お疲れ様です。
GCPのバックエンドをいじっていたらバックエンドサービスのサンプリングレートが勝手に切り替わっていたため、その事象について共有します。
※記事執筆日: 2020-02-17
事象説明
実際どういうことなのか、動かしながら説明します。
▼バックエンド一覧(ここでもサンプリングレートが0.001なのを確認できます)
▼CLIからもサンプリングレートを確認。
今は0.001になっている。
$ gcloud beta compute backend-services describe backend-service01 --global --format
="value(logConfig.sampleRate)"
0.001
▼バックエンドの設定を少し更新してみる。
gcloud compute backend-services update-backend backend-service01 --balancing-mode
=RATE --max-rate-per-instance=10 --capacity-scaler=0.1 --instance-group=instance-group-1 --instance-group-zone=us-central1-
a --global
Updated [https://www.googleapis.com/compute/v1/projects/gcp-study01/global/backendServices/backend-service01].
▼サンプリングレートが1.0になってしまっている。
gcloud beta compute backend-services describe backend-service01 --global --format
="value(logConfig.sampleRate)"
1.0
バックエンド追加でも同様の事象が発生
▼バックエンド追加前(サンプリングレート=0.001)
gcloud beta compute backend-services describe backend-service01 --global --format
="value(logConfig.sampleRate)"
0.001
▼バックエンド追加
gcloud compute backend-services add-backend backend-service01 \
--balancing-mode=RATE \
--max-rate-per-instance=3 \
--capacity-scaler=1 \
--instance-group=instance-group-2 \
--instance-group-zone=us-central1-a \
--global
▼バックエンド追加後(サンプリングレート=1.0)
gcloud beta compute backend-services describe backend-service01 --global --format
="value(logConfig.sampleRate)"
1.0
GUIからの操作では勝手に切り替わらない
GUIからバックエンドを一部更新してみる。
なぜかGUIからの操作ではサンプリングレートには影響ありませんでした。
まとめ
GCP側の不具合なのか分かりませんが、サンプリングレートが高いと大量のログが出力され無駄な費用が発生してしまうため、この点は直して頂きたいです。
引き続き調査するので、分かったことがあればまたこちらで共有します。
以上、読んで頂きありがとうございました。