PCでマイク録音する方法は少しハードルがあります。
フリーソフトのAudacityを利用してマイクで喋った音声を録音する方法を説明します。
はじめに
今回はWindows11にてマイク録音する方法を説明します。
使用するAudacityのバージョンは「3.7.7」となります。
OSバージョン、Audacityバージョンによってインストール方法、ソフトウェアの画面が異なる場合があります。
Audacityとは
Google Geminiさんに解説してもらいました。
Audacity(オーダシティ)は、無料で使えるオープンソースのマルチトラック・オーディオ編集・録音ソフトウェアです。
1999年に開発が始まって以来、その多機能さと使いやすさから、初心者からプロまで世界中で幅広く利用されています。Windows、macOS、Linuxなど、主要なOSで動作します。
主な特徴と機能
- 完全無料: 広告や機能制限はなく、誰でもすべての機能を利用できます
- 録音: マイクやミキサーからの生音の録音はもちろん、PCで流れている音(ループバック録音)の取り込みも可能です
- 多彩な編集ツール: 切り取り、コピー、貼り付け、削除といった基本操作から、波形レベルでの細かな調整まで行えます
- 豊富なエフェクト: ノイズ除去、リバーブ(残響)、イコライザー、ピッチ変更、テンポ変更など、標準で多くのエフェクトが搭載されています
- マルチトラック編集: 複数の音源(例えばBGMと音声)を重ねて、音量バランスを調整しながら一つの曲に仕上げることができます
- 幅広いフォーマット対応: WAV、AIFF、MP3、Ogg Vorbis、FLACなど、多くの音声形式の書き出し・読み込みに対応しています
つまり古くからある安心と信頼の老舗フリーソフトウェアです。
録音もさることながら音声ファイルを編集などもできる万能ソフトです。
Audacityのインストール
Audacity公式サイトにアクセスします。
窓の杜サイト等フリーソフト紹介サイトからでも同じくインストールは可能です。
Audacity公式サイト
https://www.audacityteam.org/
画面上のボタン「Download Audacity 3.7.7」の下にあるリンク「Download without Muse Hub」をクリックします。

ダウンロードした「audacity-win-3.7.7-64bit.exe」をダブルクリックして実行します。
(管理者権限が必要です)
インストールフォルダを指定して、次へボタンをクリックします。

お好みでデスクトップ上にアイコンを作成するか設定してください。
「環境設定をリセットする」は未チェックのままで大丈夫です。
設定したら次へボタンをクリックします。

インストール内容を確認したら、インストールボタンをクリックします。

インストールが完了したら、このままAudacityを使用するので「Audaticyを実行する」にチェックを入れて、完了ボタンをクリックします。

Audacityの起動
起動すると、ようこそウィンドウが前面に開きます。
今回は関係ないのでOKボタンをクリックして閉じます。

Audacityの画面です。
日本語になっていることを確認します。

Audacityの準備
ここではひとまずマイク録音をするまでの最低限の準備を説明します。
メニューの「編集」→「環境設定」をクリックします。
左メニューから「オーディオ設定」を選択します。
右側の「再生」のデバイス項目にて出力するデバイスを選択します。
音を出力するスピーカーやヘッドホンを選択してください。

次に録音デバイスを選択します。
ここで使用するマイクを選択してください。

次に左メニューから「録音」を選択します。
右側の「サウンドによる録音起動」のレベルを設定します。
この項目は、マイクから入力される音の大きさを設定します。
初期の状態だと小さい音に設定されているので設定を変更します。
後で入力した音声を聞きながら調整するので、ここではとりあえず「-25」に設定しておきます。

OKボタンをクリックして環境設定ウィンドウを閉じます。
マイクで録音する
これでマイクから録音する設定が完了しました。
いよいよ録音していきましょう。
画面上の赤丸の録音ボタンをクリックすると録音が開始します。
思いの丈を喋りましょう。
録音を終了したい場合は四角の停止ボタンをクリックします。

録音するとウィンドウ中央に録音した音声ファイルの波形が表示されます。
三角の再生ボタンをクリックすると録音した音声ファイルが再生されます。

再生してみて音量をチェックします。
おそらく音量が小さいかな?と感じるかもしれません。
音声ファイルの波形も小さな波形だと思います。
音量を大きくするために次手順を行います。
音量の調節
音量を大きくする(初期設定)
先ほど説明した環境設定ウィンドウ内の「サウンドによる録音起動」にてレベルを調整します。
現在は「-25」になっていると思います。
この数字を「0」に近づけていくほど、マイクから入力する音量が大きくなります。
このレベルの値を調整してから再度録音を行い、好みの音量に設定してください。
もし録音した音声ファイルを削除したい場合は、波形の上部分(オーディオ1.1などと書かれている部分)をクリックすると波形ウィンドウ全体が選択されている状態になります。
(もしくはCtrl + Aキーで全選択します)
選択している状態でメニュー「編集」→「削除」をクリックするか、Deleteキーを押すと、録音した音声ファイルを削除することが出来ます。
ここまでの手順がAudacityの基本的な環境設定となります。
マイクから入力する音量は今後の基本となる設定ですので、何度か繰り返して好みの音量を調節してください。
少し手間かもしれませんが最初に設定すれば以降は不要となりますので根気よく設定しておきましょう。
音量を大きくする(エフェクト使用)
マイク入力音量を調節しても、もう少し音量を大きくしたいな?と思う場合、エフェクトを使用してさらに調節することが出来ます。
ここでは「ノーマライズ」というエフェクトを使用します。
ノーマライズとは?
ここでもGoogle Geminiさんに解説してもらいましょう。
音声編集におけるノーマライズ(正規化)とは、音声データの音量の最大値を、歪まない限界(あるいは指定した基準値)まで引き上げる処理のことです。
簡単に言うと、「音質を変えずに、音量だけを一括でちょうど良い大きさにする機能」です。
なんだか便利そうですね。
ノーマライズする方法
波形を選択してメニュー「エフェクト」→「音量と圧縮」→「ノーマライズ」をクリックします。
この時波形を選択出来ていないとメッセージが表示されます。落ち着いて選択しましょう。

