人工知能用ハード
facebookの議論から、人工知能用ハードについて、思ったことを少し書いてみます。
ポイントは、PEZYの齊藤さんの発想です。
目指しているのは、CPUコアよりもインターコネクトを遥かに重視した構造です。
インターコネクトをどうしたらいいかですね。
このニューロンの説明を参考に考えてみました。
2重のインターコネクト(2重のパケット)はどうだろうが結論です。
神経細胞は、軸索を伸ばして、樹状突起でつながります。この部分をハード的に、柔軟につくれるかが重要です。
神経細胞 | ハード | ||
---|---|---|---|
1 | 細胞体 | CPU+メモリ | 分散メモリ型MIMD |
2 | 軸索 | ネットワーク | 対象100億個?もっとすくなくてもいいかも、 |
3 | シナプス (樹状突起結合) |
CPUとの接続 | 対象1万個? |
軸索、シナプス結合部分は、ルーティングで対応するのが妥当だと思います。
スケールする場合はIBMのようにクロスバーで押し切るのはちょっとむずかしい気がします。
軸索、シナプスは、2重のパケットになっていればいいでしょう。技術的にも問題はあまりない気がします。
おそらく、神経細胞にとって、2重化は意味あることですが、CPU的に意味あるかは別問題なんでしょう。100コアで十分な計算でも、100万コア必要な計算でも、動的に対応できるのが、重要ならこのような仕組みが役立つかなと思います。