やりたいこと
GenUを使って朝のドタバタを解消させたい!
想定読者
- 生成AIを使うだけではなくてデプロイする側に回りたい人
- GenUをプライベートで試してみたいが値段どれくらいかな、、と気になってる人
- 家庭/育児のお悩みをサクっと解決したい人
背景
我が家には5歳と3歳の子供がいます。
保育園に通わせているのですが、朝の保育園の用意がとにかく大変。
朝ごはん食べた後
- 歯磨きする
- 水筒やコップをリュックサックに入れる
- 靴下をはく
を子供たちだけでやってもらうのですがこれが時間がかかる時間がかかる
やりなさい と聴覚に訴えかけても子供は(≒人間は)動かないので、代わりに可視化して視覚で訴えかける方法がないか考えました。
聴覚がだめなら視覚で!
子供にとって親しみが持てる、かつやることが明確なイラストが作りたい!
ということでGenUで描いてもらうことにしました。
GenUとは
GenUとは、AWSジャパンの有志の方々がGithubに公開している生成AIサンプルアセットです
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/genu-use-cases-builder/
Githubのページはこちらとなります → https://github.com/aws-samples/generative-ai-use-cases
前提
- Windows 11
- VSCodeをインストール済み
- AWS CLI/ Node.js / AWS CDK インストール済み 備忘録 → https://qiita.com/zukutakuzu/items/89b5c071b2b35333a31a
デプロイは最大でもたったの3コマンド
以下コマンドを実行し AWS環境にデプロイします
# GithubからGenUのソースコードをダウンロードします
> git clone https://github.com/aws-samples/generative-ai-use-cases.git
> cd generative-ai-use-cases
# 初回実行の際はbootstrapが必要
> npx -w packages/cdk cdk bootstrap
# デプロイ
> npm run cdk:deploy
・・・・・・・・
Stack ARN:
arn:aws:cloudformation:ap-northeast-1:683104418976:stack/GenerativeAiUseCasesStack/0253abc0-446c-11f0-aa94-0683a8516d15
✨ Total time: 654.61s
>
デプロイには10分ぐらいかかりました
GenUを実際に使ってみる
AWS のCloudFormationのスタックのページに移動します

| # | CloudFormationスタック名 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | VideoTmpBucketStackus-east-1 | GenUデプロイ時に作成されたCloudFormationスタック |
| 2 | CDKToolkit | CDK Bootstrapにより作成されたCloudFormationスタック |
仮にGenUをアンインストールしたくなったらVideoTmpBucketStackus-east-1を削除すればよさそうですね
GenUのURLはVideoTmpBucketStackus-east-1の出力タブに載ってます
事前にAmazon BedrockでClaudeなどのモデルアクセスをリクエストしておく必要があります。
こちらのURLが参考になります https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-bedrock-knowledge-bases-sync-button-not-working/
投げたプロンプトと成果物
投げたプロンプトは以下の通りです。選択したモデルは「Nova Canvas」です。
朝
1.歯磨き
2.水筒ををリュックに入れる
3.靴下をはく
を順番にやれるようなイラストを作ってください
3回ぐらいやり取りを繰り返し出来上がった成果物が以下の通りです。

一見よさそうに見えますが、よく見ると
数字が1~4の順番になっていない
リュックの横に謎にでかい歯ブラシがあったりと
所謂「不気味の谷」みたいなイラストになりました。
Amazon Novaの進化か私のプロンプトスキルかを上げる必要がありそうです。
ちなみに1回のプロンプトの料金は$10ほど。
1回プロンプトを投げるごとにうまい棒買ってる と思えばイメージつきやすそうですね!
アウトカム
このイラストを見せた時の子供の反応は興味津々!
「ジュースが笑ってる~!」「オレンジがあるよ?」と言いながら見てくれました
「これはペットボトルみたいだけど要は水筒をリュックに入れようということだよ」と親が補足しつつ
数日はこれを見てしっかり朝の準備をしてくれました。
しかし、だんだん飽きが来たのかイラストの効果がなくなってきました。
人間だれしも飽きてしまうものですよね。ほかのイラストや手段を検討してカイゼンしていきたいと思います。
さいごに
生成AIの進歩をビジネスに生かすだけではなく、エンジニアとしてせっかくならプライベートにも生かしていきたいものです。


