本記事では、先日リリースされたブラウザ「Arc for Windows」で日本語入力が機能しない場合の対応についてご紹介します。
根本的な解決法ではないので、一時的なバグ回避の小ネタとしてお試しください。
【結論】
日本語入力がうまくいかないときは、
- 最後に半角スペースを足す
- 最後に全角スペースを打ってから消す
あたりで対処しましょう。
※Arc for Windows v.1.1.2(2024年5月16日時点最新)にて確認しています。
前置き
かねてよりMac環境では話題になっていた新しいブラウザ「Arc」が、待望のWindows板を正式リリースしました。(現時点ではWindows11のみ対応)
GoogleChromeなどでおなじみ Chromium をベースとしており、これまで使っていたChromeやEdgeからブックマークや拡張機能をそのままインポートして移行することもできます。
ということで、私もさっそく使ってみました。
日本語入力できない問題
そして、さっそく致命的な問題がありました。
Arcでは新しいタブを開く際、 コマンドパレット(Ctrl+T) を使用してブックマークの選択やGoogle検索などをダイレクトに行うのが大きな特徴なわけですが...
ここで、 日本語入力をした場合には検索がうまくいきません。 (サジェストが表示されない)
このままEnterを押すと、履歴上の見当違いなページが開いてしまいます。
ブラウザを使ううえでWeb検索はド真ん中の動作ですから、これは私たち日本語ユーザーにとって 致命的な欠陥 と言わざるを得ません。
ちなみに、同様にArcの主要機能であるタブのピン留め(Pinned)エリアにおいても、 フォルダ名を日本語で入力すると更新できない というバグがあるようでした。
とりあえずの対処法
さすがにこれでは使い物にならないので色々模索していると、とりあえずのバグ回避の小ワザを発見しました。
1. 最後に半角スペースを足す
全角で日本語入力したあと、そのままEnterを押すのでは入力内容を認識してくれないのですが、最後に半角スペースを入れてあげるとうまくいくようです。
どうしてかはよくわかりません。
2. 最後に全角スペースを打ってから消す
半角/全角の切り替えがめんどくさい方は、全角のままスペースを入力し、それをBackSpaceで消す手順でも大丈夫そうです。
フォルダ名をリネームする際など、余計なスペースを入れたくない場合はこちらがいいかもしれませんね。
以上2パターン、入力するキー数は同じなのでお好みでどうぞ。
まとめ
というわけで、日本語入力がうまくいかないときは、
- 最後に半角スペースを足す
- 最後に全角スペースを打ってから消す
あたりで対処しましょう、というお話でした。
今回の件について「もっとスマートな解決法があるぞ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
そこまでしてArc使う意味ある?という気もしますが、でもやっぱり、タブをサイドバー形式で配置するUIやブックマーク管理の機能性、またスッキリしたデザインは非常に魅力的です。
コマンドパレットも日本語入力以外は便利で快適なんですよね。
Arc for Winsdowsはまだベータテストを明けたばかりということで、ほかにもバグと思われる細かい挙動の不具合が結構あちらこちらにあるように見えます。
今後のアップデートで少しずつ改善していくことを期待して、個人的にはもうしばらくArcブラウザに歩み寄って慣れていきたいかなと思っています。