はじめに
この記事は SAP Advent Calendar 2025 の12月6日分の記事として執筆しています。
SAP Analytics Cloud(以下SAC)導入時に困ることとの一つとして、「S/4HANAのどのデータソース(OData)を使えばよいか?」ということかと思います。
SACのリリースからもう5年ほど経っていますが、なかなかどのODataを使うかということにフォーカスされた情報源がないということを薄々感じていました。
もちろんContent Package User Guideは参考になりますが、もう少し網羅的に見やすい情報源があった方が調べやすいでしょうし、何より日本語での情報はないでしょう。(もちろん昨今は生成AIなどの力で翻訳は容易ですが。)
前提事項
- 今回はS/4HANA 2022 FPS02での調査内容をもとに記載しています。バージョンによってODataが利用できない可能性があるのでご了承ください。
- 以下に記載するODataは筆者独自の視点で判断・整理したものです。
実際の要件と照らし合わせて、あくまで実装の際の参考情報としてください。 - 接続方式はインポート接続の想定です。ライブデータ接続は対象外です。
ODataはServiceGroup単位での起債です。実際にはServiceNodeとの親子階層になります。
必要な項目を持ったServiceNodeを選択してください。
マスタ系
| データ種別・オブジェクト | OData-Service Groupe |
|---|---|
| 管理領域 | API_CONTROLLINGAREA_SRV |
| 会社コード | API_COMPANYCODE_SRV |
| 相手先会社コード | API_PARTNERCOMPANY_SRV |
| 事業領域 | API_BUSINESSAREA_SRV |
| セグメント | API_SEGMENT_SRV |
| 利益センタ | API_PROFITCENTER_SRV |
| 利益センタ階層 | C_PROFITCENTERHIERNODE_SRV |
| 原価センタ | API_COSTCENTER_SRV |
| 原価センタ階層 | C_COSTCENTERHIERARCHYNODE_SRV |
| 機能領域 | API_FUNCTIONALAREA_SRV |
| 勘定コード | API_GLACCOUNTINCHARTOFACCOUNTS_SRV |
| 活動タイプ | API_COSTCENTERACTIVITYTYPE_SRV |
| WBS 要素 | API_FINWBSELEMENT_SRV |
| プラント | API_PLANT_SRV |
| 製品/品目 | API_PRODUCT_SRV |
| ビジネスパートナー | API_BUSINESS_PARTNER |
| 勘定コード表 | API_CHARTOFACCOUNTS_SRV |
| G/L 勘定階層 | C_GLACCOUNTHIERARCHYNODE_SRV |
| 計画カテゴリ | API_PLANNINGCATEGORY_SRV |
| 元帳 | API_LEDGER_SRV |
| プロジェクト | API_FINPROJECT_SRV |
| 内部指図 | API_INTERNALORDER_SRV |
| 販売組織 | API_SALESORGANIZATION_SRV |
| 販売エリア | API_SALESDISTRICT_SRV |
| 流通チャネル | API_DISTRIBUTIONCHANNEL_SRV |
| 製品部門 | API_DIVISION_SRV |
| 製品グループ | API_PRODUCTGROUP_SRV |
| 得意先グループ | API_CUSTOMERGROUP_SRV |
| 国 | API_COUNTRY_SRV |
トランザクション(会計系)
| データ種別・オブジェクト | OData-Service Groupe |
|---|---|
| 仕訳明細実績 | API_JOURNALENTRYITEMBASIC_SRV |
| 財務計画明細 | API_FINPLANNINGENTRYITEM_SRV |
トランザクション(ロジ系)
| データ種別・オブジェクト | OData-Service Groupe |
|---|---|
| 受注 | API_SALES_ORDER_SRV |
| 出荷 | API_OUTBOUND_DELIVERY_SRV |
| 入荷 | API_INBOUND_DELIVERY_SRV |
| 購買 | PURCHASEORDER_PROCESS_SRV |
| 在庫/品目移動 | API_MATERIAL_DOCUMENT_SRV |
まとめ
という訳で主要なデータソースをまとめてみました。
少し気がかりなのは、上記のODataはほぼV2形式です。
基本的には今後はV4が主流になっていくと理解しており、S/4HANAのバージョンアップに伴い利用できなくなるODataも出てくるのでは?と考えています。
また今回はS/4HANAとSACの連携を主眼にODataについて整理しましたが、Datasphereとの連携をテーマにCDSビューについても今後まとめられればと考えています。
それでは、よいお年を!!