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Bashプロンプトの変更

Last updated at Posted at 2015-11-20

サーバを複数台管理していると、どこにログインしているかわからなくなります。

プロンプトには通常ホスト名が表示されるようになっていますが、クラウド環境などだと、自動的にアサインされた覚えにくい名前になっていたりするので、分かりやすい名前に変更したい場合があります。

###環境

私はMacとLinux(CentOS)を使うことがほとんどなのでbashにします。
bash以外だと方法が違うので、適宜調べて下さい。

###今の状態の確認

プロンプトの表示フォーマットはbashでは、PS1という環境変数に入っていますので、その形式を表示してみます。

echo "$PS1"
[\u@\h \W]\$

環境によっても違いますが、多くの場合、上記の様になっています。
意味は、

  • \u : ユーザー名
  • \h : ホスト名
  • \W : 今いるディレクトリ名
  • \$ : 一般ユーザーの時$,rootの時#を表示

というものです。@等は、普通に表示されます。
上記の場合、

[hoge@hostname ~]$

という感じで表示されます。
ローカル環境で、OSのhostname等を自由に変更できる場合などはいいのですが、クラウド環境や変更できない場合は静的に変更してやります。と入っても、ハードコーディングするだけなので、難しくありません。

###変更する

まず、変更したいのは、基本ホスト名だけです。あと、今いるディレクトリをフルパスで表示するようにしてみます。ここで、ホスト名をTEST_SERVERとしたいとします。

やりたい形式

[hoge@TEST_SERVER /var/www/html]$

表示のためのフォーマット

[\u@TEST_SERVER \w]$

最終的には.bashrcに設定を記述すればいいのですが、まずは一時的に試してみます。

export PS1="[\u@TEST_SERVER \w]$"

とすると瞬時にかわります。パターンが気に入らない場合は、いろいろといじってみるといいでしょう。

ただ、この場合、コンソールを閉じて、新しいコンソールを開くと、デフォルトの状態に戻ります。永続化したい場合は、上記の記述を.bashrcに記述します。

vi .bashrc

記述が終わったら、

source .bashrc

を実行し、値を反映させます。

なお、色も変えることができます。
色の指定は[\e[色指定m]というフォーマットで行います。

host名を別の色にして強調したい場合などは、

export PS1="[\u@\[\e[1;33m\]TEST_SERVER \[\e[m\]\w]$"

などとします。この場合、host名が黄色になります。
色は、指定した箇所から以下の以降の文字列全てに適用されるので、[e[m](色指定無し)でリセットします。

色コードは、

    m   指定なし
0;30m   Black
0;31m   Red
0;32m   Green
0;33m   Yellow
0;34m   Blue
0;35m   Purple
0;36m   Cyan
0;37m   White

という感じです。

どの色にしても、ケバケバしいので、強調は白を使えばいいでしょう。

export PS1="[\u@\[\e[1;37m\]TEST_SERVER \[\e[m\]\w]$"

###参考

##おまけ

###プロンプトに絵文字を入れる

まず、絵文字が表示されるかどうかチェック。

echo -e '\U1F439'

表示できるようなら、下記のようにする。
``で囲むことで変数内でコマンドの実行が可能なります。あとは、\hなどと組み合わせます。

export PS1=`echo -e '\U1F439 '`" \h:\W $ "

Macでは、絵文字はcontrol + command + spaceで表示できるので、好きな絵文字を右クリックして、ユニコードを取得し変更します。
形式はU+xxxxの形式になっているので、\Uxxxxxと直してあげます。以上。

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