はじめに
先日、Amazon を装ったフィッシング詐欺メールに引っかかりそうになってしまいました。幸いカード情報を抜かれる前に気づくことができましたが、一歩間違えれば大きな被害を受けていたかもしれません。同じような被害に遭わないよう、この体験を共有したいと思います。
事の発端:怪しいメールの受信
ある日、スマートフォンに Amazon からと思われるメールが届きました。内容は「Amazon プライムの月額会費(税込 600 円)の決済処理が完了できませんでした」というものでした。
実は、最近 Amazon プライムを解約したばかりだったため、「解約手続きに何か問題があったのかもしれない」と思い、このメールを信じてしまいました。
詐欺サイトへの誘導
メールに記載されていた「今すぐ更新する」ボタンをクリックしてしまいました。すると、Amazon のログイン画面そっくりのページに飛びました。
ここですぐ気づくべきだったのですが、時間が無いこともあり冷静な判断ができず、アカウント情報(メールアドレスとパスワード)を入力してログインしてしまいました。
危険な瞬間:カード情報入力画面
ログイン後、次に表示されたのはクレジットカード情報の入力画面でした。ここで初めて「何かおかしい」と感じました。
この時点で詐欺だと気づき、カード情報は入力せずにページを閉じました。
気づくべきだった警告サイン
後から振り返ると、以下の点で詐欺だと気づけるはずでした。
1. メールアドレスの確認不足
送信者のメールアドレスをよく確認すべきでした。正規の Amazon からのメールではなかったです。
2. URL ドメインの確認不足
ブラウザのアドレスバーを見ると、mgzn0.com
というドメインでした。Amazon の正規サイトは amazon.co.jp
のはずです。
被害を最小限に抑えるためにとった対策
カード情報は入力しませんでしたが、アカウント情報を入力してしまったため、以下の対策を取りました:
- Amazon アカウントのパスワード変更
- 二段階認証の設定確認
- アカウントの不正利用がないかチェック
- 同じパスワードを使用している他のサービスのパスワード変更
フィッシング詐欺を見分けるポイント
今回の経験から学んだ、フィッシング詐欺を見分けるポイントをまとめます:
メール編
- 送信者のメールアドレスを確認:正規ドメインかチェック
- 緊急性を煽る内容に注意:「今すぐ」「期限迫る」などの表現
- リンクにマウスオーバー:実際の飛び先 URL を確認
Web サイト編
- URL のドメインを確認:正規サイトのドメインと一致するか
- SSL 証明書の確認:鍵マークがあるか、証明書は正しいか
- サイトの作りを確認:デザインや文章におかしい点はないか
まとめ
今回は幸いカード情報を抜かれる前に気づくことができましたが、一歩間違えれば深刻な被害を受けていたかもしれません。
重要なのは、メールや URL を慎重に確認する習慣を身につけることです。
- メールアドレス・ドメインの確認
- 緊急性を煽る内容への警戒
- 個人情報入力前の再確認
皆さんも同様の詐欺メールを受信した際は、必ず送信者と URL を確認してから行動するようにしてください。「少しでも怪しい」と思ったら、一度ブラウザを閉じて、公式サイトから直接アクセスすることをお勧めします。
この記事が、フィッシング詐欺被害の防止に少しでも役立てば幸いです。