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【受験体験】AWS SysOpsに3度目の正直で合格した話

Last updated at Posted at 2023-02-24

はじめに

ラボ試験が加わったAWS Certified SysOps Administratorですが、合格するまでに3回も受験することとなっていまいました。反省点を踏まえた対策をご紹介したいと思います。

AWS Certified SysOps Administratorとは?

AWS Certified SysOps Administratorとは、AWS認定資格の一つで、AWS上でのワークロードのデプロイ、管理、運用に関する経験を証明できる資格です。2022年7月より、AWS認定の中で唯一実技試験にあたるラボ試験が導入されています。
参考:AWS公式

経験・前提など

3年前に異業種から転職でIT企業に入社した駆け出しエンジニア。うち1年は産休・育休でお休みをいただいていたので実質IT業界の経験は2年くらいです。
現在含め、1年近くAWSメインの運用業務でAWSコンソールにほぼ毎日触っている状況でした。

保有資格:
● 基本情報技術者試験
● AWS Certified Solutions Architect
● Oracle Master Bronze

受験結果

1回目:708
2回目:699
3回目:753

image.png
1回目・2回目と微妙に足りず不合格に…!2回目不合格だった時の絶望感は忘れられません(笑)
3回目でなんとか合格することができました。

筆記対策

半年近くかけてちょっとずつ勉強した結果、前半で学んだことを忘れてしまい非効率な一面がありました。長期戦に持ち込まないほうが効率的に進められるかと思います。
下記はおすすめの対策です。

● 時間配分
筆記の時間は見直しを2回しても余るくらいの余裕があります。ただ、後半ラボ試験も含めると合計180分と長い試験のため集中力が途切れたり、ラボ試験が控えている焦りから見直しがおろそかになりがちです。思い込みにとらわれず問われていることを正確に把握するようにしましょう。

● Teck Stock「WEB問題集で練習しよう」
3か月で5000円近くとちょっとお高めですが、類似問題が3,4割くらい出るなどかなり有用です。
SysOpsの場合98セクション(2023年2月時点)×7問と問題数が豊富ですが、新しいものほど出やすい気がします。基本的に1回全問回答した後50セクション以降を9割以上取れるまで周回することをおすすめします。

同じように見えて実は違うポイントが問われていることもありますので、本番ではちゃんと問題文・選択肢を注意深く読んだ上で回答するようにしましょう。

問題の解説を図解含めしっかり読み込んでおくと応用が出たときに対応ができます。
色んな方の合格体験記は対策や重点サービスがわかるのでいくつか読んでおくと参考になるかもしれません。

● Black Belt オンラインセミナー
AWSの資格を志したことがある方ならお馴染みのBlack Beltは、各サービスを体系的に理解したい場合とても有用です。問題を解いている中で苦手と感じるサービスを優先的に視聴しましょう。動画・テキスト(PDF)両方で学べるのも便利です。

ラボ試験対策

毎日コンソール触っているし大丈夫だろうと完全に油断していました。
ところが日常業務で使わない範囲が出題されてしまい、かつ対策もハンズオンとなるとどうすれば良いのかイマイチつかみ切れず、ここで点を落としてしまったと思われます。そんな試行錯誤の中、最終的に実施した対策を紹介します。

● 時間配分
1セット30分×2=60分くらい残しておくと余裕を持って進められるかと思います。また、一度ラボ試験に進むと筆記に戻れないのでご注意ください。

● ブログの検索
「AutoScaling 構築方法 コンソール」などの検索キーワードで、画像付きで紹介されているサイトやブログを見て構築方法を確認できます。いちいち探すのはちょっと大変ですが、苦手なサービスがわかっている場合これが一番早いです。試験直前でも構築方法に不安を覚えるサービスがあればチェックしておきましょう。

● 【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
SAA向けですが、ハンズオンの部分はラボ試験の参考になります。動画形式なので、特にAWS環境に触ることが難しい方におすすめです。

● AWS認定SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト AWS認定資格試験テキスト
最後のほうにある模擬試験にラボ試験もあるため、その内容を慣れていない方はコンソールで、ある程度慣れている方は文字ベースで確認しておくと良いと思います。
書籍の中身としては、概要レベルのことがかなりざっくり書かれているので、基本から学びたい方はさらっと読めて良いかもしれません。
※ただし、情報量は少ないので他の参考書も必要です。

受験直後実施すべきこと

本試験はラボ試験がある関係で、合格発表は5営業日以内とされています。私の場合土日に受験後、翌日の深夜2時頃までには結果がでていました。
類似の問題が出題されることも多いので、記憶の新しいうちに出題された問題をメモしておさらいしておくと、万一再受験になった場合役に立ちます。
特にラボ試験は同じ問題セットが次回も出題される可能性があるかもしれませんので、わからなかった箇所をしっかり押さえておくようにしましょう。

受験方法

自宅のPCで万一問題が起きた場合、端末トラブルを申告することもできますが、試験官とのやり取りはすべて英語です。それが不安な方は、日本語でやり取りできるテストセンターでの受験をおすすめします。
週末や祝日は先まで埋まってしまっていたりするので、ご予約はお早めに。

重点で抑えるべきサービス

基本的には下記の公式試験ガイドを参考にしましょう。受験後再度見返したところ、ここに登場しているサービスは、頻出度の違いはあれどほぼすべて出題されていたと思います。
AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA-C02) 試験ガイド
受験前に使い方がわからないサービスや自信がない箇所がないか確認しておくとより安心です。

まとめ

本記事ではAWS Certified SysOps Administratorの受験体験記と対策方法をご紹介しました。
これから受験予定の方に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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