はじめに
転職活動中の新人エンジニアとして、AI時代の転職市場の現実と、これからのキャリア戦略について正直に書いてみます。同じような状況にいる方の参考になれば幸いです。
1. 転職市場の厳しい現実
エンジニア転職の現実
正直に書きます。書類すら通らない現状です。
- 応募企業: 30社以上
- 書類通過: 0社
- 面接実施: 0社
- 内定: 0社
🌍 世界的なエンジニア削減の波
これは私だけの問題ではありません。2024年から2025年にかけて、世界中でエンジニアのレイオフ(削減)が進行しています。
📉 各社のレイオフ実績
- 2023年1月:約12,000人の削減(主に全社的)
- 2024年初頭:ハードウェア・AI部門などで数百人規模の追加レイオフ
✅ Microsoft
- 2024年1月:ゲーム部門などで約1,900人
- 2024年6月:Mixed Reality部門などで約1,000人
- 2025年1月:パフォーマンスベースの削減で約2,000人
- 2025年5月:全社の約3%(約6,000人)
- 2025年7月:さらに約9,000人(全体の約4%)
✅ Meta(旧Facebook)
- 2023年:全体で約11,000人
- 2025年1月:中堅ITエンジニアを中心に約5%相当を削減予定
✅ Amazon
- 2023年:全体で約27,000人の大規模レイオフ(複数部門)
- 2024〜2025年:AWSやAlexa部門などで数百〜数千人規模の段階的削減を継続中
- 2025年6月:CEOが「今後、ホワイトカラー業務は削減が進む」と発言
🔍 背景にあるもの
- AI導入の本格化:チャットボット・業務自動化・生成AIの普及によって、人手を必要としない業務が急増
- 企業側の戦略転換:特にビッグテック企業は「効率化」や「株主への説明責任」のため、エンジニア職を再編中
- ホワイトカラー再定義の波:ルーチンワークだけでなく、ミドルレベルのITエンジニアもAIに置き換え可能と判断されつつある
🎯 まとめ
これらの動きからわかるのは、エンジニア職は「数が多ければ安心」な時代が終わりつつあるということです。
- 単なるプログラミングスキルだけでは、差別化が難しい
- AIを「使う側」に立てるかどうかが、これからの評価軸
- AIとの協働スキル(プロンプト設計、業務自動化提案など)が新しい"武器"
参考情報: Inc.com, USNews, WSWS, Economic Times, FT.com(2025年7月時点の公開情報に基づく)
2. AI時代のキャリア戦略分析
強みとして活かせるもの
AIツールを使いこなす能力
- AIとの効果的な対話
- プロンプトエンジニアリング
- AIの限界を理解した使い方
業務自動化の視点
- 前職業務の効率化提案
- AI導入の戦略立案
- コスト削減効果の算出
前職での業界での経験 + AI活用
- 前職での業界の知識
- 顧客ニーズの理解
- AIによる業務改善提案
弱みとリスク
従来のプログラミングスキルの価値低下
- 基本的なコーディング → AIが代替
- フレームワーク知識 → AIが提案
- デバッグスキル → AIが自動化
エンジニア職の競争激化
- 供給過多の状況
- 経験者優遇の傾向
- 新卒・未経験者の厳しい立場
3. 具体的な戦略提案
選択肢1: 前職業界に戻り、AI自動化を導入
メリット
- 業界知識を活かせる
- 比較的安定した業界
- AI導入による差別化
デメリット
- 給与水準が低い可能性
- 業界の将来性に不安
- 技術スキルの活用機会が限定的
現実的な課題
戻る業界や企業がそもそもAI導入やAIによるコーディングがどこまでできるようになっているのかの状況がわかっている人がいなければ、そこに入っても浮く存在になると思います。
多くの企業では、ITやAIへの関心がまだ低く、従来の働き方が続いているのが現実です。新しい技術を積極的に取り入れる企業と、そうでない企業の差が広がっているように感じます。
全く未経験のエンジニア業界以外となると本当に運だなと思います。それでも、AI時代の新しい可能性を探ってみたいと思います。
戦略
- 前職業界でのAI活用提案
- 業務システムの自動化
- 顧客対応の効率化
選択肢2: AI活用企業への転職
メリット
- 技術的な成長機会
- 将来性のある業界
- 給与水準が高い
デメリット
- 競争が激しい
- 経験不足による不利
- 転職のハードルが高い
戦略
- AI活用の実績をアピール
- 業務自動化の提案力
- 前職業界での経験を活かす
選択肢3: 確実な選択(コンビニ・カフェ・スーパーなど数日に1度は誰もがだいたい訪れる場所)で基盤を固める
メリット
- 安定した収入
- 時間的余裕
デメリット
- 技術スキルの活用機会がない
- 給与水準が低い
- キャリアの後退(そもそもキャリアという概念が変わるかもしれない)
戦略
- 副業でAI活用を継続
- スキルアップの時間確保
- 転職の基盤作り
4. AI時代の働き方の可能性
本当に好きなことをできる環境
AIの台頭により、本当に好きなことをできる絶好の環境が到来しています。
- ルーチンワーク → AIが自動化
- 技術的な詳細 → AIが担当
- 人間の価値 → 創造性・戦略性
ホワイトカラー職の変化
従来のホワイトカラー職は確実に変化します。しかし、それは消滅ではなく進化です。
- データ入力 → データ分析
- レポート作成 → 戦略立案
- 顧客対応 → 顧客関係構築
AIとの協働の新しい働き方
AIは競争相手ではなくパートナーです。
- AIに任せられることは任せる
- 人間にしかできないことに集中
- 創造性と戦略性を磨く
5. 結論:今後のキャリア設計
AI時代の転職戦略
技術スキルよりも「AI活用能力」
- プログラミング → AI活用
- フレームワーク知識 → プロンプトエンジニアリング
- デバッグスキル → AIとの対話力
業界経験 + AI自動化の組み合わせ
- 前職業界での経験を活かす
- AIによる業務改善を提案
- 差別化要因として活用
長期的なキャリアビジョン
- 短期的には確実な選択
- 中期的にはAI活用スキルの向上
- 長期的には創造的な仕事への移行
最後に
転職活動は確かに厳しいです。しかし、AI時代は新しい可能性も提供しています。
- 前職のスキルを活かす方法を考える
- AIとの協働を学ぶ
- 本当にやりたいことを見つめる
賭けではなく、戦略的な選択をしていきたいと思います。
本当に伝えたいこと:AI時代への希望
一番言いたいのは、AIによって働き方やキャリアという概念も変わるような気がするということです。
小さい頃にワクワクしていた、夏休みが長く感じられて、一日中、友達と川で遊んだり、ドッチボールをしたり、自転車で隣町まで行ったりした1日がボリュームのあった日々。大人になってもそんな感じで働いて生きていける環境が、AIによって実現するのではないか。
AIがいろんな業務を自動化し、ホワイトカラーの管理職すらいらなくなる世界なら、小さい頃になりたかった夢や希望が叶うような世界になるのか、ワクワクした感情で働ける世界になることを願います。
AIによる業務自動化が進むことで、従来の「管理職」や「ルーチンワーク」から解放され、本当にやりたいこと、創造的なことに集中できる世界が来るのではないか。そんな未来を信じて、今の転職活動を乗り越えていきたいと思います。
この記事は、実際の転職活動中の悩みを正直に書いたものです。同じような状況にいる方の参考になれば幸いです。