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はじめに

もうこの季節がやってきたんですね。1年は早いです。
この業界に来て3年、レビューをする機会も増えてきましたので、その所感を3つほど書いていこうと思います。

一番大事なのは要件が満たされていること

以前の私は、レビューをとても崇高なものだと思っていました。

私なんかが指摘していいのだろうか、、何を見ればいいかわからない、、
などと考えれば考えるほど自信がなくなってゆくのです。

ですが、私が担保しなければならない最も大事なことは、画面が要件通りにきちんと動くこと、だと気づきました。

・ここのリンクを押したら〇〇のページに遷移する
・ボタンをクリックしたらXXが表示される

当たり前に実装されていると思いがちですが、結構漏れていることがありました。
ソースコードを見て、ちゃんとBEMで実装できてるかな〜〜なんて見る前に、まずは画面を触って期待通りに動くかどうかを確認することの方が1000000倍重要です。(自戒)

特別な知識がなくても確認できること、なおかつ一番大事なことなので、何を見たらいいかわからない、という方はまずここを確認しましょう。

自信がなく、判断に迷うなら思い切って聞いてみる

レビューをしていると、判断に迷うこと多々あると思います。

自分はこう思うけど、他の人は違う意見かもしれない。
自分が間違って認識しているのかもしれない。

今まで、私はこう思った時に指摘せずに流してしまっていることが何度かありました。
結果として自分の勘違いだったり、指摘しなくて問題がなかった部分もありましたが、
結局2次レビュアーが指摘していて、やっぱりそうか・・と自己嫌悪に陥ることもありました。

そんなモヤモヤを抱えないためにも、気になった部分は聞いてみることの大事さを最近は感じています。
みんな優しいです。本当に敵じゃないです。
人間なのでみんな間違えることはあります。許しあう世界を自分から作ってゆくのです。

チェックリストはやはり有能

私が携わっているサービスは、巨大かつ歴史あるサービスなので、結構ガチガチに実装のルールが決まっていたりします。
もちろん先人たちが情報をまとめてくださっています。ですが、膨大すぎるのです。そして、漏れます。

ここ2年は人の入れ替わりも激しく、レビューの指摘事項の増加・レビュイー不足というのが課題に挙がっていました。

そこで、私たちのチームでは以下の方法でチェックリスト運用を始めました。

  1. チームメンバーのプルリクエストから、指摘事項を全て洗い出す。
  2. 頻出する項目をまとめてチェックリストを作成。
  3. レビュー時には、レビュイーはチェックリストに全てチェックがついたことを確認したのちにプルリクエストを提出、レビュアーはチェックリストの観点でレビューを実施。

明文化できておらず個人の裁量によっていた部分もチェックリストに落とし込むことができ、レビュイーの立場としては、大分指摘が減ってきていると実感していますし、レビュアーの観点としても、メンバーのスキルによらないレビュー体制が整えられるようになったと思います。

形骸化しないために

最近ではレビュー会という、プルリクエストでの指摘事項を全員で共有する会を設けています。
自分以外のプルリクエストはなかなか見ることもなかったで、この時間を設けたことで、知らなかった実装ルールを知るきっかけになったり、実は曖昧に進めてしまっていた部分をこの場でサクッと認識を擦り合わせする場としても活用できています。

(そもそもみんなこんな案件やっていたのね、と知るきっかけになったり)

ここで上がった内容をチェックリストに反映し日々アップデートしていくことで、形骸化しないチェックリスト運用が実現できているので、今後も続けていきたい取り組みです!

最後に

2023年はこういう仕組みをもっと自動化できたらなあ。
それでは良いお年を!

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