はじめに
Claude on AWS Champion Program へのノミネーションを目指す中で、必須要件である AWS Certified Generative AI Developer - Professional(AIP-C01) を受験し、合格しました。
AWS 認定資格を全冠取得している立場から、「全冠ホルダーがどう準備したか」「どこが難しかったか」 を記しておきます。
AIP-C01 とはどんな試験か
AWS の GenAI 系認定の中で最上位に位置する Professional レベルの試験です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | AIP-C01 |
| レベル | Professional |
| 問題数 | 75問 |
| 合格スコア | 750 / 1000 |
| 試験時間 | 180 分 |
| 受験料 | 300 USD (44,000 JPY) |
試験内容の概要:
| # | コンテンツ分野 | 出題比率 |
|---|---|---|
| 1 | 基盤モデルの統合、データ管理、コンプライアンス | 31% |
| 2 | 実装と統合 | 26% |
| 3 | AI の安全性、セキュリティ、ガバナンス | 20% |
| 4 | GenAI アプリケーションの運用効率と最適化 | 12% |
| 5 | テスト、検証、トラブルシューティング | 11% |
ドメイン 1・2 だけで 57% を占めるため、Bedrock の実装知識とデータ管理の理解が合否を分けます。
学習方法と使ったリソース
学習期間:4日間(試験日の4日前から集中)
① Anthropic 公式 e-learning(先行して完了済み)
特に『Claude with Amazon Bedrock』は試験範囲と直接重なる部分が多く、Bedrock API の基礎・Inference Profile・Prompt Caching・RAG などのアーキテクチャが予め整理できていたのは大きなアドバンテージでした。
(前回の記事にまとめています)
② AWS Skill Builder 公式試験対策プラン
公式が用意している体系的な学習プランです。私はこの中の『Official Practice Question Set:AWS Certified Generative AI Developer - Professional (AIP-C01) 』を利用させていただきました。認定試験形式の 20 問の設問が提供されており、こちらの問題で問われていること・正解の選択肢がなぜ正解なのか・不正解の選択肢がなぜ不正解なのかを理解することで試験の全体像を把握することができました。
実際に受験して感じた難易度
結論からいうと、「難しい」という噂は本当でした。 社内のチャットで「難しい」というのを目にしていたので準備はそれなりにして臨んだつもりで手応えもありましたが、スコアには反映されていなかったのでやはり難しかったのだと思います。
既存の AWS 知識(インフラ・セキュリティ・コスト最適化)が活きる問題は確かにあります。しかし、AI・GenAI 固有の概念は既存知識では対応できません。
| # | コンテンツ分野 | 比率 | 既存知識の転用 | 追加学習の必要度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 基盤モデルの統合、データ管理、コンプライアンス | 31% | △ S3・Lake Formation・コンプライアンス系は使える。FM 選定・RAG 設計は新規 | 高 |
| 2 | 実装と統合 | 26% | △ Lambda 等との統合は使える。Bedrock API・Inference Profile・Agents は新規 | 高 |
| 3 | AI の安全性、セキュリティ、ガバナンス | 20% | ✅ IAM・VPC・KMS の知識がそのまま活きる。Guardrails・責任ある AI は新規 | 低〜中 |
| 4 | GenAI アプリの運用効率と最適化 | 12% | △ コスト最適化の考え方は使える。Prompt Caching・Fine-tuning 判断は新規 | 中 |
| 5 | テスト、検証、トラブルシューティング | 11% | ✅ CloudWatch・X-Ray は既存知識。プロンプト評価は新規 | 中 |
ドメイン 3・5 は既存知識が最も活きる領域です。一方、出題比率が高いドメイン 1・2 は GenAI 固有の知識が問われるため、ここに学習リソースを集中させることが合格への近道でした。
おわりに
難易度は高かったものの、Professional 試験らしくシナリオベースで良問が多かった印象です。「この要件を満たすためには?」「こんな問題が起きたんだけどどう解決する?」というのを考えるのが楽しく、実践的な試験でもっと早く受けるべきだったなと思います(今更だけど Early Adopter バッジ欲しかった、、)