はじめに
先日AWSの認定試験の一つであるSAAを受験して無事合格しました。
勉強を始めた経緯や自分が実践した勉強、当日の流れなどを記事に残したいと思います。
勉強法はありきたりなので参考にならないかもしれませんが、一つのサンプルとしてみていただければと
また、当日トラブルが多かったので当日の様子についても記載しました。
参考になれば嬉しいです
筆者のスペック
以下のようなスペックです。実務経験は少しあるくらいのレベル感です。
- 30代で公務員からエンジニアにキャリアチェンジしました
- 現在エンジニア2年目(1年半くらいです)
- 基本情報技術者は持っている
- 現在はバックエンドでRuby(Rails)、フロントではVue(Nuxt)で実装をしている
- AWSは触ったことがあるものの自分で立ち上げて機能した経験はない
取得しようと思った経緯
現在所属している企業では全エンジニアがバックエンド、フロントエンドの実装に加えてSRE的な動きも求められ、自分もSRE定例にも参加しています。(参加しているだけになってしまっているが...)
現在抱えている技術的課題を話し合う中で知らない単語が多く発言できない、発言しても会話の流れが止まるといった状況がちらほら目立つようになりました。
例えば、
先輩エンジニアA「そもそもなんでここにCloudFrontを導入しているんでしたっけ?」
先輩エンジニアB「WAFを導入するためにCloudFrontを設定してますね」
ぼく「すみません、ワフってなんすか...?」
ざっくりいうとこんな状況が続きました。
単純に知らないだけといったらそうなんですが、逆に言えば知らないと会話にならないという感じだったので勉強しようかな、というのがモチベになりました。
勉強期間と結果
春に応用情報も申し込んでいる関係でそんなに長く勉強時間は取れん、ということで1ヶ月後に試験を受けるスケジュールにしました。
試験を受けた結果無事合格し、点数は827点でした。よかった...
勉強方法と使用した教材
あまり勉強方法の工夫はなく、教材を使ったアウトプットとインプットを繰り返しました。
強いていうなら解く時に以下の点を留意しました。
- 選択肢を見る前に使用するサービスを想像する
- 2択で迷っても理由をつけて選択する
当たり前かもしれませんが、これらの心構えが知識の定着には生きた気がします。
ping-t (メイン)
以下のサイトになりますが、豊富な問題量で無料とのことで多くの記事で紹介されています。
本番の試験の難易度は基本ping-tと同じくらいだったような気がしました。
10問くらい捻った問題や知らないワードを含む問題がでて大分焦りましたが、基本を抑えれば合格できると考えればping-tでだいぶ網羅できる気がします。
実際の学習としては2週間くらいで1周回して解答見ながらサービスの理解を深めました。1回で理解できない部分が多いので時間をかけすぎずさらっとやるといいのかなと思います。
残り2週間はUdemyとping-tの模擬試験を繰り返しました。
ping-tの最終的にはレベル34でした、結構やり込んだような気がします。
Udemy講座の模擬試験
6回分の模試が収録されたUdemy講座をやりました。
こちらは難易度高めだと思います、結構問題文長めな気がしました。ただ、訓練としてやっておいた方がいいと思いました。
6回目はやらずに5回目までを2周しました。
以前までは試験形式で全部解かないと解答が見えないというつらみがあったのですが、今はアップデートがされて演習モードという一問一答できるモードで演習もできるようになりました。
自分は1周試験でやってみたあとで復習として演習モードをやる。試験直前にもう1回試験形式で解くといったことをやりました。
正答率は以下のとおりですので参考にしてみてください。(演習モードの点数は記載していません)
試験回 | 正答率(1回目) | 正答率(2回目) |
---|---|---|
1回目 | 66% | 84% |
2回目 | 46% | 60% |
3回目 | 58% | 80% |
4回目 | 76% | 81% |
5回目 | 60% | - |
6回目 | - | - |
テキスト(補助教材)
オレンジ本を購入しました。
こちらは通勤時間を使って知識を整理するといった使い方をしています。
ついている問題はほとんど解いていませんが、本当は解きたかったです...(時間と余裕がなかったです)
当日の流れ
オンライン受験をしました。自宅で受験しています。
申し込みは以下のサイトで詳しく説明されていたので沿って申し込みをしました。
そして、当日の準備は以下のサイトにまとまっていましたので参考にしました。ありがとうございます
受験前日にアプリケーションのダウンロードとシステムテストは済ませた方がいいと思います。
私の場合は申し込み時点でダウンロードしてシステムテストを完了させましたが、試験当日にアプリのバージョンが古くなっており、再度ダウンロードしてシステムテストをし直すことになりました。
準備するもの・こと
- 身分証明証(私はマイナンバーカードを提示しました)
- デスクの整理、不要なものは置かないようにする
- システムテスト(先述のとおり前日に済ました方がいいとおもいます)
- 外部ディスプレイがあるデスクの場合は布で画面を隠すなどする必要があった
- 全部隠れていない場合は「全部覆ってください」と指示があった
当日ログイン後
システムにログイン後も手続きが色々あるのでご注意ください。
私はログイン後すぐ試験かな、と思って10分前に入ったら意外とやること多くて遅刻しました...
- 自分の写真を撮る
- 身分証の写真を撮る
- 部屋の写真を撮る
- 必要なアンケートの入力 など
写真はスマホと連携して取りましたが、スマホ側の環境設定の問題なのかカメラが使えずとても焦りました。
苦戦した挙句、受験するPCで写真を無理やり取り5分遅れで試験管と接触。
当日は余裕を持ってログインしておくと安心です...当たり前か。
試験について
これは私のPCスペックの問題でも大いにありますが、アプリが重く非常にカクカクしてました。
選択肢を選ぶだけでカーソルがくるくるしたり、チャットするたびに動作が一時的にとまりました。
試験中に1回アプリがブツっと切れて再起動に時間がかかりましたが、再起動すると試験自体は再開できました。(ただ試験時間は止まらなかったです...5分くらいロスしましたorz)
そのほか外部から音がある場合など部屋の中に第三者がいると疑われる場合はチャットが飛んできます。
私の場合は外から声が入ったため、「誰かいますか?」といった確認のチャットが飛んできました。びっくりした...
部屋全体を映してください、というやりとりが発生して2〜3分ロスしました。
私は序盤結構悩みながら進めており、だいぶ時間を使ってしまったので全部解き終わった時点で残り時間は10分くらいでした。
全体を見直したかったですが、アプリが重く30問くらい振り返ってから強制的に試験は終了しました。
まさか時間フルと使うとは思わず、手汗でベトベト、尿意が限界でトイレに駆け込みました。
結果について
私の場合結果は暫定であってもすぐには表示されず、当日8時にメールがきました。
Credlyという認定バッチを管理するサービスと連携していたおかげで通知は早くきました。
設定方法はこちらのサイトを参考にしています。お世話になってます。ありがとうございます
メールの文面は以下の感じで合格というのがわかるのでちょっと安心します。
その後次の日の朝4時にAWSからメールが来ましたが、スコアレポート自体は当日の夜8時時点で確認できます。
今後についてとまとめ
結構当日の流れに触れている記事が少なく、今回誰かのためになればいいなと思い記事にしました。
個人的にはサービスの理解が深まったので今後の実務に活きることを期待してます。
また、今後ですが春の応用情報も受験予定で今日(2月16日)から勉強を開始しました!笑
2ヶ月しかないですが、精一杯頑張ります!
何か疑問などありましたらコメント教えてください!
ここまで読んでいただいてありがとうございました!