軽深(かるしん なんちゃって圏論) Advent Calendar 2023 9日目の記事です。
演習形式をとっているので、ぜひ 回答を試みてください。
前提知識 分割する
圏は、射つまり矢印が重要です。私達は、普段よく矢印をつかっています。そんな矢印にほんの少し、圏論的な発想をすると仕事の効率をあげることができます。忙しい人には朗報です。
仕事術では、人の仕事は断れとか、タスクの優先順位をつけるとか書かれていることが多いです。では、断ったり、タスクの優先順位をつけることができたら、ただ仕事を実行すればいいのでしょうか? 実行時に効率よくすることは大切なんではないでしょうか? 段取り八分仕事二分とよく言われます。段取りは、非常に重要です。トヨタは、プレスの段取りを数時間から3分にまで劇的に減らしました これは、タスクを段取りと実行に分割して、効率をあげています。
さらに段取りを仕事とみなせば、段取りの段取りを考えることもできます。図式は、こうです。
文章を書くという具体例にこの図式をあてはめてみましょう
射が1本の場合でなく段取りの段取りという2本の場合を考えるとそれだけで、効率をあげることができるなと思えませんか?
段取りが圏として射として厳密かというと勿論全然違います。圏として段取りを厳密に考えるのは桁違いに難しいです。でも軽深(かるしん なんちゃって圏論)なので、数学的厳密さは、無視します。矢印をつかって考えるとわかりやすいという意味で、演習 分割 を提示します。
演習 仕事を段取りと実行に分割すると効率を劇的に改善できます。筆記で文章作成するのと、テキストエディターを使うのとでは生産性に雲泥の差があります。テキストエディターの習熟は時間が少しかかりますが、段取りそのものです。仕事全体の効率を高めてくれます。 あなたが仕事の効率をあげたいと思ったら、どんな段取りに分解するといいでしょうか?
この仕事には、どんな段取りをすると効率がよくなるかをメモ書きするのは、どうでしょうか? メモ書きは、段取りの段取りそのものです。段取りの段取りは、なぜか、より汎用性が高いものになります。これが圏論の醍醐味です。