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Internet Protocol について

Last updated at Posted at 2019-03-02

IPとは?

  • Internet Protocolのこと
  • OSI参照モデルの第三層のネットワーク層に該当
  • ip(or ifconfig)コマンド叩くと確認できる

IPアドレスの3つの役割

  • IPアドレスを用いてホスト(コンピューター)を識別する
  • 経路探索をしてパケットを届ける
  • パケットを転送する際に、最大転送範囲に応じてパケットを分割する

 TCPとIP

  • IPは相手にパケットを届けるが、その保証はしない
  • TCPは、IPを利用してデータが確実に届くように処理をする
  • IPがパケット転送を保証すればいいやんという指摘
    • プロトコルをシンプルにしたかったかららしい

グローバルIPとプライベートIP

  • IPの不足によってプライベートIPが誕生
  • グローバルIPはユニーク、プライベートIPはユニークではない
  • NATによってプライベートIPとグローバルIPのアドレス変換が可能に

IPを支える技術

  • DNS
  • ARP
  • ICMP
  • DHCP
  • NAT
  • IPトンネリング
  • etc...

DNS

  • Domain Name System
  • IPアドレスとドメイン名を変換する
  • nslookupコマンドで、ドメイン名を使用したとIPアドレスの確認ができる
➜  ~ nslookup www.google.co.jp
Server:     102.232.2.39
Address:    102.232.2.39#53

Non-authoritative answer:
Name:   www.google.co.jp
Address: 172.217.25.67

ARP

  • Address Resolution Protocol
  • IPアドレスを使用てMACアドレスを割り出す
    • 通信にはmacアドレスも必要になるため
    • RARP(Revrese Address Resollution Protocol)という、MACアドレスからIPアドレスを割り出すプロトコルもある

ICMP

  • Internet Control Message Protocol
    • IPが目的のパケットまで届くかどうかの到達確認
    • IPパケット廃棄の原因調査
    • ネットワーク設定の調査

TTLとtraceroute

  • TTL(Time TO Live)
    • IPパケットのフィールド。ルーターを1つ通過するごとに1つずつ減らされ、0になるとパケットが破棄される。
    • 経路探索のエラーによって、パケットがネットワークを回り続けるのを防ぐために使用
    • tracerouteコマンドを使うことによって、辿った経路を調べることができる
    • 使い方: traceroute <宛先>
➜  ~ traceroute  www.google.co.jp
traceroute to www.google.co.jp (216.58.197.131), 64 hops max, 52 byte packets
 1  172.17.1.1 (172.16.1.1)  1.344 ms  2.017 ms  1.017 ms
 2  tokyo10-n438.flets.2iij.net (203.180.20.87)  2.741 ms  3.047 ms  2.830 ms
 3  tokyo10-ntteast1.flets.2iij.net (210.149.34.229)  4.007 ms  3.402 ms  3.469 ms
 4  tky001lip31.iij.net (160.13.162.5)  3.701 ms  3.931 ms  4.314 ms
 5  tky001bb11.iij.net (210.138.115.213)  3.559 ms  4.225 ms  3.730 ms
 6  tky001ix02.iij.net (58.138.100.58)  3.861 ms
    tky001ix04.iij.net (58.138.100.66)  3.290 ms  3.921 ms
 7  202.232.1.86 (202.232.1.86)  2.894 ms  5.158 ms
    72.14.242.38 (72.14.242.38)  4.194 ms
 8  108.170.242.129 (108.170.242.129)  5.690 ms  4.606 ms
    108.170.242.97 (108.170.242.97)  5.103 ms
 9  216.239.62.25 (216.239.62.25)  7.656 ms
    216.239.62.23 (216.239.62.23)  3.683 ms
    216.239.62.25 (216.239.62.25)  3.592 ms
10  nrt12s01-in-f3.1e100.net (216.58.197.131)  3.260 ms  4.623 ms  3.679 ms

DHCP

  • Dynamic Host Configuration Protocol
  • IPアドレスを動的に変更するプロトコル
    • 一台ごとにIPアドレスの設定をしなくても勝手にやってくれるので、楽
    • 一般家庭ではルーターにこの機能が備わっている
      • 確かにIPアドレス設定した覚えはない
    • 組織などではDHCPサーバーを設定する。
      • DHCPサーバーを複数設定する場合は、DHCPリレーエージェントを用いる。

NAT

  • Network Address Tramslator
  • プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する
  • IPv4のアドレス枯渇問題を受けて誕生

IPトネリング

  • IPv4とIPv6の通信を可能にする
    • ネットワークがどちらかのプロトコルしかサポートしていない場合に、通信できない問題を解決する
  • IPヘッダ(v4)の後に、IPヘッダ(v6)をつけることによって解決する

参考

「マスタリングTCP/IP」入門編 第5版

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