Gitでは、ブランチ間の差分を確認することがよくあります。コードのレビューや変更の把握に便利なこの操作は、git diff コマンドを使ってシンプルに行えます。
基本的なgit diffの使い方
- コマンドの基本構文
git diff <branch1> <branch2>
git diff <branch1>..<branch2>
このコマンドは、branch1
と branch2
の間の 差分(変更内容) を表示します。
コミット単位での差分確認(--statオプション)
--stat
オプションを使うと、ファイルごとの変更数を簡潔に表示します。
git diff --stat main feature-branch
src/main.go | 12 ++++++++----
README.md | 2 +-
2 files changed, 10 insertions(+), 4 deletions(-)
ファイルごとの変更行数や追加・削除の数が表示され、概要を把握するのに役立ちます。
特定のファイルだけを比較
もし特定のファイルの差分だけを見たい場合、以下のようにファイル名を指定します:
git diff main feature-branch -- src/main.go
前回のコミットとの差分
あるブランチの最新コミットと1つ前のコミットの差分を確認するには、以下のコマンドを使います
git diff HEAD~1 HEAD
差分確認時の便利なオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--color | 差分の出力に色をつけて視認性を高めます |
--name-only | 変更されたファイル名だけを表示します |
--name-status | 変更の種類(追加、削除、変更)も表示します |
--cached | ステージ済みの変更だけを確認します |
Gitでブランチ間の差分を確認するには、git diff
を使うのが基本です。さらに、--stat
や --name-only
などのオプションを活用することで、より見やすく情報を整理することができます。