今回の構成
コンポーネント ホスト名 IPアドレス CPU メモリ ローカルディスク
ESXi-A1 yunilab-esxia1.local 192.168.48.132/24 2 8GB 60GB
ESXi-A2 yunilab-esxia2.local 192.168.48.133/24 2 8GB 60GB
ESXi-A3 yunilab-esxia3.local 192.168.48.135/24 4 8GB 300GB
ESXi A1 A2 A3の構築を行う
今回は、VMware Workstationで仮想SWで仮想化基盤の構築を行います(Nested ESXi)
以下、共通手順です。
1.それぞれのESXiの仮想マシンを作成する
2.仮想HW構成をそれぞれ変更する
ESXi A1構成
ESXi A2構成
ESXi A3構成
3.ESXiの構築を行う
仮想マシンの構成変更(WorkStationにインストールする場合のみ)
1.ESXi 7.0をインストールできるようにするために、作成時に指定したフォルダ配下にある<仮想マシン名>.vmx をメモ帳で開いて編集します。
ide0:0.fileName = "ESXi7.0.vmdk"
ide0:0.present = "TRUE"
↓下記の通りに変更!
scsi0.virtualDev = "pvscsi"
scsi0.present = "TRUE"
scsi0:0.fileName = "ESXi7.0.vmdk"
scsi0:0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "nat"
ethernet0.addressType = "generated"
ethernet0.virtualDev = "e1000"
ethernet0.present = "TRUE"
↓下記の通りに変更!
ethernet0.connectionType = "nat"
ethernet0.addressType = "generated"
ethernet0.virtualDev = "vmxnet3"
ethernet0.present = "TRUE"
設定後はこうなる
- ESXi A1(NWはとりあえずNATに変更)
ESXi A1-A3のESXiインストール
準備が完了したのでそれぞれ構築を行います。
↓
↓
↓
- EURA条項を確認しF11を押下
- ESXiをインストールするディスクを選択する(すでに選択されているディスクでOK Enter)
- キーボードレイアウトを選択する(Japaneseを選択しEnter)
- rootユーザパスワードを入力する(Enter)
- インストールを開始する(F11)
- インストールが完了したら再起動を選択(Enter)
- 以下画面が表示されたらインストール完了である
ESXi A1の設定変更
ESXiにrootユーザでログインする
ログイン後、【Configure Management Network】をクリックする
ネットワーク設定の変更
【Network Adapters】
管理NWはvmnic0を使うのがセオリー 今回はnicが1枚しかないため割愛
IPv4アドレスおよびDNSを構成通り入力する
DNS名でアクセスしたい場合は、hostsファイルを編集すること!
C
vCenter Serverのインストールを行う
vCenter Serverとは
vCenter Serverとは、VMware vSphere環境を統合的に管理するためのサービスです。ESXiホストだけでも仮想化環境は実現できますが、vCenter Serverを利用すればESXiホストを統合的に管理できます。管理者は、vSphereのインターフェイスであるvSphere Clientを通じて、vCenter Server及びESXiの操作を行います。
また、vSphereの機能である「vSphere vMotion」や「vSphere HA」、「vSphere DRS」などはESXiホストだけでは実現できず、vCenter Serverが必須となります。
このvCenter Serverの機能をLinuxベースの仮想アプライアンスとして最適化されたものが、vCenter Server Appliance(vCSA)です。
今回は以下の構成でvCenter Serverの構築を行う
コンポ―ネント ドメイン名 IPアドレス
vCSA yunilab-vcsa1.local 192.168.48.136/24
1. vCenter Serverのマウントを行う(VMWare社からダウンロードしておくこと)
2. H:\vcsa-ui-installer\win32\install.exeを起動する
3. 言語を日本語にしインストールをクリックする(事前にESXiの時刻同期を行っておくこと)
4. 概要を確認し、次へをクリック
5.EULAに同意し、次へをクリック
6.vCenter ServerをデプロイするターゲットESXiを選択
今回の構成では事前に構築した、ESXi A3へデプロイを行う
7.証明書に関する警告は無視してOKなので「はい」をクリック
8.vCenter Server 仮想マシンのセットアップを行います。
今回の構成は事前に決定した仮想マシン名およびパスワードを入力する
仮想マシン名:yunilab-vcsa1.local
9.デプロイサイズは既定のままを選択して次へをクリックする
TIPS メモリが足りないときは...
上記画像のように、ページングファイルサイズを変更する(SSDが望ましい)
ページングファイルサイズはディスクをRAMのように見せかけて動作させるもの
10.データストアを作成する
vCenter Serverをデプロイするサーバでデータストアを作成する
Nested ESXiでは単一のローカルディスクしか存在しないため、
データストアを作成するには、新規ハードディスクを追加する必要がある。
新規作成後、ESXiを再起動し以下の流れでデータストア作成を行う。
データストアが作成された
11.データストアの選択
10で作成したデータストアをシンプロビジョニングにチェックを入れて次へをクリック
※シンプロビジョニングは動的に容量を確保する仕組み(書き込みが走るときに0埋めされるためパフォーマンスは低いが拡張性は高い)
12.vCenter Serverのネットワーク設定を行う
13.最終確認し次へをクリック
デプロイが完了するまで待ちます
14.下記画面でインストール完了である
vCenter Serverの設定
1.ステージ vCenter Serverの設定画面に遷移する 次へをクリック
2.NTPの設定を行う
NTPはESXi(ローカルマシン)の時刻と同期しているので、同期先をESXiとする
SSHアクセスは非アクティブ(セキュリティ観点から無効とする)
3.SSOの認証設定を行う
既定の設定値である【vsphere.local】とする
4.CEIPの設定は「参加する」のチェックを外す
5.最終確認をし、問題なければ完了をクリック
6. DNS問題が発生 SSOを使用するためDNSサーバが必要とのこと..
ということで仮想でADサーバ(DNS兼)を立てる!
その後、インストから再実施!
7.構築完了!
お疲れさまでした!
次回はvCenter Server Apliance ESXiでの設定を行います!














































