保守しているシステムのAuroraMySQLのマイナーバージョンアップにあたって調査を行ったところ、メジャーバージョンとマイナーバージョンが切れた場合の影響が分かりにくかったためAWSサポートへ問い合わせました。
その内容を踏まえて記事にしています。
どなたかの助けになれば幸いです。
こちらの記事は概要とリンクを記載しますので、ぜひ公式ドキュメントもご確認お願いいたします。
私が保守している環境はAurora MySQLを利用しているため、一部リンクはAurora MySQL固有のページになっています。
メジャーバージョンが切れた場合の影響
以下の3点が主な影響です。
- 延長サポートを無効にしていない場合、自動的に延長サポートへ移行され課金が行われる
- 延長サポートが無効の場合パッチの提供・バグ修正・技術サポートの対象外となる
- 延長サポートが無効の場合復元時に元と同じメジャーバージョンで復元できない
マイナーバージョンが切れた場合の影響
以下の3点が主な影響です。
- パッチの提供・バグ修正・技術サポートの対象外となる
- バックアップからの復元時に元と同じマイナーバージョンで復元できない
- 自動でマイナーバージョンがアップグレードされる可能性がある
注意点として、マイナーバージョン自動アップグレード機能をオフにしている場合でもマイナーバージョンの終了日を過ぎた場合は自動でアップグレードされる可能性があります。
重大なセキュリティ問題が発生した場合、またはバージョンがサポート終了日に達すると、マイナーバージョン自動アップグレードオプションを有効にしていない場合でも、Amazon Aurora はマイナーバージョン自動アップグレードを適用することがあります。
また、メジャーバージョンのサポート期間中に全てのマイナーバージョンのサポートが終了することは無いようです。
こちらは当然だと思う方もいらっしゃると思われますが、リリースカレンダー上は最新のマイナーバージョンの標準サポート終了日がメジャーバージョンの標準サポート終了日以前のものしか記載されていなかったため確認した内容になります。
LTSはメジャーバージョンと同じサポート期間となっていますが、Auroraはダウングレードができません。
結論
影響はバグ修正やパッチが無いこと、そしてサポート期間が切れたバージョンへは復元ができないことです。
ただし大きな違いとしてメジャーバージョンには延長サポート、マイナーバージョンには自動アップグレードという概念があります。
ですので計画的にマイナーバージョンのアップグレードを繰り返しつつ、メジャーバージョンアップグレードの計画を立てる運用が良いと考えています。
メジャーバージョンのアップグレードについては延長サポートの料金 vs サポート切れの影響リスクを天秤にかける形になると思います。
終わりに
誤りがありましたらぜひコメントください。
ドキュメント上のバージョン期間中の表現がメジャー/マイナー共に「標準サポート」と書かれているのが個人的にとても分かりにくかった。。。