【失敗談】クラウドデータベースの課金体系を勘違いして痛い目を見た話
はじめに
個人開発でポートフォリオを作成していた際に、クラウドデータベースの課金体系を完全に勘違いしてしまい、予想以上の請求が来てしまった体験談を共有します。
同じような勘違いをする人が一人でも減ることを願って、自分の失敗を記録として残しておきます。
何を勘違いしていたのか
勘違いの内容
私が勘違いしていた課金体系は以下の通りです:
- 間違った認識: 起動した時間ではなく、利用した分(クエリした分、保管したデータ分)だけ課金される
- 間違った認識: リソースを作ったとしても、特に触っていなければ微課金で済む
- 間違った認識: デプロイ自体が稼働させただけでは料金は発生しない
- 間違った認識: データを入れた際に、入れた分だけ料金がかかる
実際の課金体系
実際には、多くのクラウドデータベースサービスでは:
- インスタンスが起動している時間に対して課金される
- データの使用量やクエリ数に関係なく、稼働時間分の料金が発生
- インスタンスを作成した時点から課金が開始される
具体的に何が起こったか
インスタンス作成時の設定
インスタンス作成時には以下の設定を行う必要がありました:
- プランの選択
- バックアップ頻度の設定
- 容量の設定
個人開発(ポートフォリオ)用途だったため、全て一番小さいプランで十分でした。
プラン選択での注意点
特に注意が必要だったのがプランの選択です:
- エンタープライズプラン: 企業向けの基本プラン
- エンタープライズプラスプラン: より高機能な上位プラン
私は間違えてエンタープライズプラスを選択してしまい、個人では痛い金額になってしまいました。
反省点と学んだこと
1. ドキュメントをしっかり読む
謎にドキュメントを読まずに進めていたので、自業自得であった。
最も大きな反省点は、公式ドキュメントを読まずに進めてしまったことです。課金体系についてはドキュメントに明記されているため、事前に確認すべきでした。
2. 課金体系の理解
クラウドサービスの課金体系は複雑な場合が多いため、以下を必ず確認する:
- 何に対して課金されるのか
- いつから課金が開始されるのか
- 使用していない時間も課金されるのか
- 最小課金単位はどれくらいか
3. プラン選択の慎重さ
プラン選択時は以下を心がける:
- 個人開発なら最小プランから始める
- プラン名が似ている場合は特に注意深く確認する
- 料金表を必ず確認する
今後気をつけること
事前調査の徹底
- 公式ドキュメントの熟読
- 課金シミュレーターがあれば活用
- 無料枠の有無と条件の確認
テスト環境での検証
- まずは最小構成でテスト
- 実際の課金額を1日〜1週間程度監視
- 想定外の課金がないか定期的にチェック
アラート設定
- 予算アラートの設定
- 使用量監視の設定
- 定期的な利用状況の確認
まとめ
クラウドサービスは便利ですが、課金体系を理解せずに使用すると思わぬ出費につながります。
特に個人開発者にとっては、数千円の違いでも大きな痛手になる可能性があります。
この記事が同じような失敗をする人の参考になれば幸いです。
教訓:
- ドキュメントは必ず読む
- 課金体系は事前に理解する
- 個人開発なら最小プランから始める
- 定期的な利用状況の確認を怠らない
この記事は自分のミスを忘れず、記録するために書かせてもらいました。同じような失敗をする人が減ることを願っています。