はじめに
こんにちは! ノベルワークスのザワッチです!
今回は、業務に影響しない、逆に集中できるくらいのエンジニア向けの作業用BGMの生成に挑戦してみました!
(バイブコーディング中の音楽もあるよ!)
Sunoとは
Suno AIは、アメリカのSuno, Inc.が2023年12月20日に発表した音楽生成AIツールで、テキストプロンプトを入力するだけで高品質な楽曲を自動生成できるサービスです。
ユーザーが入力した歌詞やテーマに基づいて、AIが作詞・作曲・ボーカルまで生成。ジャンルやムードも細かく指定可能です。
日本語にも対応していて、発声も自然で高品質なようです。(ワクワク)
音楽制作の専門知識がなくても、誰でも簡単にオリジナル楽曲やBGMを作成できる点が最大の魅力のようです。
アップデートにより、めちゃくちゃ進化しているらしいです。
今回のゴールは、Sunoの音楽生成に必要な情報を壁打ちを通じて言語化し、以下の画面に入力して、生成させるところまでです。
まずは壁打ち
エンジニアが作業用BGMに何を求めているかを言語化していきます。
今回の壁打ち相手は、Gemini2.5 Flashです。
エンジニアの作業用BGMを聞く様々なシーンを提示してくれました。
今回は、「集中力と生産性の向上」にフォーカスして、さらなる深堀りと言語化をはかります。
その中で気になったのが作業内容に応じて、曲調を変えるという発想。
とりあえず、
- 設計
- コーディング
- テスト
という大雑把なカテゴリに分けてみました。
そして、追加でバイブコーディング中のBGMも作成させてみる(笑)
まずは、分けたカテゴリの共通点の洗い出しを行ってくれた。いい感じにまとまっている。
そして、それぞれのカテゴリについてどういう音楽が必要なのかを定義してもらったが、細かい曲調を指定してくれた。
設計
頭を使うところなので、絶対に集中力を研ぎらせないという意思が出力に現れている。。。
音楽無知なので、具体的な音楽例がピンとこないが、クラシックがよさそう。
コーディング
指先の運動と目と脳の連携が求められる←初耳
やっぱりテンポは速めな感じで、ガンガンコードを書いていくというのを想定しているらしい。
シンセウェーブでコーディングしながら、ノスタルジーを感じてみたいな~
テスト
反復な操作、細部への注意、エラー発見、集中力と同時に忍耐力が求められます。
テストに対する姿勢をこんなにも言語化できるのすごい。。。
さすが、人間にテストコード書かされてるだけある。
テスト中にEDMはおもしろい
バイブコーディング
バイブコーディングの特性もちゃんとつかんでいる印象。
クリエイティブな発想が生まれやすい状態という表現がいい。
思ったより、出力がよかったので、最後にそれぞれのカテゴリで私の好みの具体的な音楽例をピックアップして、この音楽を作ってくれる人(Suno)に渡す体でGeminiさんに体裁を整えてもらった結果が以下の出力です。
設計
【作業内容の特性】
このフェーズでは、システム全体の構想、アーキテクチャ設計、論理構造の構築など、深く思考し、概念を整理する作業が中心となります。
高い集中力と内省が求められ、外部からの刺激は最小限に抑える必要があります。
【求める音楽の特性】
リズム・テンポ: ゆったりとした、安定したリズム。心拍数に近い、あるいは少し遅めのテンポ(目安:60-90 BPM程度)で、思考を妨げない穏やかさが重要です。
メロディ・ハーモニー: ミニマルで反復性のある構造。感情的な高揚や驚きを誘うような派手な展開は避け、思考のバックグラウンドとして溶け込むような、心地よいアンビエントな響きを求めます。
具体的な方向性:
バッハのような対位法が複雑すぎず、しかし安定した反復性を持つ作品。
サティの「ジムノペディ」のような、瞑想的で静謐な雰囲気。
ドビュッシーの印象派音楽の中でも、特に穏やかで空間的な広がりを感じさせる作品。
