こんにちは。
今回は、自分がサーバ証明書更新後に Tomcat と httpd を再起動した際のログ確認体験 を整理してみます。
「ログ確認って何から見ればいいの?」という初級者向けです。
この記事が以下のような方の参考になればうれしいです。
・初めて Linux サーバ上の Tomcat / httpd を扱う人
・運用作業を安全に行いたい初心者向け
0. この記事で扱った環境
💡 まずは、この記事で確認したサーバ環境をざっくり整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS / サービス管理 | Linux 系(systemd 管理、CentOS7 以降を想定) |
| Web サーバ | Apache HTTP Server (httpd) |
| アプリケーションサーバ | Tomcat(Spring Framework アプリケーション) |
| HTTPS 証明書 | 更新作業後に再起動が必要 |
| ログ確認方法 | systemd ログ:journalctl -u httpdTomcat アプリログ: /opt/tomcat/logs/localhost.log(古いログは .gz 圧縮されている場合もあり) |
| 補足 | Tomcat はアプリ初期化に時間がかかる(Spring Context 読み込みなど) httpd は軽量で秒単位で再起動可能 |
1. 背景
ある日、https 通信用のサーバ証明書を更新する作業がありました。
それに伴い、Tomcat と httpd の再起動が必要になったのですが、
- 「本当にアプリは停止したの?」
- 「起動はちゃんと完了したの?」
を ログで確認したい と思いました。
2. systemd のログを確認
まずは systemd が管理しているサービスのログです。
sudo journalctl -u httpd -r | head -n 50
出てきたログ例:
10月 10 14:24:29 Stopping The Apache HTTP Server...
10月 10 14:24:30 Stopped The Apache HTTP Server.
10月 10 14:24:38 Starting The Apache HTTP Server...
10月 10 14:24:38 Started The Apache HTTP Server.
🔹 初心者メモ
- Stopping / Stopped はサービス停止の瞬間
- Starting / Started はサービス起動の瞬間
- httpd は軽量なので数秒で完了しました。
3. Tomcat のアプリ停止・起動ログを確認
Tomcat は再起動に時間がかかります。
理由は アプリの初期化や Spring コンテキストの読み込み があるからです。
ログファイル:/opt/tomcat/logs/localhost.log(古いログは .gz で圧縮されている場合もあります)
sudo zgrep -H "13:1" /opt/tomcat/logs/localhost.log-2025-10-10.gz
出てきた一部ログ:
13:15:25 Destroying Spring FrameworkServlet 'dispatcherServlet'
13:15:25 Closing Spring root WebApplicationContext
13:15:52 Initializing Spring embedded WebApplicationContext
13:16:34 Initializing Spring DispatcherServlet 'dispatcherServlet'
🔹 解釈
- 13:15:25 → アプリ停止開始・完了
- 13:15:52 → アプリ起動開始
- 13:16:34 → アプリが完全に使える状態に
4. 停止・起動時間の目安
実測ログを元にすると:
| フェーズ | 所要時間 |
|---|---|
| Tomcat アプリ停止 | 約 6 秒 |
| Tomcat アプリ起動 | 約 41 秒 |
| 合計(systemd 感知時間込み) | 約 50 秒〜1 分 |
httpd はほぼ一瞬で起動・停止完了していました。
5. 初心者(明日の自分)へのポイント
- Tomcat は アプリ単位の停止・起動に時間がかかる
- httpd は非常に軽いので 秒単位で再起動可能
-
.logと.log.gzはzgrepでまとめて検索できる - systemd ログ と Tomcat localhost.log をセットで見ると安心
6. まとめ
- サーバ再起動時は systemd 側のプロセス停止/起動だけで安心せず、アプリログも確認する
- ログ確認は慣れれば短時間でできる
- 実際の停止・起動時間を把握しておくと作業手順の安全性が増す
7. 自分の学び
- 初めてログを追いながら再起動を確認した経験は、次回以降の作業時間の見積りにも役立つ
- 初心者でも、
journalctl+zgrepを組み合わせるだけで十分に確認できる
この記事は 「自分が実際にやったことを整理するアウトプット」 として書きました。
もしこれを読んでいる人がいたら、ぜひ 自分の環境でも試してみてください!
✅ 次のステップ
- Tomcat の他のログ(catalina.log)も併せて確認
- monit や systemd のポーリングを理解して、再起動手順書に反映
- 証明書更新やアプリ再起動の作業時間見積りに活用