はじめに
※SikarugirなどWineの基礎を理解してる方向けです
初めまして、ぞのと申します。
ティラノビルダー製のアプリをSikarugirで動かそうとしたら、なかなか画面が表示されなかったので、備忘録としてまとめます
環境
- Mac Mini M4
- macOS Tahoe 26.1
- Sikarugir (Wineskinの上位互換版的存在)
動作確認済みエンジン
- WS12WineCX24.0.7_7
- WS12WineSikarugir10.0_2
の両方で対応してます。
どこで困ったか
libEGL.dll、libGLESv2.dllというDLLが何かと悪さをし、アプリ画面が表示されない。
治療法
まず初めに、右クリックメニューを出し「パッケージの内容を表示」をクリックし、Contentsフォルダ内のConfigure.appを開きます。
そしてToolsタブを選び、Wine Tools部分のConfig Utility (winecfg)をクリック。
そうすると設定ウィンドウが開きますのでライブラリタブをクリック。
ライブラリの新規オーバーライドの入力欄に
libegl libglesv2と各自入力し、追加ボタンをクリック。
ここが最大の肝です。
追加したDLLを選択してから編集ボタンをクリックし、両方のDLLの読み込み順序をネイティブ版後に内蔵版(V)から内蔵版(Wine)(B)に変更。
これでようやく画面が表示されない問題は解消されます。
最後に適用(A)をクリックしてから終了するのを忘れずに。
追加しておけば尚良い手順
次に、ConfigurationタブでBrowseをクリックし、exeファイルを指定した後、Windows appの入力欄末尾に以下の画像のコマンドを追記してください。
--disable-gpu --no-sandbox
記入例
他にも、念入りにD3DMetalをオンにしたり、winetricksのfakejapaneseを入れて日本語対応させたり各々に合った設定をしておきましょう。
また、先駆者の方で--single-processコマンドを入力してる人もいましたが、筆者の使用したアプリでは落ちてしまいました。
上記のコマンドだけで動かなかった場合に入力してみるといいでしょう。
アプリ起動
Configureウィンドウ下部のTest Runボタンをクリックし、動作確認してみましょう。
無事アプリの画面が表示されました!やりました!!
最後に
これでようやくWindows版しかないティラノビルダー製のアプリがMac及びSikarugirで出来ます。
他に使えない方々の参考になったら幸いです。
追伸 : Rosetta 2の廃止に関しての小話
macOS 28以降はSikarugir及びWineの動作に必要なRosetta 2の機能が廃止されるそうです。そんな中でのWineの今後に期待です。
また他の方による言及もある通り、CrossOverという有料のWindowsエミュソフトではARM Winアプリの対応を進めているそうなのですが、現状の手段ではパフォーマンスが落ちるらしい。






