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AWS,Azure,GCPの3大クラウドのアーキテクト試験に合格してみての個人的比較 (2021年版)

Last updated at Posted at 2021-11-27

以下の記事の2021年版として勝手に書いてみます。
https://qiita.com/yomon8/items/f812079d0ce631f73d45

全て2021年に取得しましたので直近の内容がお伝えできていると思います。

  • AWS Solution Architect Professional
  • Azure Solutions Architect Expert
  • GCP Professional Cloud Architect

3大クラウドアーキテクト試験で共通していること

  • 身分証明書が2種類必要
  • 筆者の場合は自動車運転免許証 + クレジットカード
  • 実技試験はない
  • 全体的にインフラエンジニアの領域に偏った問題が出題される
  • クラウドファースト (クラウドとしてあるべき姿) が理解できていることが求められる

AWS Solution Architect Professional

よく言われていることですが試験時間に対して設問数が多く集中力を維持するのが大変です。対策本や対策サイトが多いので対策はしやすいと思います。時間をかけてAWSサービスについて理解をする必要があります。また、AWSは三大クラウドで一番サービスが多いので類似サービスの使い分けであったり、同一サービスの中での方式の違いの特徴であったりをよく把握しておく必要があると感じました。

受験料:300 USD (※筆者は半額バウチャーで受験)
認定期間:3年
再認定:認定期間が切れるまでに再受験
申し込みページ:AWS認定

Azure Solutions Architect Expert

2021年現在では「試験 AZ-303」「試験 AZ-304」の二つに合格することで認定されます。今はちょうど過渡期であり将来的には「試験 AZ-104」「試験 AZ-305」に変更となりアソシエイトの試験の延長という形に変わる予定です。

試験の内容としてAzureサービスのどれが一番要件にあっているかという問題というよりは具体的なパラメータや設定操作の順番を聞いてくる問題の方が多いような印象をもっています。例えば権限ロール。

試験の中でシナリオ問題→通常問題、通常問題→シナリオ問題というように違う問題種別への切り替えが発生しますが切り替えた後は戻ることができないのでシナリオ問題はシナリオ問題で見直し、通常問題は通常問題で見直しということが必要となります。

また、同じ設問で以下のような

○○○のときに使うべきはxxxか?
・Yes
・No

のxxxの箇所だけが変わる問題も前の設問に戻れないです。これ以降は戻れませんという旨の注意書きが都度表示されるので見落とさないように気をつけましょう。

試験画面は3大クラウドの中では一番リッチで日本語→英語の切り替えだけではなく色の切り替えもできます。アンケートはありません。

試験対策としてはWeb上に受験報告があるので参考にしやすいです。また、 Microsoft Learnそのものだったり、Web問題集そのものだったりという出題が現状だと目立つ のでそういう意味では一番対策しやすい試験でした。

受験料:21103円 × 2 (※筆者はそれぞれ半額バウチャーで受験)
認定期間:1年
再認定:無料の再認定課題を突破すること
申し込みページ:認定資格および試験を見る

GCP Professional Cloud Architect

GCP Professional Cloud Architectは 設問数が少なく試験時間が長いので 試験時間が足りないということはないと思われます。AWS,Azureに比べると全体的に独自路線である気がします。

Google Cloudの中で使うという前提ではあるもののJavaやPython、SQL、Kubernetesあたりの知識が問われる問題も少ないですが出たりします。

独自と感じる例としては、

  • 合格すると無料でGoogle Cloudグッズがもらえる
    • 筆者はかばんを選択
  • 受験後に試験のスコアがわからず知ることができるのは合否のみ
  • 合否(暫定)をテストセンターで確認するにはアンケート回答が必要
  • 受験開始直後に表示される再受験ポリシーのリンクを踏むと元に戻る方法がない
    • 仕方なく試験画面を終了し試験官を呼んで対処してもらった。
    • 参考
  • シナリオ問題が試験問題画面の右側に表示され続ける
  • 設問を英語で確認することができない
    • 機械翻訳による微妙な翻訳の対策としてベンダー試験では英語で確認したい場合がある
  • ピアソンVUEに委託していない
    • Webassessor に委託
    • Google Cloud Webassessor の仕様で言語 (日本語,英語) 毎に別アカウントが必要
    • 参考1 参考2
  • デジタルバッジの管理サイトがcredlyではない
  • テストセンターの受付で「受験者承認コード」の提示が必要
    • 認定試験の購入確認メールやリマインダメールに記載しているのでメールを印刷する

試験対策としてはCourseraやGoogle Cloud Skills Boost (Qwiklabs) が充実しているので無料キャンペーンなどを活用しながら受けると良いと思います。また、クラウドエース社が公式模擬試験の解説記事を出しているのでそれを参考にするのも良いと思います。公式模擬試験自体は無料でいつでも受けられます。

全体的にシナリオ問題が多いです。

Google CloudのVPC (ネットワーク) の考え方はAWS,Azureと大きく違うというのはありますがGoogle Cloudサービスの数はAWS,Azureに比べれば少ないので慣れるとシンプルという印象を受けるかもしれません。

余談ですがCourseraのキャンペーンで割引バウチャーを入手したので適用しようとしたら英語版試験のバウチャーは日本語版試験には適用できなさそうでした。

受験料:$200(税別)
認定期間:2年
再認定:失効までに再度合格する (失効日の60日前から受験可能)
申し込みページ:準備ができたら

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