WHY
会社で初めて複数人をマネジメントし、多くの事を得ました。
コミュニケーションには自信があった自分も、もう一歩踏み込んだコミュニケーションを学ぶことができました。
その中で得られた、最低限意識する事を記事にしました。
元々社内の自分の後を継ぐマネージャー向けのナレッジに手を加えたものです。
目次
・WHYを伝える
・原則メンバーには即レス
・徹底的なフォロー
WHYを伝える
どんな仕事もWHYが伝わっていないと、大抵メンバーのモチベーションが下がって収集がつかなくなります。
地味な仕事も全力で楽しくやってもらえるよう、ビジョンを示す事がマネージャーの仕事です。
まずは絶対にWHYを伝えましょう。
どんな仕事も受けてもらえないのは全てマネージャーの責任です。
原則メンバーには即レス
即レスは仕事の基本です。
レスが遅い人はマネージャーとして信頼ができません。
メンバーは**「自分の事は後回し」**と感じてしまいます。
オンライン中は必ず即レスをしましょう。
▲即レスのコツ
即レスできない時の理由として「すぐに答えられない」という場合があります。
そういう時は**「◯時までに返信します!」「確認するので少々お待ち下さい!」**等、とりあえず1レスを入れておきましょう。
徹底的なフォロー
前提として、**「2割共有」をしてもらいましょう。
自分の意図をメンバーに伝える事は誰がやっても大変です。
なので、こまめに進捗と内容を確認して「一緒に作り上げる」**という事を意識しましょう。
特に、最初のうちはできるだけ自分で道筋を示してあげると良いです。
仕事には全て期限を設定する
よくありがちな**「あとで見ます!」**は絶対にNGです。
期限を設定しないとお互い仕事を円滑に進めらず、誰も得をしません。
仕事を依頼する時
**「◯日の◯時までにお願いします。」**とお願いをして、1日以上空く場合は1~2日に1回リマインドをする。
仕事が間に合わなかったら、メンバーの責任ではなくてマネージャーの責任です。
仕事を受ける時
メンバーから仕事をお願いされたら**「◯日の◯時までにやります。」と返信をする。
遅れる場合はこちらから事前に連絡をする。
報告なしに期限を過ぎると、「自分の事を軽く見ている」**と信頼を損なう結果になります。
否定から入らない
メンバーの提案に対して
メンバーの提案に対しては、**「いやそれは無理でしょ」というように否定から入る事は絶対にやめましょう。
まずは一度受け入れ、例えその案を採用しなくとも、「その案をよりよくする為にはどうしたら良いか」を一緒に考えましょう。
結果的に良い案になり採用する事になった場合は、「メンバーの成果」としましょう。
メンバーの成果はマネージャーの成果でもあるので、そこでいちいち「自分がアドバイスしたから良くなった」**等という態度はとらないようにしましょう。
9割が自分の仕事でも、1割関わったメンバーの成果にしましょう。
メンバーのミスに対して
明らかなミスでも、実はメンバーに考えがあって意図的にそうしている場合もあります。
なので、どのようなミスでも否定から入らず**「ここって意図があってこうしてる?だとしたらその意図を教えてほしいです!」**と、まずは話を聞きましょう。
仮に単純なミスでもその後のコミュニケーションの取り方は圧倒的に良くなります。
※同じミスを何度も繰り返す場合はやや強めに言って調整をしましょう。
そうでないと、いつまでたっても同じミスを繰り返してしまう可能性があります。
詰め口調で仕事をしない
特にチャットだと感情が伝わりづらいので気をけましょう。
例えば**「メンバーのミスに対して」**の章の場合で見てみましょう。
✕「ここって意図があってこうしてるの?であればその理由を教えてください。」
◯「ここって意図があってこうしている?もしそうならその理由を教えてほしいです!
特に理由がなければこっちの方が良いかなーと思ったので!」
最初の方だと、完全に怒っているように感じます。実際に怒っていなくても相手がそう感じてしまえば意味がありません。
「一方的なコミュニケーション」は最悪なコミュニケーションの形です。(コミュニケーションですらない)
後者のように「!」を使用したり、自分の提案も合わせて伝えましょう。
そうする事で、**「一緒に良くしようとしてくれている」**と感じ、モチベーションも上がります。
感謝を忘れない
ずっと一緒に仕事をしていると慣れも出てきます。
どんな小さな仕事をしてもらった時でも**「ありがとう」**の言葉は絶対に忘れないようにしましょう。
心を込めて、ありがとうを伝え続けましょう。
最後に
本来であれば以下の4つのパターンに分けて考える事ができます。
・ビジョンマネジメント
・戦略マネジメント
・PDCAマネジメント
・メンバーマネジメント
今回は「メンバーマネジメント」にフォーカスした内容を記事にしました。
時間があったら他のパターンも深掘って書いてみようと思います。