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BIツール(SPSS Modeler、RapidMiner)の比較

Last updated at Posted at 2021-10-14

比較対象

今回の比較対象はデータ分析用のBIツールであるSPSS ModelerとRapidMinerです。
どちらでもドラッグ&ドロップの簡単な操作でデータ加工(前処理)からデータ可視化、モデル作成、評価、運用までできる機械学習プラットフォームです。
もし興味があり、実際に試してみたい方は下記記事に参照ください。
 ・SPSS Modelerの紹介&チュートリアル学習 
   https://qiita.com/zhangyangfeng1994/items/084d89a0abb7d549dbee
 ・RapidMinerの紹介 
   https://qiita.com/zhangyangfeng1994/items/ae292459b92c7a3a6fec

評価基準

使用料金

SPSS Modeler:
有料(評価版30日無料)
https://www.ibm.com/jp-ja/products/spss-modeler/pricing
RapidMiner:
 ①RapidMiner Studio Free version(無料版)
 ②RapidMiner Studio Enterprise(評価版30日無料)
 https://rapidminer.com/get-started/

初心者への配慮

SPSS Modeler:
チュートリアルは基本的に下記サイトのものですが、直接高いレベルのサンプルになりますので、説明にも理解しづらい部分があり、初心者が理解するために少し時間かかります。
※チュートリアルに使用されるデータはインストールする際に付いています。
https://www.ibm.com/docs/ja/spss-modeler/SaaS?topic=tutorial-introduction-modeling

RapidMiner:
ソフトウェア製品内にチュートリアルの詳しい手順が(英語で)記載され、Process画面でヒントも提示されているため、初心者にとてもやさしいです。
※チュートリアルに使用されるデータはインストールする際に付いています。

使いやすさ

SPSS Modeler:
  ・ドラッグ&ドロップで簡単な操作
  ・画面の言語は日本語対応あり
  ・ノードの検索はできない(あらかじめカテゴリが用意されている)
RapidMiner:
  ・ドラッグ&ドロップの簡単な操作
  ・画面の言語は英語のみ
  ・ノードの検索ができる

機能の豊富さ

データのインポート、データの加工、各種アルゴリズム、グラフ出力、データ分析レポートなど基本の機能は両方持っていますので、違う部分だけをまとめていきたいと思います。

SPSS Modeler:
Import可能なファイル種類
  ・IBMの他サービスとの連携は可能

アルゴリズム
  ・pyhthonとR言語固有のアルゴリズムを使用可能
  ・Spark固有のアルゴリズムを使用可能
  ・SPSS®Text Analticsを使用可能

RapidMiner:
Import可能なファイル種類
  ・Salesforceとの連携が可能
  ・Twitterとの連携が可能
  ・Trigger Zapierとの連携が可能
  ・(AWS、Azure、Google Storageなど)クラウドサービスとの連携が可能


拡張ツール
  ・Validationノード
  ・Utilityノード
これを使用することで、よりカスタマイズした複雑なプロセスを作成することができます。

画面の分かりやすさ

SPSS Modeler:
  ・同じ種類のノードにもかかわらず、各ノードのアイコンが異なりますので、分かりやすい
  ・実行後、出力ノードの数でWindowを新規して結果を出力している

RapidMiner:
  ・同じ種類のノードは同じアイコンで、SPSS Modelerよりは分かりづらい
  ・実行後、出力ノードの数でResultsビューにTabの形でそれぞれ表示している

まとめ

評価基準 SPSS Modeler RapidMiner
使用料金 有料 Free版あり
初心者への配慮 普通 あり
使いやすさ 日本語対応 英語のみ、ノード検索可能
機能の豊富さ 普通 豊富
画面の分かりやすさ 分かりやすい 普通

以上、五つの評価基準でSPSS ModelerとRapidMinerを比較してみました。
※あくまで個人の感想です。

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