担当システムに関わって数年経ち、ある程度システムに詳しくなってくると、周りの人たちから質問責めされる機会が増えます。質問してくる人の中には、人の話を聞かなかったり、何を聞きたいのかよく分からない質問をしてくる人がいます。本記事では、そのパターンと対処法についてまとめてみました。
1. 人が答えてる最中に質問をかぶせてきて、続きを言わせない人
Aさん「ファイルって暗号化してるの?」
自分「どのファイルのことですか?」
A「ログファイル。」
自「はい、暗号化 A「ローカルのログファイルが暗号化されてないんだけど」
自「暗号化はサーバ側で A「これ暗号化してないの?」
自「いえ、暗号化は A「暗号化せずに保存してるの?それってまずくない?」
「ログファイルは暗号化しているか」という質問に「ログファイルはサーバ側で暗号化している」と答えたいのですが、答えている最中に質問者が質問をかぶせてくるため、こちらが答えを言わせてもらえないケースです。
対策
質問者は、ただ自分が喋りたいタイプの人です。嵐が収まるまで黙って待ちます。
2. こちらが言った単語に反応して、話を奪う人
Aさん「○○の機能が使えないんだけど」
自分「あーそれ設定で有効化する必要があります。手順を教えます、設定画面は開けます?」
A「設定?設定は触ってないよ?」
自「設定画面を A「さっきインストールしたばかりだから、設定は何も触ってないもん。別に設定はいじってないよ」
自「設定 A「設定は何も変えてないんだけどなあ。なんでなんだろう。なんでなの?」
対策
「設定」という単語に反応して、自分の頭に思い浮かんだことをそのまま口にするタイプの人です。このケースも、質問者はただ自分が喋りたいタイプの人なので、嵐が収まるまで黙って待ちます。
3. 質問が漠然としすぎている人
前後の文脈から意図がわかる場合はよいですが、突然こちらのデスクにやって来て、漠然とした質問をポンと投げつけてくるタイプです。「ファイルってどうやって送ってるの?」など。
対策
「ファイルですか?TCP/IPで送ってます」のように、分かりきったことを答えます。すると相手は「それぐらい分かってるよ!」と怒り出して、自分から質問の意図を話しはじめます。
4. 質問で返すと怒り出す人
「ファイルってどうやって送ってるの?」のような漠然とした質問をされた時、質問の意図がよくわからないので「ファイルってどのファイルですか?」「どうやってというのは、通信プロトコルを聞いてますか?」のように、こちらから5W1Hを一つずつ丁寧に聞き出すと、見下されていると感じるのか、とたんに不機嫌になる幼稚園児みたいな人がいます。
対策
質問してはいけません。分かり切ったことを答えて、相手から質問の意図を吐き出させます。
5. もはや何を言っているのか分からない宇宙人
自分の仕事をしてると、何の前触れもなく、突然「暗号化は?」のように1単語で質問されることがあります。よく聞くと、「ログファイルを管理サーバに送る時、クライアント側、サーバー側のどちらで暗号化して送っているのか」を知りたかったようです。
対策
残念ながら我々はエスパーではないので、どうしようもありません。相手するだけ時間の無駄ですので、無視しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
新人の頃、「同じことを二度質問してはいけない」と言われた人は多いと思います。新人は回数を制限される一方、中堅は「日本語になってない意味不明な質問」をしても許されるようですね。
「プログラミングを始めたいのですが、最初に覚えたほうがいい言語ってありますか?」
「はい、あります。日本語です。」