はじめに
こんにちは。サービス業に長年、従事していた私が、プログラミングの世界に飛び込んで約4ヶ月が経ちました。現在は転職活動中で、ITエンジニアとしての第一歩を踏み出そうとしています。
そんな中、ふと疑問に思ったことがあります。
「AI の進化が早すぎる今の時代に、基本情報技術者試験のような資格って本当に必要なのだろうか?」
ChatGPTやClaude、GitHub Copilotなど、AIがコードを書いてくれる時代。プログラミングスクールで学んだ知識も、もしかしたらすぐに古くなってしまうのかもしれません。
でも、だからこそ逆に挑戦してみたくなりました。AIの力を借りながら、従来の資格試験にチャレンジしたらどうなるのか?
そこで今回、Claude Codeに学習アプリを作ってもらい、それを使って基本情報技術者試験に10日間で挑戦することにしました。
私の背景
サービス業からの転身
- 過去:接客業・販売業に従事
- 2025年4月7日〜2025年6月15日:オンラインプログラミングスクール受講開始
- 学習内容:HTML/CSS、Ruby、Ruby on Rails、JavaScript、Git/GitHub、チーム開発
- 現在:転職活動中
なぜプログラミングを学び始めたのか
サービス業では多くの経験を積むことができましたが、将来への不安もありました。特に、デジタル化が進む中で、より専門的なスキルを身につけたいと思ったのがきっかけです。
しかし、学習を進める中でAIの急速な進化を目の当たりにし、「果たして今、学んでいるプログラミングの基礎やコードを書くことに意味があるのだろうか?」という疑問が生まれました。
基本情報技術者試験について
試験概要
基本情報技術者試験は、経済産業省が認定するIT関連の国家資格です。
- 位置づけ:ITエンジニアの登竜門
- 試験形式:CBT方式(コンピューター受験)
-
試験時間:
- 科目A試験:90分(60問)
- 科目B試験:100分(20問)
- 合格率:約25-30%
- 合格基準:各科目60%以上
出題範囲
科目A試験(基礎知識)
- 基礎理論(離散数学、応用数学、情報理論など)
- コンピュータシステム(プロセッサ、メモリ、入出力装置など)
- 技術要素(ヒューマンインターフェース、マルチメディア、データベースなど)
- 開発技術(システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術)
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム戦略
- 経営戦略・企業と法務
科目B試験(アルゴリズム・プログラミング)
- アルゴリズム
- プログラミング(擬似言語)
- 情報セキュリティ
- データ構造及びアルゴリズム
Claude Codeでアプリ開発
開発の経緯
従来の参考書や問題集での学習に加えて、何か新しいアプローチはないかと考えていた時、Claude Codeを使って学習アプリを作ってもらうアイデアが浮かびました。
開発依頼
Claude Codeに以下のような要件で学習アプリの開発を依頼しました:
基本情報技術者試験の学習アプリを作成してください。
要件:
- 科目A試験の過去問を解けること
- 分野別に問題を選択できること
- 正答率や学習進捗を記録できること
- 解説機能があること
- 実際の試験と同じ問題数を解けること
- スマホでも使いやすいレスポンシブデザイン
- シンプルで直感的なUI
完成したアプリ
アプリURL: https://kihonjoho2-exam-app-production.up.railway.app/
主な機能
-
分野別学習
- テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系に分類
- 各分野から問題を選択して学習可能
-
問題演習
- 四択問題形式
- 即座に正誤判定
- 詳細な解説表示
-
学習進捗管理
- 正答率の表示
- 分野別の習熟度確認
- 学習履歴の記録
-
レスポンシブデザイン
- PC、タブレット、スマホに対応
- 通勤時間や隙間時間での学習に最適
開発期間と工数
Claude Codeとの対話を通じて、約1時間でベースとなるアプリが完成しました。その後、細かい調整やデプロイまで含めて約6時間で実用的なレベルに到達。
従来のアプリ開発と比較すると、驚異的なスピードでした。
10日間の学習戦略と実践
学習計画
限られた時間を最大限活用するため、以下のような計画を立てました:
- 1-3日目:科目A試験の基礎固め
- 4-6日目:科目A試験の演習中心
- 7-8日目:科目B試験(アルゴリズム)対策
- 9-10日目:総復習と弱点補強
学習方法のポイント
1. アプリの効果的な活用
作成したアプリを使って、隙間時間も含めて効率的に学習を進める。分野別の学習機能により、弱点を特定して集中的に対策することができる。
2. プログラミング経験の活用
