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AppSync (GraphQL) 学習メモ

Last updated at Posted at 2024-01-03

メモ

REST API のマネージドサービス = API Gateway
GraphQL のマネージドサービス = AppSync
スキーマとはフロントエンドとバックエンドがどのような形式でデータをやり取りするのかを決めたもの

GraphQL

  • GraphQL
    • Facebookにより開発されたWebAPIのためのクエリ言語とそのランタイム(プログラムとかを動かすときに必要な部品のこと)
    • メリット
      • 少ないリクエストで複数のリソースにアクセス可能
      • クライアントに必要な最小限のデータだけを取得可能
    • デメリット
      • エンドポイントがリソースやアクションを表していない為、キャッシュやモニタリングなど、HTTPのエコシステムを活用しにくい
    • 単一のエンドポイントを一個だけ用意して、そこに対してクエリを投げ込む

GraphQLスキーマ

GraphQLスキーマとは、GraphQL APIが扱うデータの形状とそのデータに対する操作を定義するもの。スキーマは、データの型やその型間の関係、可能なクエリや変更 (ミューテーション) を定義する

これにより、クライアントはスキーマを通じてAPIが何を提供しているのかを理解し、どのようにそれを利用できるのかを知ることができる

GraphQLスキーマは、以下の主要な要素で構成される

  • Types
    • 型は、スキーマの最も基本的な構成要素
    • フィールドの集合をもち、各フィールドはそれ自体が型を持つ
    • GraphQLにはスカラー型 (Int, Float, String, Boolian, ID)とオブジェクト型 (ユーザー定義の型) が存在する
  • Queries
    • クエリは、クライアントがAPIからデータを読み込むための操作を定義する
    • オブジェクト型の一部として定義され、その型のフィールドとして利用できる
  • Mutations
    • ミューテーションは、データの変更 (作成、更新、削除など) を行う操作を定義する
    • クエリと同様に、オブジェクト型の一部として定義される
  • Resolvers
    • リゾルバは、スキーマが指定するデータの取得方法を定義する
    • 特定のフィールドがクエリまたはミューテーションに対してどのようなデータを返すべきかを定義する関数
schema {
    ▼ 読み取り専用の取得
    query:Query 
    ▼ 書き込んでその後に取得(登録・更新時)
    mutation: Mutation
    ▼ 変更をリアルタイムで検知して、変更があればDynamoDBを更新
    subscription: Subscription
}

GraphQLのスキーマとリクエストの流れ

  • はじめにSchemaファイルを定義する
    • Personという構造体があり、それを取得するクエリを用意
schema {
    query: Query
}
type Query {
    getUser(id: Int!): Person
}
type Person {
    id: Int!
    name: String!
    age: Int!
    job: String
    children: [Person!]!
}
  • 上記のデータを取得するためのRequestを作成
    • 以下の例だと、どのユーザーのデータが欲しいかのidと共にフィールドも指定できる
{
    getUser(id: 1) {
        name
        age
        job
        children {
            name
            age
            job
        }
    }
}
  • Response (JSON形式)
{
    "getUser": {
        "name": "Luke Skywalker",
        "job": "driver",
        "age", 56,
        "children": [
            {
                "name": "Giselle Skywalker",
                "age": 24
                "job": "engineer"
            },
            {
                "name": "Sania Calihoun",
                "age": 12
                "job": null
            }
        ]
    }
}

AppSync

  • 完全マネージド型のGraphQLサーバー

  • DynamoDBやLambdaなどのデータソースと接続してリクエストを処理できる

  • 認証やキャッシュ、リアルタイムのサブスクリプション、クライアントSDKと連携すればオフラインでの利用なども可能

  • APIリクエストのボリュームに合わせたGraphQL API 実行エンジンの自動的なスケールアップとダウンが行われる

  • AppSyncでは、予め設定されたスキーマとリゾルバを元にデータへアクセスを行い、クライアントにデータを返却する

  • メリット

    • スケーラブルなマネージドGraphQLサーバーが簡単に作れる
    • クライアントSDKを使用すれば認証やオフラインキャッシュなども利用可能
  • デメリット

    • 細かいことをやろうとするとLambdaが必要になる
    • テストがしにくい
    • バリデーションや認可などをマッピングテンプレートに書く事ができるが、管理が複雑になる
    スクリーンショット 2023-06-14 8.23.14.png (186.5 kB)
  • リゾルバ

    • スキーマのフィールドを解決するための設定
    • データソースとマッピングテンプレートを指定する
    • 後続処理と紐付ける
  • マッピングテンプレート

    • データソースとのリクエストとレスポンスをどう処理するかを記述する
    • リクエストテンプレートは、JSON形式で出力される事が多い
  • BFF (Backends For Frontends)

    • フロントエンドの為のバックエンドという意味

    • フロントエンドの負担を軽減する為のシステムを指す

    • AppSyncもBFFとして機能する

      • フロントエンドからの要求をよしなに捌いて、フロントエンドが望むデータのみを返す
      スクリーンショット 2023-06-14 8.28.13.png (100.0 kB)

参考資料

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