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node.jsでファイル監視して、変更があったらSFTPして、さらにその機能をデーモン化?する。

Last updated at Posted at 2016-02-11

##やりたいこと

特定のファイルの変更を監視し、変更があればSFTPで他のサーバにアップロードしたい。
別にscpでもいいのですが、ある案件の要望がSFTPなので、SFTPで試します。

##方針

PHPとかでもinotify を利用すると目的の機能を実装できるようでしたが、linuxカーネルのバージョンに依存したり、WindowsやMacでは少しやり方を変える必要があったりするようなので、プラットフォーム依存を無くすためにここではnode.jsを利用することにしました。

なお、node.jsの場合は、基本的に実行するconsoleを閉じるとプロセスも終了してしまうので、consoleを閉じたり、ログアウトしても継続的に実行されるようにデーモン化?します。

##必要なツールのインストール

今回は、下記のツール、パッケージ等を利用しました。

  • node 4.3.0(npm 2.14,12)
  • chokidar(ファイルの状態監視)
  • ssh2(SFTP clientとして利用)
  • fs(ファイルシステムの利用)
  • forever(デーモン化)

###インストール

node.js本体のインストールはこちらをご覧下さい。
その他のツールは、以下の通りです。

npm install --save chokidar
npm install ssh2
npm install fs
npm install -g forever

##実装

下記の様にしました。基本的には、ファイルの状態監視機能と、その中で呼び出すSFTP機能の実装に大きく別れます。

個別にメモした記事が下記になります(参考まで)。

いろいろ書いていますが、そんなに難しくはありません。
ファイル名はwatch.jsとしました。

//require
var chokidar = require("chokidar");

//chokidarの初期化
var watcher = chokidar.watch('./data/',{
	ignored:/[\/\\]\./,
	persistent:true
});

//イベント定義
watcher.on('ready',function(){

	//ready
	console.log("ready watching...");

	//ファイルの追加
	watcher.on('add',function(path){
		console.log(path + " added.");
	});

	//ファイルの編集
	watcher.on('change',function(path){
		console.log(path + " changed.");
		//upload
		uploadFile(); //下で実装
	});
});

/* uploadFileの実装 ======================================================= */

//Function upload by sftp
var uploadFile = function(){

	var Client = require('ssh2').Client;

	var conn = new Client();
	conn.on('ready',function(){

		//ready
		console.log("ready sftp...");

		//sftp
		conn.sftp(function(err,sftp){

			//throw if error
			if(err) throw err;

			//file path
			var local = "./data/test.txt";
			var remote = "./test_up.txt";
			
			//upload
			sftp.fastPut(local,remote,{},function(err){
				if(err){
					console.log("upload error.");
				}else{
					console.log("uploaded.");
				}
			});
		});

	//connection
	}).connect({
		host: 'servername',
		port:22,
		username:'hoge',
		privateKey:require('fs').readFileSync('/Users/hoge/.ssh/id_rsa'),
		passphrase:'hoge'
	});

}

スクリプができたら、デーモン化する前に動作を確認しておきましょう。

node watch.js

とし、指定したフォルダ内のファイルを変更してみます(ここではdata/test.txt)。
アップロードが確認出来たら、デーモン化してみます。

##デーモン化する

デーモン化するためにはforeverライブラリを使えばよいようです。
インストールがまだならインストールします。任意の場所で利用するので-gをつけておきます。

npm install -g forever

foreverのインストールができたなら、スクリプトを登録します。

forever start watch.js

実際に登録されたかは、

forever list

で確認出来ます。
デーモン化を止めたい場合は、

forever stop watch.js

とします。その他、restartというのもあるようです。

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