スクールで学んだRubyやJavaScriptの知識が、アルゴリズムやデータ構造の理解に大いに役立ちました。特に、Gitでのバージョン管理経験や、チーム開発で培った論理的思考力は、擬似言語の理解に活かすことができました。
3. 効率的な復習システム
間違えた問題を重点的に復習し、理解が曖昧な分野を特定して集中的に学習しました。アプリの進捗管理機能により、自分の習熟度を客観的に把握することができる。
8月2日の試験に向けて
現在、試験まで残り数日となりました。これまでの学習を通じて、以下のような手応えを感じています。
試験に向けての準備
1. 最終調整
- 間違えやすい問題の最終確認
- 時間配分の練習
- 体調管理の徹底
2. アプリ活用の効果
Claude Codeで作成した学習アプリの効果を改めて実感しています:
- 隙間時間の活用:スマホでいつでも学習できる利便性
- 視覚的な進捗管理:正答率やグラフで成長が見えてモチベーション維持
- 即座のフィードバック:解説機能で効率的な学習が可能
- 分野別学習:弱点を特定して集中的に対策
3. プログラミング経験の活用
スクールで学んだ内容が試験対策に活かされています:
- Ruby、JavaScriptでのアルゴリズム実装経験
- Ruby on Railsでのデータベース操作経験
- Git/GitHubでのバージョン管理経験
- チーム開発で培った論理的思考力
AI時代における資格の意味
今回のチャレンジを通じて、AI時代における資格の意味について改めて考えました。
資格取得の価値
1. 体系的な知識の習得
基本情報技術者試験の学習を通じて、ITに関する幅広い基礎知識を体系的に学ぶことができました。プログラミングスクールでは触れなかった分野(ハードウェア、ネットワーク、セキュリティ、経営戦略など)の知識は、エンジニアとして働く上で必ず役に立つと感じています。
2. 共通言語の習得
IT業界では、基本情報技術者試験で出題されるような専門用語や概念が日常的に使われています。これらの「共通言語」を理解していることで、チームでのコミュニケーションがスムーズになると考えています。
3. 継続学習の習慣
資格試験への挑戦は、継続的に学習する習慣を身につける良い機会でした。AI時代だからこそ、新しい技術を学び続ける習慣は重要です。
AIとの共存
1. AIを活用した効率的な学習
Claude Codeで学習アプリを作成してもらったように、AIは学習を効率化する強力なツールです。従来の学習方法にAIを組み合わせることで、より短時間で効果的な学習が可能になります。
2. 基礎知識の重要性
AIが発達しても、それを使いこなすための基礎知識は必要です。適切な質問をしたり、AIの回答を評価したりするためには、ある程度の専門知識が欠かせません。
3. 人間らしい判断力
技術的な知識だけでなく、経営戦略やプロジェクトマネジメントなど、人間的な判断が求められる分野の重要性は今後も変わらないでしょう。
今後の展望
現在も転職活動を続けていますが、エンジニアに限らず、今までの経験とAIを活かしながら自分がワクワクできる仕事を見つけていきたいと考えています。基本情報技術者試験への挑戦を通じて、ITに関する基礎知識が体系的に整理され、技術的な自信がついたと感じています。
8月2日の試験後、結果発表を待ちながら様々な可能性を探っていく予定です。また、今回のAIを活用した学習方法についても、引き続き探求していきたいと思います。試験結果については、後日追記予定です。
おわりに
この経験を通じて学んだことは以下の通りです
1. AIは敵ではなく、最強のパートナー
Claude Codeで学習アプリを作ってもらったように、AIは私たちの学習や仕事を効率化してくれる強力なパートナーです。AIに仕事を奪われるのではなく、AIを使いこなせる人材になることが重要だと感じました。
2. 基礎知識の重要性は変わらない
AI時代でも、基礎的な知識や原理を理解していることの価値は変わりません。むしろ、AIを適切に活用するためには、より深い理解が求められるかもしれません。
3. 継続学習の習慣が最も重要
技術の進歩が早い現代において、一度学んだ知識で満足するのではなく、継続的に学び続ける習慣こそが最も価値のあるスキルだと思います。
4. 異業種経験も活かせる
サービス業経験は、マネジメント系の問題で直接的に活かされました。どんな経験も、視点を変えれば必ず活用できる場面があると感じました。
最後に
「AI時代に人間は何をすべきか」という問いに対する一つの答えは、「AIと協働しながら、継続的に学び続けること」だと、今回の経験を通じて強く感じました。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。この記事が、同じような状況の方の参考になれば幸いです。
参考リンク
使用技術・ツール
- 学習アプリ開発: Claude Code
- デプロイ: Railway
- 学習ツール: 自作アプリ + 市販参考書
- 記事執筆: Claude Sonnet 4
この記事は実際の体験に基づいて執筆されています。学習方法や結果には個人差がありますので、ご了承ください。


