリモートワークは仮想化とかVDIより『会社PCに直接つなぐ』のがわかりやすい、とするケースも多々あるのだ。」
めたん「確かに、物理的にあるPCにアクセスできる分かりやすさ、安心感は大きいわよ。」
ずんだもん「それに新しく買ったノートPCを社内にホストとして置いて、3年後にゲスト用(moonlight専用シンクライアント)に転用するのも効率的だと思ったのだ」
めたん「なるほど、クラムシェルでサーバーみたいに運用ってことね。それなら一般的に寿命4年といわれるノートPCを合計6年(3年+3年)まで延命できるわね。」
ずんだもん「しかも3年後はノートの液晶キーボードは新品同様のまま渡せるのだ。この辺はまた別のポストで掘り下げたいのだな」
めたん「楽しみだわよ~!」
まとめ
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Wi-Fi同士&別プロバイダでも20~30msという低遅延
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ホストGPUさえしっかりしていればRDP代替に十分
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音声◎、クロスプラットフォーム◎、OSSで未来性あり
ずんだもん「Tailscale + サンムーン、法人向けリモートワークのRDP代替としてもかなりアリなのだ!」
めたん「そうね。でもPIN接続はちょっと危なっかしいから、ZTNA(TailScaleのACL, デバイス制限)やエンドポイントセキュリティ(Intune, Defender, Entra P1)と組み合わせることが推奨されるわよ」
休憩室にて
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ずんだもん「めたん、20msって、人間がまばたきするより速いのだ!」
めたん「でもずんだもんは遅延なくても反応が遅いわよ」
ずんだもん「ひどいのだーーー!」
めたん「でも、GPU50%で踏ん張ってるRyzen 680M、ちょっとかわいいわね」
ずんだもん「うん、GPUが頑張る姿を見ると、応援したくなるのだ。『ファイトだ680M!』って」
めたん「法人向けノートってGPU使うシーンほとんどないから、資産の有効活用といえるかもしれないわね」
ずんだもん「でもクラムシェルでGPUフル活用なので、熱や騒音も気になるのだ。冷え冷えのサーバールーム必須なのだ!」
めたん「ずんだもんがサーバールームに住み込むの?」
ずんだもん「そうなのだ、そこでぼくは『常駐プロセス』になるのだ!入るにはずんだもち1個が必要なのだ!」
めたん「そんな食いしん坊なプロセス、聞いたことないわよ(笑)」
利用キャラクター
- ずんだもん:VOICEVOX:ずんだもん
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