背景・目的
Aurora は MySQL および PostgreSQL と互換性を持つフルマネージドリレーショナルデータベースエンジンです。
本記事では、Auroraのクラスタ構成について整理します。
まとめ
下記に特徴をまとめます。
特徴 | 説明 |
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Auroraとは | MySQL および PostgreSQL と互換性のあるフルマネージドリレーショナルデータベースエンジン |
Auroraの特徴 | ・ハイエンド商用データベースのスピードと信頼性 ・オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率を兼ね備えている |
Auroraのストレージ | ・高性能ストレージサブシステムが搭載されている ・MySQL および PostgreSQL 互換のデータベースエンジンは、この高速分散ストレージを最大限に活用できるようにカスタマイズされている ・基盤となるストレージは必要に応じて自動的に拡張される ・Aurora クラスターボリュームは最大 128 TiB まで拡張できる ・Aurora はデータベースのクラスタリングとレプリケーションを自動化・標準化する |
Auroraクラスタ | 下記で構成される ・1 つ以上の DB インスタンス ・DB インスタンスのデータを管理するクラスターボリューム |
Auroraクラスターボリューム | ・複数のAZにまたがる仮想データベースストレージボリューム ・各AZには DB クラスターデータのコピーが保持される |
DBインスタンス | 以下の 2 種類の DB インスタンスで構成されている ・プライマリ(書き込み)DBインスタンス ・Aurora レプリカ(読み取り DB インスタンス) |
プライマリ(書き込み)DBインスタンス | ・読み取りおよび書き込み操作をサポートし、クラスターボリュームへのすべてのデータ変更を実行する ・各Aurora DBクラスターには、1つのプライマリDBインスタンスがある |
Aurora レプリカ(読み取り DB インスタンス) | ・プライマリ DB インスタンスと同じストレージボリュームに接続するが、読み取り操作のみをサポート ・各 Aurora DB クラスターは、プライマリ DB インスタンスに加えて最大 15 個の Aurora レプリカを持てる ・プライマリ DB インスタンスが使用できなくなった場合、Aurora は自動的に Aurora レプリカにフェイルオーバーする |
概要
What is Amazon Aurora?
下記を基に整理します。
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Auroraは、MySQL および PostgreSQL と互換性のあるフルマネージドリレーショナルデータベースエンジン
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MySQL と PostgreSQL は、下記の特徴があります
- ハイエンド商用データベースのスピードと信頼性
- オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率を兼ね備えている
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既存の MySQL および PostgreSQL データベースで現在使用しているコード、ツール、アプリケーションは、Aurora でもそのまま使用できる
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一部のワークロードでは、Aurora は既存のアプリケーションのほとんどを変更することなく、MySQL の最大 5 倍、PostgreSQL の最大 3 倍のスループットを実現できる
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Aurora には高性能ストレージサブシステムが搭載されてる
- MySQL および PostgreSQL 互換のデータベースエンジンは、この高速分散ストレージを最大限に活用できるようにカスタマイズされている
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基盤となるストレージは必要に応じて自動的に拡張される
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Aurora クラスターボリュームは最大 128 TiB まで拡張できる
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Aurora はデータベースのクラスタリングとレプリケーションを自動化・標準化する
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Aurora は、マネージドデータベースサービスである Amazon RDSの一部
Amazon Aurora DB clusters
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Aurora DB クラスターは、下記で構成される
- 1 つ以上の DB インスタンス
- それらの DB インスタンスのデータを管理するクラスターボリューム
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Auroraクラスターボリュームは、複数のAZにまたがる仮想データベースストレージボリューム
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各AZには DB クラスターデータのコピーが保持される
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Aurora DB クラスターは、以下の 2 種類の DB インスタンスで構成されている
- プライマリ(書き込み)DBインスタンス
- 読み取りおよび書き込み操作をサポートし、クラスターボリュームへのすべてのデータ変更を実行する
- 各Aurora DBクラスターには、1つのプライマリDBインスタンスがある
- Aurora レプリカ(読み取り DB インスタンス)
- プライマリ DB インスタンスと同じストレージボリュームに接続するが、読み取り操作のみをサポートする
- 各 Aurora DB クラスターは、プライマリ DB インスタンスに加えて最大 15 個の Aurora レプリカを持つことができる
- Aurora レプリカを別々のアベイラビリティーゾーンに配置することで、高可用性を維持できる
- プライマリ DB インスタンスが使用できなくなった場合、Aurora は自動的に Aurora レプリカにフェイルオーバーする
- Aurora レプリカのフェイルオーバー優先度を指定できる
- Aurora レプリカは、プライマリ DB インスタンスから読み取りワークロードをオフロードすることもできる
- プライマリ(書き込み)DBインスタンス
考察
Aurora クラスタは、は下記の特徴があります。
- ストレージとコンピュートの分離アーキテクチャ
- 高可用性とフェイルオーバーの自動化
- 高性能
次回以降も継続して整理します。
参考