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記事投稿キャンペーン 「AI、機械学習」

【GPT Crawler】URLのみでGPTsを作成!

Last updated at Posted at 2023-11-22

🌐 GPT Crawler: Create GPTs with Just a URL! : URLのみでGPTを作成!

こんにちは、皆さん!今回はGPT Crawlerを使ってURLのみでGPTsを作成する方法を紹介します。

リポジトリのリンクはこちらです。

私が改変したものはこちらです。アップデートしたら記事も更新します。

🎓 はじめに: Introduction

GPTsって革命的なんですけど、GPT Plusに登録していてもファイルの数が10個までと制限されていたり、まだまだ使いづらい部分がありますよね。

少ないファイル数で効率的に狙った質問を返してもらうには、データを加工した上でアップロードする必要があります。

このGPT Crawlerでは、指定したURLの情報をクローリングして、GPTsにアップロードするための加工されたデータを作成します。

オープンソースでMITライセンスなので、自由に改変できます。
なので、今回私がより使いやすくするために作成したものも、同時に紹介します。

早速使ってみましょう!

この機能にアクセスするには有料のChatGPTプランが必要な場合があります。

🛠️ How to Use: 使い方

Node.js >= 16がインストールされていることを確認してください。

まずはリポジトリをクローンします。
公式:

git clone https://github.com/builderio/gpt-crawler

私の改変版:

git clone https://github.com/yuyuyu2118/gpt-crawler-y

次に、プロジェクトのディレクトリに移動します。

cd gpt-crawler

改変版の場合は

cd gpt-crawler-y

次に、下記のコマンドで必要なパッケージをインストールします。

npm i

もしくは

npm install

npm installとは、package.jsonに記載されているパッケージをインストールするコマンドです。

また、プロジェクト内のconfig.tsを開くと、下記のようになっています。

import { Config } from "./src/config";

export const defaultConfig: Config = {
  url: "https://www.builder.io/c/docs/developers",
  match: "https://www.builder.io/c/docs/**",
  maxPagesToCrawl: 50,
  outputFileName: "output.json",
};

上記の内容は必須ですが、他の項目も設定できます。
各項目について、下記に説明します。

type Config = {
  // クロールを開始するURL
  url: string;
  // このパターンに一致するリンクのみをクロール対象とする
  match: string | string[];
  // このセレクタで指定された要素からインナーテキストを取得する
  selector: string;
  // 最大でこの数のページをクロールする
  maxPagesToCrawl: number;
  // クロール結果を保存するファイル名
  outputFileName: string;
  // 必要に応じて設定されるクッキー
  cookie?: { name: string; value: string };
  // 各ページ訪問時に実行されるオプショナルな関数
  onVisitPage?: (options: {
    page: Page;
    pushData: (data: any) => Promise<void>;
    visitPageWaitTime?: number;
  }) => Promise<void>;
  // セレクタが表示されるまで待機するオプショナルなタイムアウト
  waitForSelectorTimeout?: number;
};

私の改変版では、11/22現在、下記のような項目を追加しています。

type Config = {
  // 省略

  // 使用するオプショナルなユーザーエージェント
  userAgent?: string;
  // 各ページの読み込み間のオプショナルな待ち時間
  waitTime?: number;
};

userAgentはデフォルトでは、自分のAgentが使用されます。
waitTimeを設定することで、アクセスを制限できます。

実際の設定では、下記のように書きます。

import { Config } from "./src/config";

export const defaultConfig: Config = {
  url: "https://www.builder.io/c/docs/developers",
  match: "https://www.builder.io/c/docs/**",
  maxPagesToCrawl: 50,
  outputFileName: "output.json",
};

改変版では、デフォルトでこのようになっています。

import { Config } from "./src/config";

export const defaultConfig: Config = {
  url: "http://www.nikkei.com/",
  match: "http://www.nikkei.com/**",
  maxPagesToCrawl: 50,
  outputFileName: "output.json",
  // ここから下は任意
  waitTime: 1000,
  onVisitPage: async ({visitPageWaitTime }) => {
    // ここでのカスタム処理を記述
    await new Promise(resolve => setTimeout(resolve, visitPageWaitTime ?? 1000));
  },
  // userAgentを設定するなら、下記のように記述
  // userAgent: "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
};

これで事前準備は完了です。

▶️ How to Run: 実行方法

事前準備が完了したら、アプリケーションを起動します。以下のコマンドは start:dev スクリプトを呼び出し、build スクリプトを実行してTypeScriptのコンパイルを行った後、開発者モードでアプリケーションを起動します。

npm start

改変後の場合は、上記のコマンドか下記のコマンドで起動します。

npm run start:cross-env

改変後であれば、cross-envにより、powershell等でも起動できます。

起動してしばらく待つと、output.jsonにデータが出力されます。
もう一回実行すると、output.jsonが上書きされますのでご注意ください。

📊 Reviewing the Output Data: 出力されたデータの確認

こんな感じで出力されていればOK!

[
  {
    "title": title,
    "url": url,
    "html": html,
  },
    {
    "title": title,
    "url": url,
    "html": html,
  }
]

⬆️ Uploading to GPTs: GPTへのアップロード

出力されたデータをGPTsにアップロードします。

  1. https://chat.openai.com/ にアクセスしてログインします。

  2. 左側のメニューから「Explore」を選択します。

  3. 真ん中付近の「Create」ボタンをクリックします。
    スクリーンショット 2023-11-22 172614.png

  4. 「Configure」タブを選択します。
    スクリーンショット 2023-11-22 173403.png

  5. 「Knowledge」セクションにある「Upload files」ボタンからoutput.jsonをアップロードします。
    スクリーンショット 2023-11-22 173420.png

  6. 必要に応じて、「Capabilities」セクションで「Web search」の設定をオフにすることもできます。
    スクリーンショット 2023-11-22 173441.png

この時点で以下のような質問をすると、回答が返ってきます。
スクリーンショット 2023-11-22 174309.png
ちょっとoutput.jsonにアクセスするようになっていないので、質問を変えてみます。
スクリーンショット 2023-11-22 174301.png

以上で、アップロードが完了し、カスタムGPTを使って質問に答えられるようになります。さらに、「Create」タブから自然言語で追加設定を行い、output.jsonから情報を参照するように構成することも可能です。

📝 Summary: まとめ

改変前のリポジトリも、改変後のリポジトリもcloneしてURLを書き換えるだけで簡単に活用することが可能です。英語に不慣れな方のために、日本語で翻訳されたREADMEファイルに差し替えています。
また、リポジトリのフォーク元はこちらになります!!

Builder.io 様、「GPT Crawler」プロジェクトを開発し、オープンソースとして公開していただき、改めて感謝申し上げます。

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