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はじめに

ふと私の中でExpressRouteの中身がブラックボックスだなと思ったので、勉強しました。ExpressRouteにはMicrosoft PeeringとPrivate Peeringがありますが、今回はPrivate Peeringについてです。

よく見る図

こんな感じのをよく見かけます。
ExpressRouteのマークとゲートウェイがあってオンプレと通信できますってことを表しています。しかし、このExpressRouteマークに込められた意味が色々と省略されています。

ExpressRoute(簡略).png

少し具体的に

実際はこんな感じです。

ExpressRoute(詳細).png

丸いオブジェクト(?)はNW機器(ルータ)を表現したものです。
裏ではこんな感じになっています。
MSはMicrosoftの略です。

  1. MS Edge   :Microsoftの設備で管理されているルータ
  2. Provider Edge:プロバイダがMS Edge間を結ぶために設置しているルータ
  3. Custmer Edge:顧客が用意するルータ(BGP設定が必要)

※本来回線ベンダの施設はこんなものじゃないくらい複雑なはずですが、今回は触れません。

回線

ルータが分かれている部分で回線は2種類あるようなイメージになります。

ExpressRoute(回線12).png

・回線1:オンプレとプロバイダとの間を繋げる回線
・回線2:プロバイダと契約してMSへアクセスする回線

アクセス回線

回線1のことをアクセス回線と言ったりします。
※手元に回線を生やして、クラウドにアクセスするための回線的なニュアンス

実際手元に回線が生えてきたらこんな感じになるはずです。

ExpressRoute(終端装置).png

回線終端装置:有名なのはONUと呼ばれるものです。壁から線だけ伸びててもネットワークは使えないのでこの装置があります。この装置にLANケーブル接続して、逆側をルータに接続して、使用するイメージです。

図では2本書いているので、回線1(アクセス回線)は回線が2本あることになります。
ExpressRouteで冗長化されていてもアクセス回線が2本ないとアクセス回線に何かあるとクラウドへのアクセスが途絶えてしまいますので、冗長化する際は2本用意しないといけません。

最後に

回線1,2をまとめて提供してくれるベンダもいます。
回線1、2それぞれで契約するってケースもあると思います。
よく分からないという方は回線ベンダさん(プロバイダさん)に話を聞いてみるのが早いかと思います。
更に詳しいことが知りたい方は参考文献をご覧ください。

参考文献

公式

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