前回に続き、今回はDNSの設定をしていきます!
##前回
##初めに
EC2では、自動でグローバルIPとドメインが割り当てられます。
(その値はEC2のダッシュボードで確認できます。)
ここで割り当てられるドメインとIPは定期的に変更されてしまう
為、 せっかくユーザーがWebサイトをお気に入りに登録してくれても、そのうちリンク切れになってしまいます。
その為、グローバルIPを固定して独自ドメインと紐付けることでドメインが変わらないようにする必要があります。
そして、AWSではDNSの設定をRoute 53
というサービスで行います。
今回はそのRoute 53を使って設定を進めていきます!
##ドメイン取得
ドメインはAWSやお名前.comなどで購入することができますが、AWSは高いので今回はお名前.comで購入しました!
※下記がお名前.comの公式サイトになりますが、名前.com
で検索するとよくわからない偽サイトに繋がるのでご注意を。
購入時にオプションを選択できますが、セキュリティ面を考慮して、ドメインプロテクションとWhois情報公開代行を追加しました。
ここで、SSL証明書の発行も可能ですが、2万円程かかってしまうのと、AWSで無料発行できるため今回はやめておきます。
##DNSの設定
###固定IPの設定
DNSの設定を行うにあたり、まずグローバルIPを固定する必要があります。
IPを固定するにはElastic IP
というコンポーネントを使い、EC2インスタンスへアタッチします。
こちらの記事を参考に進めていきます。
※Elastic IPの関連付けを行うと固定IPが設定されますが、固定IPを使用している場合、インスタンス停止中は課金がされてしまいます。ですので、インスタンスを停止する時はElastic IPの関連付け解除も忘れずに!
・関連付け解除手順の参考記事
###設定
こちらの記事を参考に進めていきます。
なお、現在の表示画面と参考記事の画面が異なりますので、下記に記載した現在の画面も参考にしてください。
###DNSの確認
各種設定が完了したら、ターミナルから設定の確認をしていきます!
SSHでログインし、以下のコマンドで設定されたネームサーバーを確認してみてください。
[ec2-user@ip-10-0-10-10 ~]$ dig aws-dns-practice.work NS +short
dns2.onamae.com.
dns1.onamae.com.
[ec2-user@ip-10-0-10-10 ~]$ dig aws-dns-practice.work NS +short
#設定したネームサーバーが表示される。
無事設定の確認ができました。
それでは、登録した独自のドメインでブラウザからアクセスしてみてください。
アプリ画面が表示されれば成功です!
今回の記事はここまでにします。
次回からEC2インスタンスの冗長化を進めていきます!