コーディング
【作業内容の特性】
実際にコードを記述するフェーズです。論理的思考力に加え、指先の操作と脳の連携が求められ、フロー状態に入り、それを維持することが生産性向上に直結します。適度な推進力と没入感が重要です。
【求める音楽の特性】
リズム・テンポ: 安定した中〜高テンポ(目安:90-130 BPM程度)で、集中力を途切れさせず、かつ作業のリズムに乗れるような推進力が必要です。
メロディ・ハーモニー: シンプルで繰り返しの多いメロディ。80年代を彷彿とさせるシンセサイザーの音色と、心地よいリフやパターンで、集中力を途切れさせずに作業のペースを保つ助けとなるサウンドを求めます。
具体的な方向性:
KavinskyやCarpenter Brutのような重厚さではなく、よりMiami Nights 1984やLazerhawkのような、レトロフューチャーで疾走感がありつつも耳馴染みの良いメロディと安定したビート。
ボーカルのない、純粋なインストゥルメンタル。
テスト
【作業内容の特性】
開発した機能の動作確認やバグの特定など、反復的な操作と細部への注意、そして高い集中力の維持が求められます。
単調になりがちな作業ですが、見落としがないように集中力を高め、モチベーションを維持することが重要です。
【求める音楽の特性】
リズム・テンポ:
中〜高テンポ(目安:100-140 BPM程度)で、作業のペースを維持し、気分を高揚させるようなリズミカルなビート。
メロディ・ハーモニー:
明るく、前向きなメロディ。単調さを打ち破り、作業へのモチベーションを維持するための適度な刺激と高揚感を持つサウンドを求めます。
具体的な方向性:
TranceやHouse、Technoの中でも、ボーカルがなく、メロディックで反復性があり、かつポジティブなエネルギーを感じさせるもの。
急激なドロップや展開よりも、緩やかにビルドアップし、安定したグルーヴが続くトラック。
バイブコーディング
【作業内容の特性】
「バイブコーディング」とは、心地よくリラックスした雰囲気の中で、流れるようにコードを書き、クリエイティブな発想を促す状態を指します。
過度なプレッシャーを感じず、探求的なコーディングが行えるような環境作りが目的です。
【求める音楽の特性】
リズム・テンポ: ゆったりとした、心地よい中テンポ(目安:70-110 BPM程度)で、思考の柔軟性を保ちつつ、適度な集中を促す自然な揺らぎやグルーヴが重要です。
メロディ・ハーモニー: メロウで温かい音色。予測可能だが単調でない展開が、クリエイティブな発想を刺激します。
ジャンルにとらわれず、全体として「良い雰囲気(Vibe)」を醸し出す心地よさを求めます。
具体的な方向性:
Lo-Fi Hip Hop(インストゥルメンタル)のような、チルで心地よいビートとメロディ。
ジャズ・ヒップホップ(インストゥルメンタル)や、フュージョン・ジャズのスムーズで洗練されたサウンド。
アコースティックギターやピアノを中心とした、心安らぐインストゥルメンタル曲。
できた音楽
壁打ちで音楽の脚本が出来上がったので、翻訳してそれをSunoに入れて生成します!
できたものがこちら、URLからアクセスしてみて、ぜひ聞いてみてください!
設計(Design)
コーディング(Coding)
テスト(Test)
バイブコーディング(Vibe Coding)
個人的、No1はバイブコーディングの音楽でした!
Sunoのv4.5を使用しており、筆者は課金済みです
おわりに
Geminiで壁打ちしたおかげかわからないですが、思っていたような音楽が出てきたのでシンプルにすごいと思いました。
人によっては、設計とテストが逆だと考える人とかもいると思います。
正直、感覚次第なところもあると思うので自分好みにそれぞれのカテゴリでプレイリスト作ってみるのも面白そうですね!