はじめに
ExpressRouteの接続確認(テスト)ってどうするんだろうと思い、
公式ドキュメントを読んで整理してみました
ExpressRouteの概要
下記で整理してみましたので、よければご参照ください
https://qiita.com/yuyanz/items/251c08f4daaf057e2577
接続テストの手順
下記のドキュメントに沿って確認していきます。
※効率的になりそうと思った箇所はわざと順番を前後させている箇所があります。
プロビジョニングと回線の状態確認
Azure portalから確認可能
ExpressRouteの概要より下記を確認
ExpressRoute 回線を運用可能にするには、[回線の状態] が [有効]、[Provider status (プロバイダーの状態)] が [プロビジョニング済み]である必要があります。
ピアリング構成の検証
Azure portalから確認可能
ExpressRouteの概要からピアリングの欄より
構築したピアリングがプロビジョニング済みであることを確認
ARP検証
Azure プライベート ピアリングの場合
PowerShellより
リソースグループの名前とExpressRoute Circuitの名前を変数に入れてARPテーブルを取得
$RG = "<Your Resource Group Name Here>"
$Name = "<Your ExpressRoute Circuit Name Here>"
Get-AzExpressRouteCircuitARPTable -ResourceGroupName $RG -ExpressRouteCircuitName $Name -PeeringType AzurePrivatePeering -DevicePath Primary
Get-AzExpressRouteCircuitARPTable -ResourceGroupName $RG -ExpressRouteCircuitName $Name -PeeringType AzurePrivatePeering -DevicePath Secondary
Microsoft ピアリングの場合は下記から参照ください
MSEE 上の BGP とルートを検証
MicrosoftのEdgeルータ上のBGPとルートの確認
PowerShellよりリソースグループの名前とExpressRoute Circuitの名前を書き換えて入力
Get-AzExpressRouteCircuitRouteTable -DevicePath Primary -ExpressRouteCircuitName <CircuitName> -PeeringType AzurePrivatePeering -ResourceGroupName <ResourceGroupName>
トラフィック フローを確認
入出力バイトがでてきます
PowerShellよりリソースグループの名前とExpressRoute Circuitの名前を書き換えて入力
Get-AzExpressRouteCircuitStats -ResourceGroupName <ResourceGroupName> -ExpressRouteCircuitName <CircuitName> -PeeringType 'AzurePrivatePeering'
プライベート ピアリング接続 テスト
事前準備
PsPingを使ったテストがあるので、下記を準備
テスト開始
Azure portal ⇒ExpressRoute
⇒問題の診断と解決⇒接続とパフォーマンスの問題
⇒発生している問題の詳細を教えてください
⇒プライベート ピアリングの問題
⇒プライベート ピアリング接続のテスト
オンプレIP⇒AzureのIPへPsPing(事前準備しておいたpingツール)を実行したままにしておく
Portalに戻り、PsPingで入力したものと同じ IP アドレスをフォームに入力して送信ボタンを押す
GWの可用性
Azure portal ⇒ExpressRoute
⇒問題の診断と解決⇒パフォーマンスの問題
結果によってはSKUのアップグレードを検討。