ノーマライズウィンドウが開きます。
初期設定で良い感じの設定がされているので、何も変更せずに適用ボタンをクリックします。

元々の波形の形によってはそこまで変化がない場合があります。
ノーマライズは「音声データの音量の最大値を、歪まない限界(あるいは指定した基準値)まで引き上げる処理」である為、
例えば波形の一か所が飛び抜けて大きな波形となっている場合、その波形に合わせてノーマライズを行う為、少ししか大きくならない、もしくはほとんど変化がない場合があります。
その場合は波形編集機能で調整する事も可能ですが、初めのうちは録音し直した方が早いと思います。
録音ファイルの保存
録音した音声ファイルを保存する
ここまでで録音は出来ました。
ここからは録音した音声をファイルとして保存しましょう。
保存するとwavやmp3等のファイルとして保存することができます。
メニュー「ファイル」→「オーディオをエクスポート」をクリックします。

ファイル名を入力して、ファイルを保存するフォルダを選択します。
形式について
ファイル形式は、要は「音質」のことを指すと思ってください。
形式の項目を開くとなんだかたくさん種類がありますが、2つだけ覚えていれば大丈夫です。
- WAV:最高音質(だと思っていい)。CDをそのまま聴いた時と同じ音質。ファイルサイズがめちゃめちゃ大きい
- mp3:音質を選ぶ事が出来る。ファイルサイズも小さく管理しやすい。世界的に普及しているスタンダートな形式
大体ですがWAVとmp3のファイルサイズを比較すると、約4.4倍の差があります。
例えば5分の音声ファイルの場合、WAVは約53MB、MP3ファイルは約12MBになります。
WAVは確かに音質が良いですが、ファイルサイズが大きい為PCの容量を圧迫します。
WAVにしたいという確固たる意思がない限り、mp3をオススメします。
形式にて「MP3 ファイル」を選択します。
選択すると、「オーディオオプション」の中に「品質」という項目が現れます。
MP3ファイルの場合、さらに細かく音質を設定することが出来ます。

おそらく初期設定ですと「極上、220~260 kbps」が選択されていると思います。
品質項目にもいくつかの選択肢があります。
ここでは数字が大きいほど音質が良くなり、ファイルサイズも大きくなります。
※上記で「5分で約12MB」と説明したのは「過度、320kbps」を選択した場合のファイルサイズです。
- 過度、320kbps
- 極上、220~260kbps
- 標準、170~210kbps
- 控えめ、145~185kbps
ここでは「過度」または「極上」を選びましょう。
「過度」というとやりすぎなイメージがありますが、音質にこだわりたいのであれば決してやりすぎではありません。
とはいえ「過度」と「極上」の音質の違いを理解するには、お高いスピーカーやヘッドホン、または聴く人の耳の良さがないと普通では聞き分ける事は困難なほど、それほど聴いているだけでは判断は出来ません。
その為「過度」のファイルサイズだと大きいな...と感じるのであれば「極上」を選択しても大丈夫です。
ファイル名、出力フォルダー、形式でMP3ファイル、品質を設定したらエクスポートボタンをクリックします。
しばらくすると出力フォルダーにファイルが出来上がります。
録音した長さによっては保存されるまでに時間がかかる事があります(数分程度)
焦らず気長に待ちましょう。
MP3ファイルが出来上がったら確認の為MP3ファイルを再生してみて問題がない事を確かめましょう。
録音した音声ファイルの中で部分的に保存したい場合
波形ファイル上でドラッグアンドドロップして、部分的に保存したい範囲を選択します。

その状態のままメニュー「ファイル」→「オーディオをエクスポート」をクリックします。
「オーディオをエクスポート」ウィンドウの下の方に「エクスポート範囲」という項目があります。
この項目で「現在の選択範囲」を選択して、エクスポートボタンをクリックします。
これで選択した部分だけの音声ファイルを保存できます。

おわりに
Audacityは歴史の長い優秀な有名ソフトである為、様々な方が解説記事を書いています。
各項目や編集方法等、知りたい情報を検索するとおおよそは見つかると思います。
良い音楽ライフを送りください![]()
以上になります。





