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RPAで作ったBotからMicrosoft Teamsに投稿してみる(Automation Anywhere編)

Last updated at Posted at 2019-09-07

はじめに

Microsoft Teamsを社内やチームのコラボレーションで使用しており、
情報収集やイベント運営などの自動化のために、MS Flowで他システムと連携して自動投稿させています。
運用自体はうまく行っていたのですが、イベント管理サイトからデータを落として来て集計したものを投稿したくなったり、
業務量も増えてきて、ワークフロー全体を自動化していきたいというニーズが高まってきましたので、RPAで諸々の処理を自動化することにしました。
その前準備としてRPAのAutomation Anywhereでまず、Microsoft Teamsに投稿する部分を作ってみました。

参考にしたページ

今回作成した際に下記の記事を参考にさせて頂きました。
画面のスクリーンショットも日本語環境で掲載されているので、良ければこちらも試してみてください。

Microsoft Teams に PowerShell で投稿してみる - Qiita

下記のページも分かりやすいです。
Microsoft Teams API (Incoming Webhook) で投稿 - Qiita

試した環境

Automation Anywhere Enterprise 11.3.2 日本語版
Microsoft Teams (Office 365)

おおまかな流れ (所要時間10分~15分)

  • Microsoft Teams側の設定 (Webhookコネクタの追加)
  • URIをコピーしてメモ帳などに保存
  • 投稿するための中身(今回はJSON形式)を用意する
  • Automation Anywhere Enterprise ClientでBot作成
    • REST Web ServiceコマンドをBotに追加
      • メソッドをPostに設定
      • URIを記入
      • リクエスト -> ヘッダーのContent-Typeを設定
      • PARAMETER -> Post にJSONを記入
      • レスポンス -> レスポンスの保存先にサーバーからの応答メッセージを格納する変数を設定
      • PARAMETER -> リクエストの送信 で、投稿できるかテスト

つくり方

Microsoft Teams側の設定 (Webhookコネクタの追加)

1.png
Botに投稿したいチャンネルの右側にある「・・・」をクリック。

2.png
上記のようなメニューが出るので、「コネクタ」をクリック。

3.png
「Incoming Webhook」を追加。

4.png
書いてあることを念のためざっと確認して、インストール を押す。

5.png
名前をつけます。ここで設定した名前で投稿されるようになるので、恥ずかしくない名前をつけましょう。
投稿時に使用されるアイコンも変えられます。
設定が終わったら「完了」を押す。

URIをコピーしてメモ帳などに保存

6.png
あとで使う大事なURI(≒URL)なので無くさないようにしましょう。

「完了」を押したらMicrosoft Teams側は準備完了!

投稿するための中身(今回はJSON形式)を用意する

とりあえず今回はこんな感じで。
{
"text" : "AA Clientからのメッセージ投稿テスト"
}

Markdown記法も使えるようです。なお、改行は\nで可能です。

JSONって何?という方はこちらを参照。
非エンジニアに贈る「具体例でさらっと学ぶJSON」 | DevelopersIO

Automation Anywhere Enterprise ClientでBot作成

さあ、Bot組むぞ!と気合が入るかもしれませんが、コマンド1個置いて設定するだけの作業です。

REST Web ServiceコマンドをBotに追加

新規Botを作成したら、
9.png
ちょっとクールな青いアイコンのコマンド。これを追加します。

メソッドをPostに設定、URIを記入

10.png
こんな設定画面が開きますので、
「URI:」の欄に先ほど保存しておいたURIを貼りつけます。
「メソッド:」を「POST」に変更。

リクエスト -> ヘッダーのContent-Typeを設定

11.png

「リクエスト」のタブへ移動し、左側のメニューから「ヘッダー」を選択。
「Content-Type」を「application/json」へ変更。
(他のContent-Typeも使用できますが、今回はJSONで試します。)

PARAMETER -> Post にJSONを記入

14.png
こんな感じで貼りつけます。
変数も使えるので、実際使う場合は先にメッセージを生成してから変数で受け渡ししようと思っています。

レスポンス -> レスポンスの保存先にサーバーからの応答メッセージを格納する変数を設定

12.png

なんでも良いですが、投稿に失敗した時に分かるようにしておいたり、後続の処理を変えられるようにしておいたほうが良いでしょう。

PARAMETER -> リクエストの送信 で、投稿できるかテスト

image.png
「PARAMETER」のタブで、実際動くか試してみることが出来るボタンがあるので、押してみましょう。

完成!!

15.png
無事、投稿されたことを確認したら「保存」を押して完了。

image.png
Bot Creatorに追加したコマンドはこれ一つだけです。

次回予告?

次回はこれを部品として使えるように改造して、業務フローに組み込んでみようと思います。

追記

以下の方法で画像の埋め込みも出来るようです。
【MS Teams】Incoming Webhook経由で画像を送信する方法 - Qiita

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